「やめたら睡眠の質が高まりました!」女性約100人調査「眠りの悩み&ぐっすり快眠法」
読者の皆さんは「いびき」や「歯ぎしり」の悩みはありませんか? 自分がいびきや歯ぎしりをしなくても、パートナーや家族が激しくてなかなか寝つけない…そんなお悩みもあるかもしれません。今回は、anan Beauty+ clubのメンバー約100人にいびき、歯ぎしりについてのエピソード、解決法をアンケート。三者三様に抱えている悩み、不快感を解消し、ぐっすり眠る具体的なヒントなど豊富なアンケート内容をまとめました!
Q. あなたはいびきをかきますか?
最初に「Q.あなたはいびきをかきますか?」と聞くと「はい」が「いいえ」を少し上回る結果となり、「わからない」と回答した人は少数でした。
「はい」と回答した人は、どうして自分がいびきをかいている、かいていたということがわかりましたか?
家族に指摘された
「月に2回ほど、眠りに入るときに小さい音でかくことはあります。あと花粉症などで鼻が詰まっているとき。もともと『寝言がすごくて面白い』って家族や友達、彼氏に言われていて、気になったので寝言を聞くために“いびき対策アプリ”を入れたら判明しました」(31歳・専門職)
「家族に言われた。深夜に、自分のいびきで目覚めたこともある。うるさいなーって起きたら自分1人しかいなかった」(40歳・専門職)
「家族や彼に言われたから」(26歳・会社員)
「夫にうるさかったと言われた」(33歳・主婦)
「疲れていた時に、『今日はいびきかいてたよ』と、パートナーに言われた」(39歳・専門職)
「毎日ではないようなのですが、たまにいびきをかいていると夫に指摘されます」(31歳・会社員)
自分のいびきで起きたことがある
「エステでぐっすり寝てしまったが、自分のいびきで起きた」(29歳・会社員)
「自分のいびきで目が覚めたことが何度もあるから」(39歳・無職)
自分がいびきをかいているかを知るきっかけは、家族からの指摘が多く、次に自分で気づく人がいました。
付き合いたてのパートナーと一緒にいるときや、エステなどのお店で寝ているときに自分が大きないびきをかいていたら恥ずかしいけれど、寝ているときの状態をコントロールするのは難しいですよね。
そこで、anan Beauty+ clubのメンバーが実際に行っている改善法はどんなことなのか具体的に聞きました!
いびきを改善するためにしたこと、その効果を教えてください
「お風呂でリラックスして、その後スマホを使用せず、間髪いれずに目元用のめぐりズムをして寝る」(40歳・専門職)
「花粉症シーズンは鼻詰まりにならないための漢方を飲む!」(31歳・専門職)
「仰向けだとイビキをかきやすく、横向きで寝るとイビキをかきにくいとテレビで見たので、横向きで寝るようにしている。寝てるうちに寝返りしちゃうので効果は謎です」(39歳・無職)
いびき解消のポイントは、「リラックス」、「鼻づまりを解消しておく」、「横向きに寝る」でした。
入浴後スマホを触らずに入眠、横向きに寝るは、今すぐできることなので、いびきを解消したい人はぜひトライしてみましょう!
Q. これまで、同室で一緒に寝る人のいびきに悩まされたことはありますか?
YESの人に伺います。相手にいびきを指摘したことがありますか?
次に、自分以外のいびきに悩まされたことがあるかと聞くと、6割以上が「YES」と回答。
さらに、YESと回答した人の9割以上がいびきをかいていた本人に指摘したことがあることがわかりました。
理由を教えてください。
「あまりにうるさいと、指摘することもあります。どうしようもないのですが、伝えるだけ伝えたいので(笑)」(31歳・会社員)
「うるさくて中途覚醒してしまったので」(35歳・会社員)
「家族と旅行に行った時に、父親のいびきがうるさすぎて眠れず、ロビーのソファで寝たことがあり、そこから先に寝ないでと頼んでいる」(39歳・無職)
「小さい頃は家族全員で寝ていて、父親のいびきがひどくて伝えた」(35歳・会社員)
「夫のいびきがうるさくて、生活に支障が出るレベルだったから」(39歳・専門職)
「父親のいびきがうるさくて、旅行のとき部屋を分けても地響きレベルのため眠れず……どうにかして!とお願い。睡眠時無呼吸症候群もあったのでCPAPを使うようなり、旅行にも持参してくれるように。父も日中の疲労感や眠気が明らかに改善したとのことで、家族みんなhappyです!」(31歳・専門職)
「友人の家に泊まりに行ったら、大きなイビキで眠れなかった。けれど一泊だけだったし、伝えませんでした」(46歳・自営業)
回答にもあったように男性は「睡眠時無呼吸症候群」を患う人も多く、いびきが途切れるなどの変化があった場合、家族が気づくことで病気が判明するきっかけになります。大きないびき改善にもつながるので、日頃から家族が気にかけてあげると安心ですね。
Q. あなたは歯ぎしりをしますか?
次に「歯ぎしり」についてアンケートを行いました。
anan Beauty+ clubのメンバーに「Q. あなたは歯ぎしりをしますか?」と聞くと最も多い回答が「いいえ」で、次に「わからない」「はい」「過去に悩んでいた」と続きます。
では、いびき同様に自分が歯ぎしりをしていると知ったきっかけを深掘りリサーチ!
「はい」「過去歯ぎしりに悩んでいた」という人に伺います。どうして自分が歯ぎしりをしている、していたということがわかったのですか?
「歯医者で言われた。歯ぎしりや頬の内側を噛むクセによる化膿が多発していた」(40歳・専門職)
「歯医者で指摘された」(29歳・会社員)
「歯ぎしりかはわからないけれど、噛み合わせが強過ぎて歯が4本ほどかけた。歯医者さんに行った時に指摘されて気づいた」(39歳・専門職)
「歯医者の定期検診で、1本の歯だけすり減っていることがわかり、歯ぎしりを指摘されました」(27歳・会社員)
歯ぎしりをしているかは、歯医者の定期健診時に歯のすり減り具合のチェックで判明することが多いようです。
歯ぎしりを改善するためにしたこと、その効果を教えてください。
「マウスピースを作り、就寝時につけている」(29歳・会社員)
「病院でマウスピースを作りました。今も就寝時はつけています。朝、頭痛がなくなり、今のところ快適です!」(27歳・会社員)
「マウスピースも投げちゃうのでやはり寝る前のリラックスとストレッチくらいしかない」(40歳・専門職)
「強く噛んでしまう時に、脱力して口を開ける」(39歳・専門職)
歯ぎしりの改善法を聞くと「マウスピース」が基本のよう。
煩わしくてマウスピースを外してしまう人は、いびき同様にリラックスすると良いようです。しかし、リラックスを心掛けても「寝ているときに歯ぎしりしないようにする」と意識してしまうこともあるでしょうし、かえって自分にストレスを与えることにつながるのでマウスピース以外の改善法は、心の持ちようになるので難しいですね。
Q. これまで、同室で一緒に寝る人の歯ぎしりに悩まされたことはありますか?
YESの人は、相手に歯ぎしりのことを指摘したことがありますか?
理由
YES
「翌朝本人に伝えた」(40歳・専門職)
「彼がすごい音で歯ぎしりをして、その音で起きてしまったので翌日伝えた」(39歳・無職)
「歯が削れたらもう戻らないので指摘した」(39歳・専門職)
「友達とお泊りをしたら歯ぎしりがすごくて、その子は元々エラの張りに悩んでいたので歯ぎしりのせいじゃないかと伝えました!」(31歳・専門職)
「食いしばる癖があると、肩こりなどの弊害があるので、それの改善ができればいいなと思って」(33歳・主婦)
NO
「いびきよりセンシティブだと思ったので」(35歳・会社員)
「これまで、同室で一緒に寝る人の歯ぎしりに悩まされたことはありますか?」と聞くと、半分以下が「YES」と回答。
さらにYESと回答した人のなかで8割以上が、相手の歯ぎしりを指摘したことがあるということがわかりました。
指摘した理由、指摘しなかった理由それぞれ三者三様ですが、歯は、歯ぎしりによってすり減ると元に戻らないので、割れてしまう前に声をかけてあげるほうが親切かもしれません。
その他睡眠にまつわる悩みがあれば教えてください。
足、肩、腕、首がだるい&痛い
「この時期クーラーで冷えすぎて足や腕がだるくて寝られない時があります。着圧ソックスを履いてもしんどい時もあります」(46歳・自営業)
「首や肩の痛みで眠れないことがあります。毎晩マッサージしてから寝るようにしています」(27歳・会社員)
口をあけて寝てしまう
「寝る時に口を開けて寝てしまうので、マヌケに見えるし、口も乾燥して喉が痛くなる」(33歳・主婦)
悪夢を見る、眠りが浅い
「逃げてる夢を見て朝から疲れた状態で起きる。暗いと寝れないのと、睡眠時無呼吸症候群のきらいもあり、同室で寝ている人からすると突然苦しむから驚くらしい。毎日ではないのでそんなに深刻には捉えていません」(40歳・専門職)
「眠りが浅く、少しの物音でも起きてしまう」(39歳・無職)
難病と言える、特発性過眠症
「特発性過眠症という病気で、日中の眠気が病的に強く出てしまいます。学生のときは授業中寝てしまうのが悩みで、ありえない場面(例えば卒業式の練習中立って歌いながら寝落ちするなど)で大変でした。今は、診断も降りて頓用の覚醒のための薬をもらったのと、睡眠時間をしっかり確保できる仕事に変えて日中の寝落ちに悩まされることはなりました。
私はこの症状の一番古い記憶は小学生なのですが、大学卒業するまでまさか病気だとは思わず『自分は堪え性がないんだ、やる気があるつもりなのになぜか寝てしまう』と思っていたし、周りからもこれで怒られることが多かったです。同じ悩みを持っている人がきっといるので、このことが広まって悩みから救われる人がいると嬉しいです」(31歳・専門職)
「特発性過眠症」は、突然眠気に襲われる「ナルコレプシー」とは違う病気で、現在患者も少なく、また治療法も確立されていない難病指定と言える病気。もし同じような症状で心当たりがある人は、ひとりで抱え込まず、かかりつけ医に相談から初めてみましょう。
以上がアンケート結果でした。
酷暑で寝苦しい以外にも、いびきや歯ぎしりなど睡眠に関するお悩みは多岐にわたります。今回の記事を参考にぐっすり眠れますように!
<筆者情報>
玉絵ゆきの(たまえ・ゆきの)
anan等Webメディアの記事執筆&書籍制作を手掛ける美容ライター。タレント、美容家、医師等のインタビュー実績も多数。書籍実績はこれまで5冊。現在は目下6冊目校了に向けて日々健闘中。
(C)andresr/Getty Images