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使い方知ってる? 新時代の月経アイテム「月経ディスク」を試してみた!

生理ナプキンやタンポン、月経カップなど、月経アイテムにはさまざまな種類がありますよね。そのなかでも今注目を集めている「月経ディスク」というアイテムをご存知でしょうか。今回は実際に「月経ディスク」を購入して、具体的な使い方や使用感、メリットとデメリットなどを徹底レビューしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

月経ディスクとは?

「Uusina (ウウシナ) 月経ディスク」

進化した月経用品として海外で誕生した「月経ディスク」。月経カップなどと同様に膣に挿入して使うアイテムですが、平たいディスク型をしているのが特徴です。

ナプキンと違ってムレる心配がなく、頻繁に交換する必要もなし。外出時に替えのナプキンを持って行ったり、ナプキンが足りなくなって急いでコンビニに駆け込んだりすることも無くなる、という商品のようです。

また月経カップよりも奥に配置するアイテムのため、使用時の違和感が少ないとされています。

「Uusina(ウウシナ)月経ディスク」について

「Uusina (ウウシナ) 月経ディスク」

筆者が今回購入したのは、医療用シリコンで作られた「Uusina(ウウシナ)月経ディスク」です。月経ディスクは使い捨てのものと、繰り返し使えるものがありますが、こちらは繰り返し使えるタイプ。

サイズは「スモール」と「ラージ」の二種類あり、「スモール」は容量42mLで直径65×60mm。「ラージ」は容量が68mL、直径72×65mmです。筆者は初めての使用で経血も少ない方なので「スモール」を選びました。

筆者が購入したときは3,980円で、月経カップに比べると少しばかり割高な印象です。

【商品詳細】
「Uusina(ウウシナ)月経ディスク」
サイズ:スモール/ラージ
価格:¥3,980 ※筆者購入時

具体的な使用方法

「Uusina (ウウシナ) 月経ディスク」

準備
使用前に煮沸消毒を行います。鍋で水を沸騰させ、ディスクを入れて約10分間煮沸しましょう。

挿入方法
1.挿入前に手を洗い清潔な状態に。
2.リム部分を親指と人差し指で握り、ディスクを8の字に持ちます。
3.垂直位置で下向きに持ち、膣口から挿入。人差し指でディスクを押します。
4.ディスクを尾骨側へ押し、リムが子宮頸部の後ろにくるように移動させます。
5.骨盤の後ろ側へリムを押し上げ、ディスク本体を子宮頸部の周りに配置します。

取り出し方法
1.取り出す前にもしっかりと手を洗い清潔にします。
2.トイレに座るか、片足を上にして立った状態で指を挿入し、ディスクの手前のリムに引っ掛けます。
3.中の経血が溢れないように、カップを水平に保ちながらゆっくりと引き出します。
※ディスクを地面と平行に保つのが、上手く取り出すポイントです!

実際に使ってみてわかったこと

挿入時

月経カップなどに比べて本体が大きめに感じて、入れる前は少し不安でした。しかし、手で潰して細くしながら挿入するのでタンポンのような感覚で挿入できました。

筆者の場合、どこに配置するのが正解なのか最初は分かりづらかったため、初心者の方は月経期間ではないときに練習したほうがいいと感じました。

今回、筆者は月経期間の終わり頃に挑戦したのですが、挿入中に手間取り、少し経血が漏れてしまいました。何度も繰り返し練習することで快適に使用できるようになると思います。

使用中

使用中はヨガや軽い運動をしても違和感なく、ムレも気にしなくていいので心地よく感じました! しかし本体の位置が分かりづらいときや使い始めたばかりの頃は、吸水ショーツやおりものシートを併用する方がより安心かと思います。

取り出し時

取り出すときも同様に、慣れるまで時間がかかりましたが、体勢を変えたり回数を重ねたりすることで、スムーズに外せるようになりました。ネイルしている方や、爪が長い方は膣内を傷つけないよう注意しましょう。

使用してわかったメリットとデメリット

使い方知ってる? 新時代の月経アイテム「月経ディスク」を試してみた!

筆者が実際に使ってみた目線でのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット
・最大12時間装着できる
・使用時の違和感が少ない
・何度も使えるので地球に優しく経済的
・シリコン製で洗いやすい
・においやムレがほとんど無い

デメリット
・挿入や取り出しに慣れが必要
・外出時に付けたり外したりしにくい
・爪が長い方、ネイルをしている方は注意
・煮沸消毒など手入れが必要

普段から膣内に挿入するアイテムを使っている方は比較的使いやすいと思いますが、ナプキンを使うことが多い方は慣れるまで難しく感じるかもしれません。良し悪しには個人差がありますが、「ナプキンを頻繁に変えるのが難しい」という状況や、デリケートゾーンのムレが気になるときは試してみる価値アリ。気になる方はぜひ一度使ってみてくださいね!

【参考】
『株式会社ガポ』公式サイト

NATTY/池田夏子
YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。