外食でも減量は目指せます! 管理栄養士が教える「外食でも太りにくい方法」5選
外食だと栄養バランスが偏りがちなので、ダイエットのために避けたいと思っている人もいるのではないでしょうか。しかし、どうしても外食が続くこともあります。そんなときは、ダイエット中でも安心できるメニューを知っておくと、友人や家族との外食時間も存分に楽しめて、罪悪感も減らせます。そこで今回は管理栄養士の筆者が、外食が続いても太りにくい方法を5つご紹介します。
1.迷ったら和食を選ぶ
洋食や中華、イタリアンなどさまざまなお店がありますが、太りにくいメニューを選ぶなら和食がおすすめです。なぜなら、和食であれば脂質が少ないメニューも多く、カロリーを抑えやすいからです。
また、野菜や海藻類などが使われているメニューも多いので、組み合わせによってはヘルシーになりやすいのもうれしいポイント。
ホテルバイキングなどでも、和食を選ぶよう心がけてくださいね。
2.定食スタイルを基本にする
和食のなかでも、なるべく定食を選ぶといいでしょう。
ご飯やパン、麺などの“主食”、肉や魚、卵、大豆製品などの“主菜”、野菜や海藻、きのこなどの“副菜”がそろっている食事は栄養バランスが整いやすく、肥満をはじめとする生活習慣病を予防するのに大切だと言われています(※1)。
丼ものや麺類、カレーなどのいわゆる“単品もの”は、炭水化物や脂質の量が適量よりも多くなりがちなので、食べる頻度は控えめにしましょう。もし単品ものを食べる場合は、食物繊維が摂れるサラダや海藻類をプラスできるといいですね。食物繊維は血糖値や血中コレステロール濃度を抑えてくれると言われているので(※2)、健康面でも役立ちます。
また、ラーメン+チャーハンのような炭水化物の重ね食いは控えめに。炭水化物が増えてカロリーも高くなってしまい、太りやすくなってしまうと考えられます。
3.野菜やスープで満腹感を得る
サラダやスープがついている場合は、先に食べるようにしましょう。空腹感を抑えやすく、追加メニューなどの食べ過ぎ防止にもつながります。
食物繊維豊富な食べ物はよく噛むことにもつながると言われていて(※3)、満腹感も得やすく食べ過ぎ防止も期待できるでしょう。
ご飯の種類が選べるようであれば雑穀米や玄米をチョイスするのがベター。白米よりも食物繊維が豊富(※2)なので満腹感を得やすいですよ。
4.飲み物は、お茶や無糖ドリンクを選ぶ
ドリンクバーがあるお店では、ついいろんな飲み物を飲みたくなりますよね。しかし、飲み物に含まれている糖分については、ダイエットのためにはなるべく摂取を避けたいものです。
ジュースは飲みやすいため気づかないうちに大量の糖分を摂ってしまうことも。摂りすぎることで体重増加につながる可能性も…。
太りにくい食事を選ぶなら、飲み物のカロリーも一緒に注意しましょう。基本的には水かお茶がおすすめです。ただし、お茶や紅茶、コーヒーなどにはカフェインも含まれていますので、飲みすぎには気を付けましょう。
5.外食続きであれば早めに調整する
出張が増えたり飲み会などの行事が続いたりすると、外食の頻度が多くなることもありますよね。そのようなときには、ほかの食事で早めにリカバリーしましょう。
たとえば、夜に会食の予定が入っていたら、昼食では炭水化物や油が多いメニューを控えておくこと、急に外食になり食べ過ぎてしまったときには、翌日の食事は野菜を多めにして食事量を抑えるよう調整することなどです。
食べ過ぎたときは体重が増え心配になりますが、あくまで食事の重さが体重に現れているだけだと考えられるので、すぐに脂肪に変わるわけではないでしょう。とはいえ、太らないようにするためには早めに調整することが大切です。
外食続きでも、選び方を工夫すればダイエットは可能!
最近は健康志向の人も多いからか、野菜が多かったりカロリーが控えめになっていたりと、ヘルシーメニューを出すお店も増えているようです。
また、外食は、自宅では摂りにくいようなさまざまなメニューから、いろんな栄養が摂れるメリットもあります。自分で食べるものを組み合わせてダイエット向きのメニューを選ぶように意識すれば、減量も目指せるでしょう。今回お伝えしたポイントをぜひ意識して、楽しい食事時間を過ごしましょう。
【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 外食の選び方
※2 厚生労働省.e-ヘルスネット 食物繊維の必要性と健康
※3 生活習慣病の予防と食物繊維 | 公益社団法人 千葉県栄養士会
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