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やめたら超便利になります!【お部屋のプロ実践】洗濯機まわりの整理収納術

形や大きさが異なるもので散らかりがちな洗濯機まわり。なかなか片付かなくてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は整理収納アドバイザーである筆者がやめた収納方法や、超便利な簡単整理術などをお伝えします。洗濯機まわりに置くアイテム別にご紹介するので、参考にしてみてください。

洗濯機まわりの整理収納術4選

洗濯ネットは干しつつ吊るす収納

©木村孝子
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洗濯ネットは、衣類に合わせてさまざまな形があり、収納に困っている人もいるのではないでしょうか。筆者宅では、洗濯ネットを『無印良品』の小さいピンチハンガーに吊るして収納しています。

ピンチハンガーで吊るす収納の良いところは、洗濯機から出した濡れた洗濯ネットを干しながら収納もできる点です。洗濯ネットは乾きやすいとはいえ、何枚も重ねて放置してしまうと生乾き臭が気になり不衛生。しかし、洗濯物と一緒に洗濯ネットも干して取り込む作業も面倒になり、ピンチハンガーで吊るす収納に行きつきました。

ピンチハンガーで吊るす収納なら衛生的で、「干す」「取り込む」「収納する」の作業が「吊るす」だけになり、時短につながります。

©木村孝子
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筆者宅では、洗濯機にマグネットでくっつくフックをつけ、フックにピンチハンガーを引っ掛けています。

洗剤は液だれ対策を兼ねてカゴに入れる

©木村孝子
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液体の洗濯洗剤を使う際、うっかりこぼしてしまうことはありませんか? 筆者はたまにあるのですが、気づかずに棚に直置きして、汚してしまうことがありました。過去の反省から、現在は棚に置く洗剤は収納カゴに入れるようにしています。万が一、液体洗剤がこぼれてしまっても、収納カゴに入れておけばカゴを洗えば良いので、棚や他に収納しているものを汚すことがありません。

ちなみに筆者宅は洗濯洗剤を自動投入できる洗濯機を使っているため、洗剤ボトルを取り出すのは月に1度か2度です。今は深めの収納カゴに洗剤類を入れていますが、毎日使う場合は、より取り出しやすい浅型のカゴやトレーに並べても良いですね。

洗濯機まわりに十分な収納がない場合は、洗濯機にマグネットでつけるボトルラックを活用すれば、省スペースで収納できますよ。

ハンガーはランドリーラックに掛ける

©木村孝子
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洗濯用ハンガーの収納は大きく分けて、収納ボックスなどにしまうか、掛けるかの2つの方法があります。筆者のおすすめは、洗濯機まわりのランドリーラックなどに掛ける収納です。筆者宅は洗濯機の上にDIYで作った棚にアイアンバーを取り付けて、ハンガー収納スペースに。洗濯機から取り出した洗濯物をすぐにハンガーに掛けられて、無駄な動きがなくなって家事の時短になりますよ。

また、ハンガーのごちゃつきを防ぐためには、同じ種類のハンガーに統一することが大切です。大人用として使っているハンガーは、クリーニング店でもらったものですが、使いやすい形状のものだけ残すようにしています。使いづらい形や量が多すぎる場合は、クリーニング店に返却すると良いですね。

タオルは使う場所ごとにしまう

©木村孝子
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タオルは家の中の1か所に集めて収納するのではなく、使う場所ごとに分けてしまうと使い勝手が良くなるのでおすすめ。筆者宅では、お風呂用のタオルと洗面所用のタオルを分けていて、お風呂用のみ洗濯機横に置いたチェストに収納しています。お風呂のすぐ近くにあるため、入浴前にタオルを準備し忘れてもサッと取り出せて便利です。

ちなみに筆者宅では、家族全員バスタオルは使わずにフェイスタオルを使用しています。バスタオルは洗濯時も収納時もかさばるためです。

タオルの収納にお困りの方は、タオルの収納場所を見直したり、バスタオルからフェイスタオルに替えたりすることから始めてみてはいかがでしょうか。

洗濯機まわりで使うものを厳選し、使いやすい収納に

今回整理収納術をご紹介した4つのアイテムは、どれも洗濯機まわりにありがちなものです。他にもお掃除グッズやお風呂用アイテムを置いている場合もあるかもしれませんが、「洗濯機まわりに置くべきなのか」を一度見直してみると良いでしょう。

「置くべきもの」とは、洗濯機まわりで「今使っているか」がポイントです。以下のようなものがあれば、他の場所に移動させるか、別の活用法がないか考えてみてください。

  • 以前使っていた空の洗剤ボトル
  • 香りが苦手で使っていない柔軟剤
  • ファスナーが壊れた洗濯ネット
  • 使いづらいハンガー

今使っているものだけを残せたら、次は収納を考えます。できる限り使う場所の近くに置くことを心がけて、使いたいときにすぐに取り出せるような収納ができると良いですね。筆者の実践する方法も参考にして、スッキリした洗濯機まわりを目指してみてください。

筆者情報

木村孝子
整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home