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無意識に“痩せにくい体”になっているかも… ダイエット中の「NG習慣」と「OK習慣」

「ダイエットしているのになかなか痩せられない......」とお悩みの方は多いのではないでしょうか? それはもしかしたら、ダイエットのやり方に問題があるのかも。今回は現役ヨガインストラクターの筆者が、“痩せやすい生活習慣”とおすすめの簡単運動法をご紹介します。ぜひダイエットやボディメイクの参考にしてみてくださいね!

ついついやってしまうNG習慣

ついついやってしまうNG習慣

理想のボディラインを叶えるには、まずは“痩せやすい体質”をつくってあげることが大切! 痩せ体質を目指すとき、下記の「NG習慣」に当てはまるものがあれば要注意です。

▪️不規則な食生活
▪️早食い・ながら食いをしてしまう
▪️外食が多い
▪️お酒をよく飲む
▪️ジュースが好き
▪️濃い味付けが好き
▪️睡眠不足
▪️運動不足
▪️姿勢が悪い
▪️お風呂はシャワーのみ

太りやすい生活習慣は様々ありますが、とくに「食事」「睡眠」「運動」が重要なポイント。まずは自分の生活習慣を見直してみることから始めましょう。

今日から意識したいOK習慣

では、今日から始められる“痩せ習慣”のポイントをご紹介します。毎日の生活に組み込めるものから、少しずつ増やしていきましょう。

極端な食事制限をしない

極端な食事制限をすると、体が“飢餓状態にある”と認識し、脂肪が余計に蓄えられてしまうことも……。一時的に体重は落ちても、太りやすい体質につながる可能性が高くなってしまいます。

また、食事を抜いたり、次の食事までの時間が空きすぎたりすることも、一気にたくさんの量を食べてしまう原因となり、カロリーオーバーしやすい状態に。できるだけ決まった時間帯に食べるようにしましょう。

栄養のバランスを見直し、ゆっくり食べる

栄養のバランスを見直し、ゆっくり食べる

健康的に痩せるためには、野菜だけを食べる、スムージーだけを飲むなど、片寄った食事法もあまりおすすめできません。痩せ体質を作るためには、たんぱく質、脂質、炭水化物をバランスよく摂ることが大切とされています。

特にダイエット中は、脂質と炭水化物は適量に抑え、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維を積極的に摂るように心掛けましょう。

また、食べ物をゆっくりとよく噛んで食べることにより、満腹中枢が刺激され、満腹感を早く感じるようになるといわれています(※1)。「つい食べすぎてしまう」という人は、よく噛んでしっかり味わいながら食べるよう意識してみてください。

質の良い睡眠を目指す

質の良い睡眠を目指す

睡眠は、筋肉の成長や脂肪の分解に関係する「成長ホルモン」と深く関わりがあるといわれています。また、慢性的な睡眠不足は、食欲を増進させる可能性も(※2)。

健康的な痩せ体質を手に入れるためには、質の良い睡眠をとることも大切だといえます。

姿勢を整える

猫背や反り腰などの悪い姿勢も、痩せにくい体質を招きやすい傾向が。悪い姿勢をとり続けると、筋肉が衰えて基礎代謝が低下する可能性があり、太りやすい体質につながってしまうと考えられます。

適度な運動

1日に摂取したカロリーを消費するには、適度な運動が大切です。筋肉量が多いほど基礎代謝も高くなるとされるため、カロリーを消費しやすくなるでしょう。

「なるべく階段を使う」「駅まで歩く」「家でできるトレーニングやストレッチを行う」など、日常的に体を動かすことを意識してみてください。

“ながら”でOK! 超簡単エクササイズ

運動の習慣がないと「何から始めたらいいかわからない」という方も多いはず。そこで筆者がおすすめするのは、「かかと上げ下げエクササイズ」です。

“ながら”でOK! 超簡単エクササイズ

やり方はとっても簡単! 踵をゆっくりと上げ下げするだけ。ふくらはぎの筋肉を意識して行うことがポイントです。

ふくらはぎの血管は、血液を心臓に送り返すポンプのような働きをしているといわれています。ふくらはぎを鍛えることで全身の血液循環がよくなり、脂肪の燃焼を促すことも期待できるでしょう。

OK習慣と簡単エクササイズで痩せ体質に

OK習慣と簡単エクササイズで痩せ体質に

今回ご紹介したエクササイズは、お料理中や歯磨きのときなどにも手軽にできるので、日常生活に取り入れやすいはず。ぜひ今日から試してみてくださいね。

生活習慣の見直しと簡単な運動によって、健康的で痩せやすい体質を目指しましょう!

©︎Ushico/Mills/takeuchi masato/zak/PIXTA(ピクスタ)

【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 速食いと肥満の関係 -食べ物をよく「噛むこと」「噛めること」
※2 厚生労働省.e-ヘルスネット 睡眠と生活習慣病との深い関係

NATTY/池田夏子
YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深め、帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどにも出演。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ウェルネスコミュニティ「The Wellness Laboratory」主宰、マッサージセラピストなど多岐に渡って活動中。