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12月に食べるべき野菜は?【管理栄養士監修】冬の味覚を味わうおすすめメニュー

気温が下がっていくこれからの季節は、風邪などの体調不良になりやすいタイミングでもあります。栄養豊富な旬の食材を食べて、冬を乗り切りたいですよね。そこで今回は、管理栄養士の筆者が“冬に旬を迎える食べ物”やおすすめの摂り方について紹介します。

旬の食材を摂るメリット

旬の時期を迎える食材は栄養価が高い傾向にあります。さらに収穫量が多いためコストも抑えられ、価格が安く手に入りやすいのもうれしいポイント。ぜひ積極的に旬のものを取り入れて、おいしく効率よく栄養を摂りましょう。

冬に旬を迎える食材

ほうれん草

ほうれん草

冬に旬を迎えるほうれん草は、ビタミンや葉酸、鉄分などの栄養素が豊富な野菜。特に、12月に採れるほうれん草のビタミンCは、夏頃に採れるものに比べて3倍以上もの量になるというデータもあるのです(※1)。

ほうれん草をメニューに取り入れるなら、定番のお浸しやみそ汁の具にしたり、シチューやグラタンに入れたりすると良いでしょう。

白菜

冬野菜の定番とも言える白菜は、カリウムやビタミンC、食物繊維(※2)などを含んでいます。白菜は保存性に優れているため、冬は新聞紙にくるみ、冷暗所で保存すると長持ちするでしょう。

鍋の具材として使うほか、クリーム煮やひき肉を巻いたロール白菜などのメニューもおすすめです。

ねぎ

ねぎ

ねぎに含まれる栄養素には、体温を上昇させる働きがあるとされています。また、風邪予防も期待できるため寒い季節には定期的に摂りたい食材です。

薬味として麺類に使ったり、みそ汁などの具として使ったりすると良いでしょう。

大根

大根にはビタミンCやカリウムのほかに、消化を促してくれる成分も含まれているとされます。また、大根は部位によって硬さや辛味、甘味に違いがあるのが特徴。甘みのある真ん中あたりの部位は、おでんやふろふき大根を作るときに使うのがおすすめです。

葉に近い硬い部分はみそ汁の具や浅漬けに、先端部分は比較的辛味があるので味噌煮などに活用してみてください。

かぶ

かぶにはビタミンCやカリウム、消化を助ける栄養が含まれるとされています。日本では昔から煮物などに使われることの多い食材ですが、パスタやシチューなど洋食メニューとの相性もバツグン。加熱せずサラダにも使える万能食材です。

おすすめの食べ合わせ

おすすめの食べ合わせ

寒い冬は、鍋や温かいメニューが欲しくなりますよね。今回お伝えした食材を活用する際は、タンパク質を多く摂れる食材と組み合わせるのがおすすめです。

タンパク質は、糖質や脂質と比較すると食べた後に体温が上昇しやすい傾向があるため(※3)、体を温めたい冬は特に意識して摂ると良いでしょう。

【おすすめの食べ合わせメニュー】
・大根とブリの煮物
・ほうれん草と鮭のグラタン
・白菜と鱈を使った鍋
・ねぎをたっぷり入れた豚の生姜焼き
・かぶとひき肉を合わせてそぼろ煮

冬の味覚を味わって寒い季節を乗り切りましょう

季節を感じる食卓は食欲を引き出してくれるだけでなく、健康的な体づくりにも役立つでしょう。これからの寒い時期は、ぜひ旬の食材を使った温かいメニューを食べて元気に過ごせると良いですね。