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座りっぱなしで足がパンパン…【仕事中もできる】むくみ軽減を目指すコツ

座りっぱなしは実は体に一番悪い姿勢と聞いたことはありませんか? 足がむくんでつらい人や、仕事終わりになると靴がきつくなっている人は要注意。今回は、座りながらできる「下半身の循環ケア」をご紹介します。

“座りっぱなし”は百害あって一利なし

座りっぱなしで足がパンパン...【仕事中もできる】むくみ軽減を目指すコツ

デスクワークが続いて座りっぱなしでいると、いつの間にか肩や腰がつらくなり、脚が棒のようにむくんでしまうことも。座っていただけなのにどうしてむくむの? と疑問を持つ人もいるかもしれません。

脚の付け根には下半身の大きなリンパが通っており、座りっぱなしでいると、その部分を圧迫し続けてしまいます。下半身の循環が悪くなることで、むくみや冷えにつながることも。特に、ウエストを締め付けるベルトや洋服を身につけた状態で座りっぱなしになるのは要注意です。

また、体の循環を妨げることにもつながりやすく、下半身にかゆみが出たり、だるさを感じたりすることもあります。

定期的に足首を回す

オフィスでむくみ対策をするなら、まずは定期的に席を立って股関節を動かしましょう。トイレに行ったり飲み物を取りに行ったりして、軽く立つことと歩くことを心がけてみてください。

座っているときは、気になったタイミングで足首を丁寧に回すのがおすすめです。くるぶし周りを丁寧に回すように心がけながら、20~30回を目安に回してみましょう。

どうしても動けないときは肋骨を伸ばす

どうしても集中して仕事をしなくてはならず、立って休憩ができないときは、その場でできる肋骨ストレッチをしましょう。肋骨周りが座り姿勢の影響で凝ってしまうと、上半身の重心が腰へ落ち、下半身をより圧迫してしまう可能性があります。さらに、呼吸が浅くなって背中が丸くなることも。上半身の土台を整えて、下半身の負担を軽くしてあげましょう。

頭もスッキリ! 座り仕事に必須のストレッチ

頭もスッキリ! 座り仕事に必須のストレッチ

1.左の腕を肩甲骨から動かす意識で頭上に持ち上げます。
2.右手で左手首をつかみ、真上に肋骨から引っ張るように腕を引き上げていきましょう。
3.背中、肋骨全体が伸びているのを意識します。気持ちいいと感じる間は続け、疲れてきたら下ろします。
4.反対側も同様に行います。

頭もスッキリ! 座り仕事に必須のストレッチ

5.両肘を両手でつかむ姿勢に変えたら、一度深呼吸して余分な力を向きます。
6.息を吐くタイミングで、胴体を肋骨の横から後ろを伸ばすようにして左方向へ倒します。体が伸び縮みしているのを感じましょう。
7.気持ちいいと感じる間は続けます。つらくなってきたり、気持ちよさがなくなったら元の姿勢に戻りましょう。
8.反対側も行います。

回数ではなく、体感で続けてみて!

エクササイズをするときに回数や秒数を気にする方が多いですが、体が気持ちいいと感じることがとても大切です。気持ちいいと感じる部分を探る、不快だったらやめる、位置をずらすなど、細かく体を感じる感度を身につけると、体のケア力は格段にアップします。

気持ちいいと感じる部分はケアが必要な部分。そんな感覚で体を緩めて循環を促してあげてくださいね。
©polkadot/Adobe Stock

筆者情報

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。