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いつものスープがひとつ上の味に! 料理家・川上ミホさん考案「心とカラダを整えるスープ」を紹介

春先の朝晩はまだ肌寒さもあって、カラダを冷やしてしまいがち。また季節の変わり目でちょっとお疲れ気味かもしれません。しっかりと栄養を摂れる温かいスープで、カラダを暖かくしましょう。専門家に教えてもらった美味しい天然水でつくる「カラダを温め、心を整えるスープレシピ」をご紹介します。

体調を崩しがちな春先におすすめのスープとは?

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春は気温の変化が激しく、少し薄着になることもあってカラダを冷やしやすく、体調を崩しやすいです。冬の疲れがどっと出る時期でもあります。

そんな時期は飲むとポカポカしてきて、心とカラダを整えてくれる栄養満点のスープがおすすめ。

今回は、フードディレクターとしても活躍する料理家の川上ミホさんに監修していただき、富士山の銘水を使った宅配水ウォーターサーバー「FRECIOUS(フレシャス)」の天然水を使ったスープレシピを3つご紹介します。

天然水がスープにおすすめの理由

ーー川上さんは、多くの媒体でレシピ開発を行う、食のエキスパート。 軽井沢を拠点にした、ナチュラルなライフスタイルにも注目が集まっているインフルエンサーでもあります。

今回教えていただいたレシピは、どれも天然水を使ったもの。どうしてあえて天然水を使うのでしょうか?

川上さん 天然水の中でも軟水は素材への浸透率が高いので、美味しいスープを作るのに向いています。素材の旨みや味わいを引き出したり、野菜をやわらかくしたりする働きがあります。

普通に茹でるだけのときは、野菜の茹で汁は捨ててしまいますが、スープなら野菜やお肉、魚介などを煮込むときに出る旨味成分や栄養も丸ごといただけます。軟水の天然水は、まさにスープにぴったりの水なのです。

春先にぴったりの心とカラダに染みる天然水スープレシピ3選

ーーでは早速、その軟水の天然水を使ったスープレシピを教えてもらいましょう。春を感じるいまの時期でも、冬が旬の素材を使うことがおすすめなのだそう。

川上さん 冬が旬の素材はカラダを温め、栄養がたっぷりで、糖度が増して甘くなるものも多いので、コトコト煮込むスープや鍋にぴったりです。

1品目 鶏肉と山芋のスープ

「鶏肉と山芋のスープ」

川上さん 古くから滋養強壮にいいといわれている山芋は、疲れを感じたときにおすすめの食材です。食物繊維も豊富でさまざまな酵素が胃腸の働きを助けます。

また炭水化物やアミノ酸を効率よくエネルギー代謝させるのに欠かせないビタミンB類も豊富。ビタミンB類が足りないと疲労や倦怠感が出やすいともいわれています。

水溶性の成分も多いため、煮汁ごといただけるスープが適しています。山芋の皮の部分にも栄養素が多く含まれているので、むかずにコンロの火であぶって、ひげを燃やして使うのがポイントです。

【材料(4人分)】
天然水        :800cc
骨付き鶏もも肉    :500g
山芋         :300g
細ねぎ または あさつき:適量
塩          :小1
ごま油        :小1

【作り方】
(1)鍋に天然水と鶏肉を入れて沸騰したら 弱火にして15分加熱する。アクは最初だけ取ればOK。

(2)塩で味を調える。

(3)包丁の柄で大きめに砕いた山芋を入れて、軽く火を通す。

(4)仕上げにみじん切りした細ねぎをちらし、ごま油を垂らす。

2品目 レンコンのすり流し

「レンコンのすり流し」

川上さん レンコンは、秋から冬にかけて旬の食材。秋のレンコンはあっさりさっぱりしていて、少し寝かせてから収穫する冬は炭水化物の糖化が進み、甘くねっとりとした食感に変化します。

ビタミンCやポリフェノールなど体内の酸化ストレスから細胞を守る栄養素や、腸内環境を整える食物繊維、消化を助けてくれる酵素のアミラーゼなども胃腸の疲れを癒してくれます。

薬膳の世界ではレンコンは秋の食材ですが、カラダをうるおす働きがあるといわれ、粘膜や肌を守り咳や喉の痛みにも効果があるとされています。

【材料(4人分)】
天然水を使った和風だし :600cc (お湯600ccに対してかつお節12g)
レンコン        :160g
練りごま        :大1
塩           :小1
七味          :少々
白ごま         :少々

【作り方】
(1)レンコンをすりおろす。

(2)だしとレンコンを鍋に入れて、弱火でこげないようにコトコト煮る。

(3)練りごまと塩を溶き入れて、七味と白ごまをちらす。

3品目 リンゴとハチミツのスープ

「リンゴとハチミツのスープ」

川上さん 天然の甘みであるハチミツは、自然が育んだビタミンやミネラル、抗酸化成分が豊富です。抗酸化成分はカラダを酸化ストレスから守り、免疫にもよい効果が期待できます。水飴などが加えられていない非加熱処理のハチミツがおすすめです。

【材料(4人分)】
天然水       :400cc
リンゴ       :大2個
ハチミツ      :大2
レモン       :小1
しょうが      :8g
※1歳未満のお子様はハチミツが食べられないので、メープルシロップなど他の甘味で代用ください。

【作り方】
(1)しょうがをすりおろし、ラップをしてレンジで温める。(600w、20秒が目安)

(2)すりおろしたリンゴにレモンの絞り汁とハチミツを加えて軽く混ぜる。

(3)天然水を入れてよく混ぜ合わせ、スライスしたリンゴをトッピング。

ーー春先の体調管理は特に大切。これらのスープで温まり、栄養をたっぷり摂取すれば、心とカラダが整って元気に春を迎えられそうですね。

Information

<教えてくれた人>

川上ミホ(かわかみ・みほ)さん

川上ミホさん

料理家・フードディレクター。食のエキスパートとして、レシピ開発や地方創生プロジェクトにも携わる。JSA認定 ソムリエ、AISO認定オリーブオイルソムリエ、オーガニックコンシェルジュの資格を持ち、東京と軽井沢の2拠点で活動。

<筆者情報>

椎原茜
ライター。記事を通して、読者の方々に役立つ情報を知ってもらい、ハッピーかつ快適な生活を送っていただきたいという思いで執筆中。

(C)Art_Photo /AdobeStock