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朝晩“1回ずつ”でOKです! 夏バテ改善を目指す「簡単習慣」

毎日暑い日が続きますね。体力が奪われやすく、疲れも溜まりやすいこの時期は、夏バテに注意が必要です。今回は、すでに疲れが取れないと感じている方にも、夏バテを予防したい方にもおすすめのストレッチを、ヨガインストラクターの筆者がご紹介します。

重心が下に下がると疲れやすくなる!?

体がだるさを感じると、姿勢が丸まって上半身の重みが下半身にずっしりとかかりやすくなります。肋骨が下がり、内臓を圧迫する丸まった姿勢は、食欲不振や体の循環を滞らせる原因になることも。巡りが悪くなると疲れを感じやすくなり、夏バテを起こしやすくなるでしょう。

夏バテの改善を目指すなら、縮こまった肋骨周りから腰を伸ばし、重心が下がらないようにケアするのがおすすめです。朝晩1回ずつでいいので試してみてくださいね。

朝晩1回ずつの巡りストレッチ

朝晩1回ずつの巡りストレッチ

1.あぐらで座ります。
2.頭から背骨を上に伸ばし、腰は反らしすぎず楽にさせておきましょう。

朝晩1回ずつの巡りストレッチ

3.息を吸いながら、右腕を肩甲骨と肋骨の横から引き伸ばすように頭上へ上げて、左方向へ倒していきます。
このとき、肋骨の横を伸ばしていくように意識し、腰はカーブさせすぎないように注意します。

朝晩1回ずつの巡りストレッチ

4.息を吐きながら上体を前に倒し、背中から腕を左斜め前方の遠くへ引っ張っていくようにストレッチ。右の背中が伸びるのを感じましょう。
5.ここで3回呼吸します。

朝晩1回ずつの巡りストレッチ

6.息を吸うタイミングで胴体を右後方へ開きながら、右腕を後ろへ倒していきます。
このとき肋骨を右へ回転させるようにして背骨をねじりましょう。

朝晩1回ずつの巡りストレッチ

7.無理がなければ、右腕を後ろの床へ下ろし、肋骨前側を伸ばすように意識して5回呼吸します。辛い場合は、腕を上げたままキープしましょう。
8.反対側も同様に行います。

終えた後の呼吸のしやすさもチェック

肋骨周りの縮みが取れると、呼吸がしやすいと感じられるはず。深い呼吸が楽にできると、体の巡りがよくなることにもつながります。疲れが溜まっていて深い呼吸ができていないと感じるときは、このストレッチを取り入れてみてください。ストレッチで夏バテを予防し、暑い夏を乗り切りましょう。
©metamorworks/shutterstock

筆者情報

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】をホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より植物療法とヨガセラピーを組み合わせ「心と体と性化学」講座として 女性の体の整え方、フェムケア、セクソロジーに特化した講座を開講。