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無駄買いも防げて節約になります! 管理栄養士が「買い物時に気をつけていること」5つ

スーパーで買い物をするときに、目新しい商品や割引されている商品に手が出てしまい、つい買いすぎてしまうことはありませんか? いくつかコツを意識することで、無駄な買い物を防ぎ、食費を浮かせることにつながります。今回は、管理栄養士の筆者が買い物をする際に「無駄買いを防ぐ」ために気をつけていることをご紹介します。

常備する食材を決めておく

常備する食材を決めておく

常に家に置いておきたい「常備食材」をストックしておきましょう。おすすめは日持ちして使い勝手が良く、コストが抑えられる食材です。玉ねぎやじゃがいも、大根や人参など、さまざまな料理に使えて日持ちがする野菜を備えておくと便利です。

また、ツナ缶やトマト缶、鯖缶などの缶詰類もストックしておくとよいでしょう。かなり日持ちがするので災害時の非常食としても役立ちます。

冷蔵庫の中身をチェックして買い物リストをつくる

冷蔵庫に十分なストックがあるのに、追加で食材を買ってしまったという経験はありませんか? 日持ちする食材ならいいのですが、傷みやすい食材の場合は使いきれずに無駄になってしまう可能性があります。余分なものを買わないためにも、買い物に行く前には冷蔵庫の中をチェックして買い物リストを作っておきましょう。

筆者は常備しておきたい食材や調味料が無くなったら、忘れないうちにスマートフォンのメモ帳に「買うものリスト」としてメモしています。

スーパーで買う日は週に1~2回程度にする

無駄買いも防げて節約になります! 管理栄養士が「買い物時に気をつけていること」5つ

スーパーで買い物をすると、割引商品や嗜好品などにも目移りしてしまい、つい買いすぎてしまうこともあるでしょう。毎日のように買い物をすると、その分「ついで買い」が多くなりがちです。スーパーで買う日は週に1~2回程度に抑えましょう。

また、いつも買い物するお店を決めておくことで、常備しておきたい食材の値段や、陳列場所を把握しておけるので、スムーズに買い物ができます。

大まかに1週間分の主菜を決めてから買い物する

1週間分の献立をしっかり立てたとしても、予定通りに行かないことが多いですよね。そこで、買い物をする前に、肉・魚・玉子・大豆製品など主菜となる食材を1週間分決めておくことがおすすめです。

こうすると無駄な買い物を防ぐだけでなく、バランスの取れた食生活を送ることにつながり、健康的な食卓を目指せます。

冷凍保存しやすい食材をストックする

冷凍保存しやすい食材をストックする

食材を購入したら、すぐに使わないものは下処理して冷凍保存しておくことで、「使いきれずに傷んでしまった」という事態が防げます。

野菜やきのこなどは1回に調理で使う分を小分けして冷凍しておくと、すぐに調理ができて便利。肉や魚は味付けして冷凍保存もできます。ただし葉物野菜や刺身などは冷凍に向かないので、早めに食べきりましょう。

買い物のポイントを意識して、賢く節約しましょう

冷蔵庫の中身や献立計画を立てて買い物をすると、「ついで買い」を防ぐことができます。また、まとめて食材を買った場合には冷凍保存もうまく活用してみてください。今回お伝えした買い物のポイントを意識して、節約しながら健康的な食生活を送りましょう。

©️Olga Rolenko/d3sign/gettyimages
©︎Ryozo/PIXTA(ピクスタ)

寺内麻美
管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。