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PMSのイライラをどうにかしたい! 生理の憂鬱を吹き飛ばす「柔軟ストレッチ」

月経前は、PMSでイライラや気分の落ち込みに悩まされている人も少なくないでしょう。場合によっては、仕事や家事に支障が出るなんてことも…。少しでも憂鬱な気分から解放されたいですよね。そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が、月経前に取り入れたい“柔軟ストレッチ”をご紹介します。

PMSでイライラが止まらない…!

つらいPMSの症状。「眠さや倦怠感が取れず仕事にならない」「気持ちが落ち込んでイライラする」など、症状は人によってさまざま。体がデリケートになる月経前後は、なるべくリラックスして過ごし、お腹を冷やさないことが大切ですよ。

そこでおすすめしたいのが、温活を取り入れること。筆者は日中の活動時間にカイロを利用して仙骨や会陰部を温めています。

“おまたカイロ”が生理中の体調をサポート

特に、筆者がおすすめしたいのが“おまたカイロ”。布ナプキンやハンカチで包んだミニカイロを会陰部にあてるだけ。冷えやすいけれど、気が回りにくい骨盤周りをしっかり温めることで、月経前後や月経中の体調に差が出るような気がしています。

カイロが熱くて心配な場合は、眠るときだけ小豆や玄米を使ったナチュラルカイロを取り入れるのもおすすめ。20分ほどで熱が冷めてくるので低温火傷しづらいはず。ゆっくり温度が下がっていく感覚が気持ちを落ち着かせて、不安定な心身をやさしく包みこんでくれます。

また、筆者は月経前後の骨盤の軋みを軽減するために、股関節ストレッチを実践中! さっそくやり方をお伝えしますね。

つらいときこそ試したい! イライラ解消も目指せる「簡単股関節ストレッチ」

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1.四つん這いの姿勢になります
2.右脚を真横に伸ばし、つま先を天井に向けましょう。脚を伸ばすのがつらい場合は、ひざを軽く曲げてみてください

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3.息を吸います
4.息を吐きながらお尻を後方へ下げつつ、上半身を床に沈めていきます。このとき、右脚の内ももが気持ちよく伸びているかを確認してください。つらい場合はひざを曲げましょう

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5.息を吸いながら元の位置まで体を起こしていきます
6.ゆっくり深い呼吸に合わせながら、3~5の動作を10往復しましょう
7.反対側も同様に行ってください

月経前は温活&ストレッチで体を労わろう

不安定になりやすい月経期間は、なるべくリラックスできる時間を作ることが大切です。しかし、忙しくて時間を確保できない人も多いでしょう。

そんな人は骨盤周りの動きをスムーズにするために、今回ご紹介した股関節ストレッチを行うだけでも変わってくるはず。特に股関節周りは、ほぐすとイライラした気分が軽減されやすいです。骨盤周りの動きをスムーズにすることで、連動して動く肩甲骨や頭蓋骨も緩みやすくなり、心身のリラックス効果が期待できますよ。

月経前のストレスに悩んでいたら、ぜひ一度試してみてくださいね。

©aslysun/shutterstock

上村 由夏
「マナヨガ」代表。
20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。心身の調和こそ健康だと痛感し、ヨガセラピーを学び始める。また姿勢と歩き方から整え頑張らなくても、自然と痩せてキレイになっていく“マナメソッド”を発案。
現在は女性の体の巡りを目覚めさせるレッスンをテーマとし、エネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした【マナメソッドセラピー】と【ゆる痩せマナメソッド】でボディ・マインド・スピリットの調和を大切にし外側も内側も本質的な幸せを見出セルレッスンを展開中。生徒は全国にわたり、個人レッスンはキャンセル待ちが出るほどの人気。