食費を抑えて満足感もあり!【管理栄養士直伝】節約にもなる「おすすめの“かさ増し食材”」5つ
秋はあらゆる食べ物が旬を迎え、食事が楽しい季節ですよね。とはいえ、家計のことを考えると、なるべく食費を節約したいと思う方も多いのではないでしょうか。そんなときに役立つのが、リーズナブルな価格でかさ増しできる食材の数々。そこで今回は、これからの季節におすすめな「かさ増し食材」を5つご紹介します。
かさ増し食材を選ぶポイント
そもそも、かさ増しに向いている食材はどのようなものでしょうか。食事の満足感を増やすことが一番の目的であれば、噛みごたえのある食材を選ぶことがポイントです。
よく噛むことは満腹感を得やすいだけでなく、ダイエット効果も期待できるでしょう。特に食物繊維が多い食品は噛みごたえがあるものが多いため、野菜・海藻・きのこ類はかさ増し食材として優秀です。
今の季節にもおすすめ! かさ増し食材5つ
れんこん
シャキシャキした食感が特徴であるれんこんは、かさ増し食材として使いやすい食材です。すりおろしてハンバーグやつくねなどの“つなぎ”として使うと、もちもちとした食感が楽しめます。
ただし糖質が多いため、ダイエット中の方は食べすぎないように気をつけましょう。
エリンギ
きのこは食物繊維が多く、噛みごたえがあります。特にエリンギは食物繊維が豊富に含まれているため、かさ増し食材として使うとよいでしょう(※1)。大きめにカットして肉巻きにしたり、細かく切ってハンバーグに加えたりしてボリュームを出すようなレシピもおすすめです。
高野豆腐
高野豆腐はたんぱく質が豊富に含まれていて低カロリー。乾燥状態で長期保存もできて、買い置きに便利な食材です。高野豆腐そのものは淡白な味なので、工夫次第で和洋中さまざまなレシピに応用できます。定番の煮物以外にも、酢豚やカレーなどに肉の代わりとして使うことで、ボリュームも出て満足感のある料理となりますよ。
ささみ
ささみは低脂質でたんぱく質が豊富な、ダイエット中は特におすすめの食材です。コストも抑えられるため、節約しながらかさ増ししたい方にはぴったりでしょう。チンジャオロースや南蛮漬けにしたり、野菜を巻いてボリュームを出したりすれば満足感のあるメイン料理に変身します。
白菜
鍋の具材といえば、白菜が欠かせません。これから冬にかけておいしく食べられる白菜は常備しておくとよいでしょう。短時間で味がしみ込みやすく、和食でも洋食でも使いやすい食材です。クリーム煮やロール白菜にしたり、きのこや豆腐など他のかさ増し食材と一緒に煮物にしたり。余った分も浅漬けにして常備菜として活用できます。
かさ増し食材で食欲の秋を楽しもう
かさ増し食材を上手く使えば、コストもカロリーも抑えながら満足感が高い食事ができますよ。今回お伝えした食材を取り入れて、さまざまな食事を楽しんでみてくださいね。
【参考】
※1 文部科学省.日本食品標準成分表2020年版(八訂)
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