コンビニですぐ買えます!【管理栄養士監修】お手軽すぎる「ダイエット食材」7選
今の時期、「夏に向けて本格的にダイエットしたい」と考えている人もいるでしょう。サラダや豆腐など、ダイエットに良さそうな食材は知っていても、毎日そればかりでは飽きてしまい、挫折にもつながりかねません。そこで今回は管理栄養士の筆者が、コンビニでも手軽に買える、ダイエットにおすすめの食品をご紹介します。ダイエット食のレパートリーを増やしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ダイエット中に摂りたい食材とは
ダイエットは、単に食事量を減らせばいいというわけではありません。筋肉量を維持、または増やしながら体脂肪を落としていくことが、健康的なダイエットを成功させるポイントです。そのためにはバランスの良い食事を心掛け、糖質や脂質などを摂りすぎないように気を付けた方が良いでしょう。
また、食物繊維を多く含む食品は満腹感を得やすく、便通を良くする効果も期待できるため、ダイエット中の強い味方です(※1)。
ダイエット中の食事にプラスしたい食品
ここからは、コンビニなどでも手に入りやすく、ダイエット中の食事にプラスすると良い食品を4つご紹介します。筋肉のもととなるたんぱく質が多く摂れるもの、食物繊維を多く含むものなどを選んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。
焼き鳥
焼き鳥は、サラダチキンに比べてカロリーが高いイメージがあるかもしれません。しかし、焼き鳥は調理の過程で油が落ちるため、カロリーを抑えやすいのです。ただし、鶏肉の皮には脂質が多く含まれているため、鶏もも肉やねぎまなどのほうがおすすめ。
最近は、コンビニの冷凍食品コーナーでも焼き鳥を見かけるようになりました。味付けは「タレ」よりも「塩」のほうが糖質を抑えられるため、できるだけ塩を選びましょう。
ゆでたまご
たまごはコレステロールが高いというイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、たまごは良質なたんぱく質を含み、糖質も少ないため、筋肉量を増やしたい人にはおすすめの食材です。特にゆでたまごは、たまご焼きなどに比べて余分な油を抑えられることから、ダイエット中にぴったりです。
ただし、たまごには脂質も含まれています。脂質を抑えたい人は、1日1個までと上限を決めておきましょう。
餃子
餃子にはダイエットのイメージがないかもしれません。しかし、ひき肉や野菜など、実は栄養バランスが整っている食品なのです。最近ではコンビニの冷凍・冷蔵品コーナーでも餃子を見かけます。何を食べるか迷ったときは、餃子を選ぶのも良いでしょう。
餃子を食べる際の注意点として、一緒にご飯を食べると糖質が多くなりやすいため、なるべく控えめにしてください。また、ラー油を使うと脂質が多くなり、ダイエットには不向きです。酢や醤油、こしょうなどを使うようにしましょう。
枝豆
低カロリーで食物繊維を多く含む野菜は、ダイエット中に積極的に摂りたい食材です。特に枝豆は、野菜のなかでもたんぱく質を多く含むため、食事にプラスすると良いでしょう。
最近では、冷凍野菜コーナーで枝豆をよく見かけます。冷凍野菜なら必要な分だけ摂りやすいので、お弁当や食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ダイエット中のおやつにおすすめの食品
ダイエット中でも甘いものやお菓子が食べたくなりますよね。ここからは、コンビニで手軽に購入できるおやつを3つ紹介します。
グミ
意外かもしれませんが、グミはダイエット中にもおすすめのおやつです。間食で摂るカロリーは、1日あたり200kcal程度が推奨されています(※2)。コンビニで購入できるグミは、100kcal~200kcal程度の商品が多く、理想のカロリー内に収まります。また、グミは噛み応えがあるため、満足感も得やすいでしょう。
ただし、なかには300kcal以上の商品もあるため、購入する際には栄養成分表示をよく確認してください。
氷菓
これから暑くなるにつれて、アイスが欲しくなるときもあるでしょう。そのような場合は、パッケージに「氷菓」と書いてあるアイスをなるべく選んでみてください。氷菓はシャーベットタイプのさっぱりとしたものが多く、脂質が少ないためカロリーも抑えられます。
カップアイスやソフトクリームなどは乳脂肪が多く含まれているため、ダイエット中はなるべく控えるか、小さめのサイズを選ぶと良いでしょう。
甘栗
甘栗は食物繊維を多く含み、自然の甘さで満足感も得やすい食品です。コンビニサイズならダイエット中でもちょうどいい量で、おやつにぴったりでしょう。
ただし、糖質も多く含まれているため、食べすぎないように気を付けてください。
手軽に摂れる食材でダイエットしましょう
ダイエットは日々の積み重ねが結果につながるため、無理なく継続することが大切です。コンビニ・スーパーなどで手軽に買える食材をうまく活用すると、ダイエットを継続しやすいですよ。夏に向けて、ストレスの少ないダイエットで理想の体型を目指しましょう。
【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 食物繊維の必要性と健康
※2 厚生労働省.e-ヘルスネット 間食のエネルギー(カロリー)
©︎d3sign/ranmaru_/WRS Photos/gettyimages
©︎Nobuyuki Yoshikawa/Aflo/gettyimages
筆者情報
寺内麻美
管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。