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寝苦しい夏の夜に試したい! 寝る前たった3分で熟睡に導く「簡単習慣」

気温が高い日や、雨の日が続き、蒸し暑い夜が増えてきた地域も多いのではないでしょうか? そんなとき、寝る前にちょっとした工夫をすることでぐっすりと眠ることができたら嬉しいですよね。そこで今回はヨガインストラクターの筆者が、寝苦しい夜も、寝る前たった3分行うだけで熟睡に導く「簡単習慣」をご紹介します。

寝苦しいのは呼吸の浅さが原因…!?

寝苦しくてなかなか寝つけないときは、背中周りが縮んで呼吸が浅くなっていることが原因かもしれません。日中の作業姿勢が影響して、背中が丸まっていたり、お腹を突き出すような姿勢を無意識でとっていたりすると、背中や腰に負担がかかり呼吸をするときに窮屈な姿勢が定着してしまう恐れがあります。

そんな悩みのある方は、背中やお腹、肋骨のストレッチを寝る前にすることで、普段は気がつかなかった呼吸の浅さに気づけるはずです。また、深く呼吸できるようになれば、寝苦しさの解消につながり、ストレッチを続けるモチベーションにもなるでしょう。

寝る前3分でできる! 心身がリラックスして熟睡に導く「背中ストレッチ」

心身がリラックスして熟睡に導く「背中ストレッチ」

1.体の右側面を下にして寝ます(左側からでもOK)
このとき、左手は後頭部に軽く当て、脇を開いて肘を天井方向へ向けましょう。また、右腕はリラックスしたまま、動かないように固定します。

心身がリラックスして熟睡に導く「背中ストレッチ」

2.息を吐くと同時に、頭、首、肋骨の順にゆっくりと体をひねる
背骨の動きを意識しながら行ってください。

心身がリラックスして熟睡に導く「背中ストレッチ」

顔をうしろに向けていくことで、自然と背骨が上から下へとねじれていきますので、無理な力は加えないようにしましょう。このとき、腰回りは動かさないよう注意してください。

心身がリラックスして熟睡に導く「背中ストレッチ」

3.息を吸うと同時に、元の位置に戻る
4.1~3の動きを、左右それぞれ5回ずつ行う
呼吸に合わせてゆっくりと丁寧に行うことを意識してみてください。5回目のときは、2の姿勢で気持ち良く5呼吸ほどしてから、元の位置に戻るようにしましょう。

ストレッチのポイント

背中が伸びることでとても気持ちよくストレッチできます。深い呼吸とともに行うと、途中から眠気を感じることがあるかもしれません。

ストレッチのポイントは、背中をひねったときに、腰の位置はなるべく動かさないこと。そして、ひねった姿勢をキープするときは、吸う息とともに肋骨の間を伸ばし、吐く息とともに緩めていくような意識をもつことです。

ストレッチ終了後は、そのまま横向きの姿勢で脱力しましょう。ストレッチの前後で比べると、呼吸のしやすさが変わるはずです。寝苦しい夜や、毎晩の習慣にぜひ取り入れてみてくださいね。

©Damir Khabirov/gettyimages