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新年度の前に絶対やって! 整理収納アドバイザーの主婦が教える「春の片付けポイント」

4月は新生活や新年度を迎え、なにかと忙しくなる時期。春から活動的に外出したり、年度初めに新しいものが増えたり、いろいろと変化の多いタイミングです。3月のうちに不要なものを処分して収納スペースを整えておくと、スムーズに春を迎えられるはず。そこで今回は、春の片付けで大切な2つのポイントを、片付けのプロである筆者が解説いたします。

子どもの学用品

春休みは学校から持ち帰った学用品、教科書や溜まったプリント類が子どもの机の周りに溢れがち。時間がある春休みのうちに、スッキリと整理しておきましょう。

教科書

©のぞみ
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新学期が始まると、新しい教科書やドリルがたくさん増えます。学用品の収納スペースがいっぱいのままだと、新旧のものが混在したり、科目ごとに必要なものがわかりにくくなり、通学準備も上手くいきません。今のうちに収納スペースを見直しておくと、4月からも余裕がもてますよ。

わが家では、前学年分だけ取っておき、2学年前の教科書は処分してしまいます。名前シールは剥がし、学校名や氏名が書かれている部分は個人情報保護のスタンプで隠します。特殊印面パターンのローラータイプのスタンプは、一気に塗りつぶせるのでおすすめです!

プリントや図工の作品

©のぞみ
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学習プリントや図工の絵・作品は、子どもの気持ちを確認しながら処分を検討していきましょう。

小学5年生の息子は、毎学期ごとに自分でプリントの整理をしています。グループ学習でまとめたプリントや先生からのメッセージなど、学校生活の思い出だと思うものは残す。間違え直しや振り返りが済んでいるプリントは、すでに学習済みとして処分する。というように、どのような基準で分別していくかを事前に子どもと話しておくと、迷わず一人で片付けが進められるようになります。

習い事アイテム

塾で使用しているバッグや文房具、習い事のシューズやウェアなども、新学期前に見直しておくのがおすすめです。

お知らせやプリントが、バッグの底にぐちゃぐちゃに突っ込まれていませんか? また、習い事アイテムは、サイズが小さくなっていたりほつれていたり、劣化していることも。いつも使っているとつい見逃してしまいがちですが、新学年の区切りを前に、子どもと一緒に点検してみましょう。

コスメや日焼け止め

春になると新色のコスメや新しい日焼け止めアイテムが、たくさん発売されますよね。気温が高くなり肌の露出が増える前に、早めに日焼け止めを準備しておきましょう。

こんなコスメや日焼け止めは要注意!

©のぞみ
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以前購入したコスメや日焼け止めでも、

  • 買ってみたけれど肌に合わなかった
  • トレンドと思っていたけれど似合わなかった
  • 年齢と共に似合わなくなってきたと感じている
  • 似たようなアイテムが複数あって使い切れない

など、「まだ使えるから」「もったいないから」と、いくつも溜め込んだままになっていませんか? 新しいものを購入する前に、まず古いものを処分するのがおすすめです。

一度開封した化粧品や日焼け止めを長期間放置していると、いつの間にか中身が劣化している可能性もあります。使用期限にかかわらず、以下のようなものは劣化しているサインです。

  • 変色している
  • 変なにおいがする
  • 分離している
  • 質感が変わっている
  • なにかが沈殿している

このような異変があるものを使ってしまうと、肌荒れやトラブルの原因になる恐れがあります。もう使う予定がなさそうなものや、去年使い残したコスメ・日焼け止めは、今のうちに中身を点検しておきましょう。

コスメや日焼け止めの処分方法

化粧品の基本の処分方法は、中身と容器を分けて捨てることです。液体は、キッチンペーパーや不要な布に染み込ませて、燃えるごみとして捨てています。容器はお住まいの自治体の処分方法に合わせ、プラスチックやビンなどに分別して処分しましょう。

例えば、アイシャドウやパウダー類も中身はケースから取り出して燃えるゴミへ、ケースはプラスチックや金属などに分類します。

まとめ

新しい出会いが増えて、明るく活動的になる春。今手元にあるアイテムが必要かどうか見極めて、3月中にぜひ整理整頓してみてくださいね。
©Pixel-Shot/Adobe Stock

筆者情報

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani