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心が乱れる前に試すと、落ち着きます! 心身が整う“転がって息をするだけ”の「簡単習慣」

夏が近づくにつれて、湿度もだんだんと高くなってきました。高温多湿の時期が始まると、熱や水分が体内に溜まってむくみも出やすく、体のだるさに悩まされがち。体の倦怠感が心にも影響して、なんだかやる気が起きにくかったり気持ちが沈んでしまうことも。そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が、心身ともにスッキリできる簡単習慣をご紹介します。心も体も緩めて、エネルギッシュな自分を手に入れましょう!

呼吸を整えることが大切

心が沈み、体もだるく感じるときは呼吸が浅くなっていることが一つの要因として考えられます。そんなときは深い呼吸がしやすいように胸や背中まわりをゆるめてあげましょう。というのも、体が緊張していると、胸や背中の動きが悪くなって呼吸がしにくくなるのです。

意識して深い呼吸をすることで自律神経にアプローチし、気持ちもリラックスしていくはず。

深く呼吸をするだけ! 心身のだるさを吹き飛ばす簡単習慣

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1.体を横向きにして両ひざを軽く曲げます
2.右の腰骨を天井に向けて、上半身と下半身をまっすぐに並べましょう

“だるい”“やる気がでない”なら… 転がって息をするだけで心身を整える「簡単習慣」

3.上半身も横たえたら、下側の手を右の腰骨に当てて、軽く固定します

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4.上半身の力を抜き、上側の腕を頭上に伸ばします。脇腹から二の腕をしっかりとストレッチし、脱力しましょう

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5.肘を軽く曲げて腕を脱力させたら、肋骨を背中側へ倒すように上半身を捻ります。このとき、腰が倒れていかないように下側の手で軽く固定してください
6.上半身と腕の重みに身を委ねて、リラックスしましょう
7.呼吸で背中が膨らんだり緩んだりするのを意識しつつ、気持ちのいい位置でさらに脱力していきます
8.息を吸うときに捻っている姿勢が緩み、吐くときに自然と捻りが深くなるのを感じながら10呼吸しましょう
9.上半身を元の位置に戻し、リラックスした状態で緩んだ感覚を味わいます
10.反対側も同様に4~9を行ってください

脱力して、自然にかかる力を活かす

今回ご紹介したストレッチは自重を負荷として使うので、リラックスした状態で呼吸をすると体が自然と適切な位置に向かって伸びたり縮んだりしてくれます。

自然な動きを力でコントロールせず、脱力を意識するのがポイント。エクササイズを終える頃には深く呼吸しやすくなり、心身ともにリラックスできているでしょう。

夜寝る前にベッドの上で行うのがオススメです。気持ちが落ち着かない日には、ぜひ試してみてくださいね。

©fizkes/shutterstock

上村 由夏
「マナヨガ」代表。
20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。心身の調和こそ健康だと痛感し、ヨガセラピーを学び始める。また姿勢と歩き方から整え頑張らなくても、自然と痩せてキレイになっていく“マナメソッド”を発案。
現在は女性の体の巡りを目覚めさせるレッスンをテーマとし、エネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした【マナメソッドセラピー】と【ゆる痩せマナメソッド】でボディ・マインド・スピリットの調和を大切にし外側も内側も本質的な幸せを見出セルレッスンを展開中。生徒は全国にわたり、個人レッスンはキャンセル待ちが出るほどの人気。