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温活で免疫力アップも! 風邪や体調不良を防ぐために「やっておくべき対策」

インフルエンザや風邪が流行っている今、自分の免疫力が気になっている人も多いのではないでしょうか。免疫力を整えるためには、体を冷やさないことが大切です。今回はヨガインストラクターの筆者が、簡単にできる温活のポイントやストレッチをご紹介します。

関節の冷えに注意! 体を温めるなら肘湯がおすすめ

関節の冷えに注意! 体を温めるなら肘湯がおすすめ

免疫力を整えるのに大切なのは、体を冷やさないこと。特に、体の関節部分を冷やさないことを意識してみてください。関節を冷やさないためには、首まわり、肩、仙骨、足首を温めましょう。

また、寝るときに小豆カイロなどを使う場合は、仙骨や下腹部に当てるのがおすすめです。靴下の上に足首ウォーマーをしたり、首にネックウォーマーを巻いたりするのもいいですね。

グッズを使う方法以外では、肘湯がおすすめ。足湯と同じ要領で行いますが、足湯よりもお手軽ですよ。

肘湯のやり方

肘から指先まで入れられる容器を用意します。45℃程度のお湯を入れて、肘までお湯につけて4分程度温めるだけ。肘湯に適した容器がない場合は、肘にカイロを当てるのもOK。腕の疲れや腕まわりの冷えは自覚しづらい部分なので、ゆっくり温めてあげましょう。

冷えない一日を過ごすために

朝のルーティンとして取り入れたいのが、仙骨ケア。朝は背骨が固まって体の動きが悪くなっています。背骨のスムーズな動きは自律神経の働きに関わるとされるため、姿勢を整えるためにもぜひ試してみましょう。

仙骨ケアのストレッチ

1.仙骨に手を当てて立ちます。
2.尾てい骨を会陰の方に引き寄せるように意識して、骨盤を真っ直ぐに立てます。

仙骨ケアのストレッチ

3.仙骨から上体を折るようにして前屈していきます。
4.脱力して数呼吸しましょう。気持ちいいと感じる間はキープします。

仙骨ケアのストレッチ

5.息を吸いながら、仙骨から体を起こします。
スッキリするまで行いましょう

体の感覚を大切に

肘湯や湯船に浸かるときも、体のケアをするときも、時間や回数ではなく、体が気持ちいいと感じるか、ホッとするかで判断してみて。やりすぎると体が不快になってきたり、気持ちいいと感じなくなってきたりするので、それがやめどきのサインです。

この体の感覚を養うと、不調があってもすぐにケアができるようになるはず。毎日の観察力を磨きながら、気持ちよく体のケアをしていきましょう。
©buritora/Adobe Stock

筆者情報

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講