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なぜか窮屈に感じます… 片付けのプロが教える「居心地の悪い部屋」の特徴

オシャレなインテリアを揃えても、ものがいっぱいすぎて「なぜか居心地が悪い」と思うことはありませんか? 片付けや掃除など苦手な家事を後回しにしてしまうと、散乱した環境に慣れてしまうかもしれません。整理収納アドバイザーである筆者が、今すぐ心地のよい部屋にするための3つのポイントを紹介いたします。

1.居心地の悪い部屋の特徴とは?

1.居心地の悪い部屋の特徴とは?

玄関に大量の靴が出ている
玄関に靴が出しっぱなしになっていると、出かける際に靴をスムーズに選べず、余計な時間がかかってしまいがち。帰宅時に散らかった靴を目にすると、玄関の暗さやニオイも気になり、気分も下がってしまいまうでしょう。

テーブルの上が散らかっている
持ち帰ったチラシ、読みかけの本、食べカスやお菓子の袋など。テーブルの上の不要なものが目に入ってくると、ゆっくり落ち着いて食事もひと休みもできません。目の前に見えているものすらすぐに片づけられないのは、心の余裕がなく、かなり疲れがたまっているサインかもしれません。

床が見える面積が少ない
洗濯物が山になっていたり、バッグや脱いだ服が散らばっていたり。床にものが散らかっていて、掃除もこまめにできない状況が続くと、部屋の空気も淀みがちになってしまいます。掃除を後回しにするほど、汚れもストレスも溜まってしまい自分の家なのにリラックスして過ごせません。

2.居心地の悪い部屋が続いてしまうと…

なんでも面倒になる
すぐやれば5分以内で終わる小さなタスクさえ、後回しになってしまいがちに。何をするにも腰が重くなり、ますます面倒になってしまうことも。

居心地の悪い部屋が当たり前になる
片付いていない風景が当たり前になると、その状態が「いつも通り」になり、きれいな状態をキープできなくなります。床や椅子の上にものが散らかって動きにくいと、余計に部屋が狭く感じたり、気持ちにゆとりがなくなってしまいがちです。

今すぐ居心地のよい部屋にするための3つのポイント

(1)溜まる前に片付ける

溜まる前に片付ける

「片づける」とは、ものをきれいにしまうことではなく、次に使いやすく収めておくことが大切です。使ったものをいつまでも放置していると、探し物が多くなったり、やりたいことがスムーズにできなくなってしまいます。

玄関に出しておく靴は各自一つだけ、テーブルの上には基本的に何も置かない状態にすると、見た目もスッキリして部屋の空気が明るくなりますよ。

(2)汚れる前に掃除する

汚れる前に掃除する

忙しくて時間がないと、ついつい掃除を後回しにしがち。5分程度でできる簡単な掃除も、後回しにすればするほど面倒に感じてしまいます。

汚れが落ちにくくなってしまう前に、ゴミを集める、汚れを拭き取るなど、片手ですぐできる掃除の仕組みを取り入れてみましょう。ミニほうきやウェットティッシュを近くに置いたり、掃除道具選びや置き場所を工夫すると「ついで掃除」が身につきやすくオススメです!

(3)やる気を待たずにまずは動く

やる気を待たずにまずは動く

掃除も片付けも、「時間ができたらやろう」「やる気がでてきたら頑張る」と思っても結局なかなか実行できない…という経験がある方も多いかもしれません。

時間もやる気も、待っているだけではいつまでも行動できません。まずはクッションの位置を整える、本を本棚に戻すなど、小さな行動を5分だけ頑張ろうと動きはじめることで、「スッキリした!」という感情が動き、「やってよかった、もっとやろう!」という行動につながります。

さいごに

居心地のよい部屋づくりは、広い部屋に住むことやオシャレなインテリアを選ぶことだけではありません。

・清潔感があり、掃除が行き届いていること
・ほどよいゆとりがあり、次の行動がスムーズにできること

片づけのプロである筆者は、この2つをとても大切にしています。

もし部屋に居心地の悪さを感じるのであれば、玄関周り、テーブルの上、床の上にものが溜まりすぎていないか今すぐチェックしてみましょう。目に見えるところから少しずつ行動することで、スッキリ気持ちよくなり、片づけや掃除をコツコツと継続しやすくなりますよ。
©Micolas/shutterstock

筆者情報

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani