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ダイエット前にチェックして! 痩せやすい体に整える「簡単痩せルール」

薄着になるにつれて、二の腕やお腹周り、足など様々なところが気になってくる方も多いでしょう。今回は、現役ヨガ講師の筆者が、痩せやすい体を整える「簡単痩せルール」をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

食事編

食事編

食事を抜くダイエット方法は、逆に太りやすい体質につながりやすくなると言われています。まずは、健康的に痩せるための基本的なルールをチェックしていきましょう!

3食をバランスよく食べる

食事を抜くと一時的に体重は減りますが、太りやすい体質につながる可能性があります。食べないでいると一日に必要なエネルギーが不足し、足りない分を筋肉を分解して補おうとすることから、代謝が悪くなって脂肪が燃えにくい状態に。そのため、太りやすい体質を招いてしまうのです。

また、フルーツだけ、サラダだけを食べるといった偏ったダイエット方法もありますが、健康的に痩せる方法としてはおすすめしません。5大栄養素と呼ばれるタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルをバランスよくとることを意識しましょう。

食べる順番を意識し、よく噛んで食べる

血糖値の急激な上昇は、ダイエットにはよくありません。食事をするときは、食物繊維が豊富な野菜から食べ始めることで、血糖値を緩やかに上昇させることができると言われています(※1)。また、食物繊維を多く含む野菜は、咀嚼回数を増やすことにもつながるでしょう。ゆっくりとよく噛んで食べることで、満腹中枢が正常に働き食べ過ぎ防止にもなるはずです(※2)。

腸内環境を整える

腸内環境を整えるのは、ダイエットにおいても大切なポイント。普段から腸内環境を整えるように納豆や味噌汁などの発酵食品や、食物繊維が豊富な食品を積極的に摂るのがおすすめです(※3)。

腸内環境を整えると代謝や免疫力の向上にもつながると考えられるため、健康的に痩せやすい体を目指すことができるでしょう。

運動編

運動編

代謝は年齢とともに落ちていくとも言われています。体を動かして一日の活動量を増やすことは、ダイエットには必要不可欠。無理なく取り入れられるものから始めてみましょう。

姿勢を整える

どんなにトレーニングをしていたとしても、姿勢が悪いのはNG。必要な場所に筋肉がつかずに余計な場所に脂肪がついてしまい、ボディラインの崩れにつながりやすくなります。また、呼吸が浅くなることで体内に取り込む酸素量が減り、代謝が下がったり脂肪が燃焼しづらくなったりすることも。

まずは立っているときや座っているときなど、普段の生活で姿勢を意識することから始めてみましょう。

筋トレなどで体を動かす

基礎代謝を上げるには、筋肉量を増やすことが大切です。1日15~30分程度の軽い運動を習慣にすると消費カロリーが増え、筋肉量が上がるので、痩せやすく太りにくい体質に近づきやすいでしょう。

また、朝日を浴びながらウォーキングやジョギング、ヨガといったリズム運動を行うのもおすすめ。自律神経のバランスを整え、質のよい睡眠も期待できますよ。

運動をする時間がないという方は、次のように日常の動作で活動量を上げることを意識してみましょう。
【意識するポイント】
・歩くとき:大股で歩く、腕を肩甲骨からしっかり動かす、階段を使う
・座っているとき:膝が開かないようにする、姿勢を意識する

生活編

生活編

食事と運動以外にも、日々の生活の中で気を付けたいことをご紹介します。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足は、健康面にもダイエットにも悪影響です。睡眠中は、体の回復や基礎代謝にも関わるホルモンが分泌されます(※4)。睡眠不足にならないように食事の時間を意識したり、寝る直前まで携帯やテレビなど見ないようにしたり、夜は照明の色や明るさを調節するなど、快適な環境に整えるよう意識すると良いでしょう。

ストレスを溜め込まない

過剰なストレスは、自律神経の乱れや血行不良、代謝の低下を引き起こしてしまうことも。ストレスは食欲をコントロールするホルモンにも深く関わっているので、過食につながる可能性が高まります。そのため、こまめにストレス解消をして、リラックスできる生活環境を整えることも大切でしょう。

生活習慣を意識すると自然と痩せ体質につながる!

ダイエット前にチェックして! 痩せやすい体に整える「簡単痩せルール」

生活習慣を意識することは、体や心の健康にもつながります。そして、健康を意識した生活を送ることは、痩せやすく太りにくい体質を目指すことにもつながるでしょう。今日できることからぜひ取り入れてみてくださいね!

【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 食物繊維の必要性と健康
※2 厚生労働省.e-ヘルスネット 速食いと肥満の関係 -食べ物をよく「噛むこと」「噛めること」
※3 厚生労働省.e-ヘルスネット 腸内細菌と健康
※4 厚生労働省.e-ヘルスネット 睡眠と生活習慣病との深い関係

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NATTY/池田夏子
YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深め、帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどにも出演。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ウェルネスコミュニティ「The Wellness Laboratory」主宰、マッサージセラピストなど多岐に渡って活動中。