いまわたしたちにできること~美容・健康・環境も~

脚が太く見えるかも…! 筋肉太りやむくみにつながる「NG習慣」

多くの方は上半身の重みを脚に乗せて、脚だけで体を支えて歩いています。そのような歩き方になる原因は、“姿勢の崩れ”かもしれません。歩くだけで疲れるようなら、脚がむくみやすい姿勢になっている可能性も…。ヨガインストラクターの筆者が、筋肉太りやむくみにつながる「NG習慣」と、体幹を整えるストレッチをご紹介します。

歩き方で強化されてしまうむくみ脚

脚が太く見えるかも…! 筋肉太りやむくみにつながる「NG習慣」

マッサージや脚やせエクササイズをしても、脚に負担のかかる歩き方をしていたら意味がないでしょう。効果を打ち消すどころか、歩くたびに余計な力みや筋トレを繰り返すことになってしまうかも…。脚の太さやむくみに悩んでいる方は、歩き方と歩くときの姿勢を意識して変えていきましょう!

膝を曲げた行進歩き

猫背さんに多いのが、歩くときに膝の裏が伸びず、膝を曲げたまま行進するように歩くスタイル。歩幅が浅いのも原因のひとつといえますが、後ろ足を地面から離すときに膝が伸びきらず、曲がったまま歩いていたら要注意です。前に出した脚が地面に着地する際、ふくらはぎに力が入ったまま踏みしめる形になってしまいます。

これでは、地面に脚が着地するたびにふくらはぎに力が入ってしまうでしょう。本来は歩くたびに足首がしなることでふくらはぎが伸縮し、血液の循環を促しますが、それが毎回力で止められているようなイメージです。

行進歩きをしているときは足首も硬くなっており、むくみ脚やたくましいふくらはぎになりやすくなります。

太ももを太くする姿勢

立っているときに、膝の裏をピンと張りすぎていませんか? 膝の裏を伸ばしすぎると、自然と腰が反り、お腹を前に突き出したような姿勢になります。すると骨盤が歪み、体を支えにくい体勢に。

このような体勢では、歩くたびに腰が反ってしまい、太ももの前や横に力が入ります。反対に骨盤を支えるのに大切な内ももやお尻の力は使えないため、下半身全体が痩せにくく、お肉がついた印象になりかねないのです。

太ももの裏をストレッチして歩くフォームを整えよう

上記の歩き方や姿勢は、下半身にかなりの負担がかかりやすい状態です。上半身の筋力がうまく使えないため、下半身だけがたくましくなっていく可能性も。まずは足運びを軽くして、太ももの後ろ側やお尻、内ももが使えるように体勢を整えましょう!

太ももの裏をストレッチして歩くフォームを整えよう

1.両脚を腰幅に開きます。

2.膝の裏を少しだけ緩めて緊張させないようにしましょう。
そうすることで股関節周りに余裕ができるはず。股関節を外側へ回転させるイメージでお尻を意識します。

太ももの裏をストレッチして歩くフォームを整えよう

3.後方へお尻を突き出しながら、膝を曲げて上体を屈ませ、肘を膝の上におろします。
お尻を後方斜め上に突き出すようにしながら、足の裏で床をしっかり踏みしめましょう。太ももの後ろ側とお尻との境目、膝の少し上が伸びているのを感じてみてください。太ももの後ろが縮んでいると感覚を感じにくいので、丁寧にポジションを探します。

4.30秒キープします。
終えたら一度リラックスし、3セット行います。

引っ張る力がポイント

上記のストレッチは、太ももの後ろを引っ張る力を維持するのがポイントです。30秒もキープしているときつくなってくるかもしれませんが、太ももの後ろが硬くなっている証拠なのでしっかりと伸ばしてください。そのあと歩いてみると足運びがかなり楽になり、歩きやすさを実感できると思います。

歩き方は体型を左右する要因の一つなので、下半身だけが疲れやすい人は是非行ってみてくださいね。

©Indeed/gettyimages

筆者情報

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】をホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より植物療法とヨガセラピーを組み合わせ「心と体と性化学」講座として 女性の体の整え方、フェムケア、セクソロジーに特化した講座を開講。