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カビや湿気対策に最適です! キレイな水回りをキープするための「簡単掃除術」

どのくらいの頻度が適切なのか、簡単にピカピカにできる方法はないのかなど、掃除に関する疑問は尽きないですよね。そこで今回は、20代~30代の女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人や掃除のプロに聞いた、掃除の実態や簡単な掃除テクなどをご紹介します。

念入りに掃除はしない⁉ トイレ掃除の頻度

トイレ掃除の頻度は?

トイレ掃除の頻度は?

まずは、anan Beauty+ clubに所属する女性約100人に、トイレ掃除の頻度についてアンケートを実施。すると、グラフのような結果となりました。

「1日2回以上」という項目も設けましたが、回答数は0。「1日に1回」という頻度が最も高いという結果に。また、頻度を決めずに「汚れたと感じた時」に掃除をする方も多いようです。

では、それぞれ回答の理由を見てみましょう。

1日に1回

「床や手洗いスペースが汚れていると気になるから」(33歳・会社員)

3~4日に1回

「汚れたと感じる時と、自分のライフスケジュール的にそれくらいがちょうど良い!」(24歳・会社員)
「汚れが溜まり始めたのを認識するとやる気が起きなくなるので、その前に掃除してしまう」(28歳・主婦)

1週間に1回

「そのぐらいで汚れがたまるかなというイメージ」(34歳・会社員)
「2週間までいくと汚れが目立つし、1週間に1度くらい」(34歳・会社員)

2週間に1回

「週1で当番制にしているのですが、なんだかんだ忘れて2週に1度程度になってしまっています…」(30歳・会社員)

汚れたと感じた時

「なかなか掃除をする時間がない。やるぞ! と思わないと行動にうつせないです」(30歳・会社員)
「習慣にしたいところだが、毎日バタバタしているので、気になったらやるという感じで特に決めていない」(40歳・会社員)

その他

「便座の裏やウォシュレット跳ねは都度拭き取れば蓄積しないし清潔だから、それ以外は汚れが気になったタイミングで」(29歳・専門職)

トイレが汚いと感じるタイミングは人それぞれ。それによって、トイレ掃除のタイミングも異なるようです。

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

念入りに掃除する頻度はどのくらい?

念入りに掃除する頻度はどのくらい?

日々の掃除に加え、より念入りにトイレ掃除をする頻度についても聞いてみました。すると、1つ前の質問よりも少し頻度が低下。その他と回答した方は、頻度について「来客前のみ」「半年に一度程度」とコメントしてくれました。

では、念入りな掃除となるとどのようなことをしているのでしょうか?

「トイレ内の水栓のそうじ、トイレの棚のホコリ取り」(29歳・専門職)

「床や扉などの水拭き、ブラシで便座の奥と隅まで磨く」(33歳・会社員)

「ウォシュレットの消毒、隙間などを掃除」(34歳・会社員)

「便器の裏側まで拭きます」(31歳・会社員)

壁や床、便器の裏などを拭き掃除するという意見が最も多く見られました。トイレの床はべたつくこともあるため、たまに拭いてあげると気持ちよく使えそうですね。

※ 文・比嘉桃子
※ 2022年4月29日配信

お風呂の排水口が気になる… きれいに保つテク&掃除の頻度

水回りの中でも、特に面倒なお風呂の排水口掃除は、つい後回しにしている人も多いのではないでしょうか。anan Beauty+ clubのメンバー約100人に、お風呂の排水口掃除についてリサーチしました。

キレイを保つための習慣

キレイを保つための習慣

お風呂の排水口をキレイに保つためにしている習慣を教えてもらいました。

「排水口にたまっている髪の毛を定期的にとる」(35歳・会社員)

「入浴した日の翌朝など、排水口が乾燥している状態で排水口に溜まっている髪の毛を取る」(33歳・自営業)

排水口の汚れと言えば、石鹼カスやシャンプーなどもありますが、みなさんもっとも気になるのは「髪の毛」のよう。女性は髪の長い人も多いので、特に目立ちやすいですよね。とにかく髪の毛をこまめに取り除くことを習慣にしている人が多いです。
そのほかの習慣も見てみましょう。

「『パイプユニッシュ』や漂白剤を使う」(34歳・会社員)

「週1ペースでお風呂上がりに『カビキラー』」(39歳・無職)

お風呂場はほかの水回りに比べても、ぬめりやヘドロができやすいためか、カビ用や漂白系の洗剤を使っている人が多くいました。
また、がっつり掃除するとまではいかなくても、お湯を溜める前に必ず軽く水を流す習慣があるという人も。私も、洗い流したシャンプーなどが排水口にとどまらないように、浴室を出る前は排水口にシャワーの水をかけています。

掃除のペースは?

掃除のペースは?

続いて、お風呂の排水口の掃除ペースを教えてもらいました。もっとも多かったのが、「週に3回」、「週に1回」と回答した人で、それぞれ25%でした。次いで多かったのは、「毎日」、「月に2回程度」、「汚れたなと感じた時だけ」がそれぞれ15%という結果に。週に1回以上掃除する人は、全体の65%を占めました。

私は、汚れたなと感じた時に掃除する派なのですが、「最近水の流れが悪いな」と感じた時は、だいたい大量の髪の毛が詰まっていて、ぬめりも発生しています。結果的にとても時間をかけて掃除する羽目になっていて、もう少しマメに掃除した方がいいとは思うのですが、排水に影響が出るまでつい掃除を先延ばしにしてしまいます。排水口がフタで覆われているのも、汚れに気づきにくい原因でしょうか。

※ 文・高橋あやか
※ 2023年3月23日配信

カビにおさらば! 今すぐ始めたい湿気対策

Q.1年を通して何かしらの湿気対策をしていますか?

Q.1年を通して何かしらの湿気対策をしていますか?

女性たちに「1年を通して何かしらの湿気対策をしているか」について聞いたところ「YES」と回答した人が88.9%、ほぼ9割の人が季節を問わずに湿気対策をしていることがわかりました。

「YES」と回答した女性たちに、具体的にどのような対策をしているのか聞いてみると…。

「お風呂に入った後は換気扇を強で1時間つける。クローゼットと靴箱には除湿剤を置いている」(39歳・フリーランス)

「24時間換気。クローゼットはオープンなウォークインですが、除湿剤は使ってます」(35歳・専門職)

「お風呂場の換気扇は回しっぱなし。クローゼットや部屋の至る所に除湿剤。湿気っぽくなりやすいので換気はこまめにするようにしてます」(31歳・会社員)

「洗濯物を部屋干しする時は除湿機をつける」(34歳・会社員)

「窓の結露とりのスクイーパーで、浴室の水切り」(32歳・フリーランス)

「お風呂上がりは必ず窓をあける。布団の下に湿気とりシートを敷いて寝る」(33歳・主婦)

「入浴後に換気扇をつけること」「クローゼットに除湿剤を入れること」、1年中この2つを行っている人が、圧倒的に多い結果に。お風呂ってカビが生えやすいですから、ほっとくとすぐに汚くなってしまうんですよね。筆者も入浴後は、お風呂の換気扇タイマーをセットして2時間弱、欠かさず換気しています。クローゼットは何もしていませんが、リサーチ結果を見て今すぐ取り入れたくなりました。着ている洋服からカビの臭いがしたら恥ずかしい…。

また、炭の乾燥剤をベッドの下に入れたり、ヒバチップなど抗菌力を持つ木材を部屋に置いたりなど、専用のカビ対策アイテムを購入している人も多数いらっしゃいました。

Q.「湿気対策」をしようと思ったきっかけを教えて!

「娘が生まれたことをきっかけに湿度を気にするようになりました」(37歳・会社員)

「お風呂のカビが本気で嫌いだから。クローゼットは、母がそうしていたので真似てるうちに習慣づいた」(29歳・主婦)

「クローゼットや靴箱の除湿対策は、昔から習慣になっているから」(39歳・フリーランス)

「長期で家を空けた時にカビだらけになったことがあったので」(31歳・会社員)

「日本は湿気が多いので。お風呂は換気しないと絶対カビが生えると思います」(35歳・専門職)

続いては除湿対策について。「子どものことを考えて」「親がやっていたから習慣になっている」など、家族の影響で湿気対策をしようと思った人が多いようです。湿気が原因でカビが生えてしまうと体調不良や皮膚の炎症の原因になってしまう可能性も。そのため、子どもがいる人は、特に気をつけて湿気対策をしているのかもしれません。また、"日本は湿気が多い"という回答にも納得。筆者は昔、カナダに住んでいたことがありますが、半地下の部屋にもかかわらず、湿気を感じることなく過ごしやすかった記憶があります。

※ 文・武市彩花
※ 2023年5月23日配信

ニオイの原因になっているかも⁉ 洗濯機のNG掃除&簡単テク

洗濯物のニオイや洗濯槽のカビが気になるという人も多いでしょう。
洗剤を入れて衣類を洗っているから、洗濯機はそれほど汚れていないのでは? と思っているかもしれません。しかし、洗濯槽の汚れを放置していることが、衣類に嫌なニオイを付着させる原因になっていることも。洗濯機の簡単掃除法をご紹介します。

やってはいけない「洗濯機掃除」3選

やってはいけない「洗濯機掃除」3選

洗濯機の掃除は面倒くさいからといって、次のようなやり方をしていたら注意が必要です。

1.洗濯槽の掃除をいつやったか覚えていない
洗濯槽の中に残った洗剤や衣類のホコリ、水垢などの汚れを長期間放置すると、それらをエサにしてカビが増殖しやすくなってしまいます。

2.ゴミ取りネットは、いっぱいになったら取り除く
ゴミ取りネットに溜まった繊維くずやホコリを長く放置してしまうと、洗濯槽で雑菌も繁殖しやすくなり、衣類に嫌なニオイやカビを移してしまう可能性があります。

3.洗濯後にふたを閉めている
洗濯後にふたを閉めたままにしていると、洗濯槽に湿気が溜まりやすく、黒カビの原因にもなるでしょう。雑菌やカビの増殖を防ぐためには、ふたは開けて洗濯機内をしっかりと乾燥させておくことが大切です。

しかし、小さいお子さんがいる家庭では、ドラム式洗濯機のふたは閉めておいた方が安全な場合もあります。そのときは洗濯機の乾燥機能を活用したり、チャイルドロックをかけて勝手に開閉できないようにしたりなどの配慮を忘れずにしておきましょう。

洗濯機の簡単掃除法

洗濯機の掃除は、毎回行うゴミ取りネットのお手入れと月一の洗濯槽洗浄、洗剤投入ケースの水洗いだけ! たった3つの作業ですが、抜かりなく行えばカビや雑菌の繁殖を抑えられるはず。

1.ゴミ取りネットに溜まったゴミは毎回取る

1.ゴミ取りネットに溜まったゴミは毎回取る

ゴミ取りネットには、衣類から出た細かな繊維くずやホコリがたくさん溜まっています。ゴミ取りネットのゴミは毎回取り除き、歯ブラシなどでさっとこすり洗いをして、しっかりと乾燥させておきましょう。

2.月一回洗濯槽を洗浄する

2.月一回洗濯槽を洗浄する

市販の洗濯槽クリーナーは、主に酵素系と塩素系の2つがあります。酵素系のクリーナーは、過酸化ナトリウムが主原料で、発泡作用によりこびりついた黒カビを剥がして落とす役割があります。使用すると、わかめのような黒カビがたくさん出てくることも。

一方の塩素系クリーナーは除菌作用があり、カビを分解して落とします。黒カビが浮いてくることはないので、酵素系クリーナーよりも手間が少なく洗浄できます。

筆者宅では、塩素系クリーナーと粉末状の酵素系クリーナーを毎月月初に、交互に行うと決めています。前回はいつやったか忘れてしまわないよう毎月初めに掃除すると決めておくと、汚れがひどくなる前にすっきりと洗浄できて、カビの発生を抑えることにもつながるでしょう。

3.洗剤投入ケースの洗浄も忘れずに!

3.洗剤投入ケースの洗浄も忘れずに!

洗濯機に取り付けられている、柔軟剤・洗剤投入ケース。筆者宅では柔軟剤を使用していませんが、外してみると奥の方にカビがびっしりと潜んでいて、とても驚いた経験があります。普段は投入ケースを使用していなくても、洗濯槽の中はカビが発生しやすい環境なんだと感じました。

洗濯機に付いている取り外し可能なパーツは、洗濯槽洗浄のタイミングと一緒に、ぬるま湯につけて歯ブラシでこすり洗いをすることがおすすめです。ドラム式の場合は、乾燥フィルターや排水フィルターなどに付着している繊維くずやほこりを取り除いておくことも忘れずに! 

投入ケースなど洗濯機の備品を汚れたまま放置して、いつの間にか、ほこりやヌメリ、カビを増やしてしまわないように注意しましょう。

※ 文・のぞみ
※ 2022年6月15日配信

台所以外にも使える! キッチンハイター活用術

頑固な汚れの掃除は「キッチンハイター」がとても便利! さらに使い方をひと工夫すれば、他の場所でも黒カビや黒ずみなどを撃退できる強い味方になります。そこでキッチンハイターの活用方法を紹介します。

「キッチンハイター」液体タイプと泡タイプの使い分け

【キッチンハイター】
濃度を調整しながら薄めて使うため、コスパが良いのがメリットです。しかし、つけ置きできないものに対しては使いにくい場合もあり、目的によってつけ置き時間も異なるため注意が必要でしょう。

【キッチン泡ハイター】
そのままスプレーするだけで、汚れに触れず短時間でキレイにできるのがメリット。しかし液体タイプよりはコスパが悪く、広範囲にスプレーするとすぐなくなってしまうこともあります。

キッチンハイターの便利な使い方

「キッチンハイター」はシンクまわりの除菌・消臭にも使えますが、その他の場所でも活用できます! 水垢やカビに悩みやすい洗面所やお風呂場の掃除、感染症対策の消毒にも役立ちます。

洗面所のニオイ・汚れ取り

洗面所のニオイ・汚れ取り

洗面所の排水口は、いつのまにかヌルヌルした汚れがついてしまい、あまり触りたくないと感じる方も多いかもしれません。

泡ハイターなら、シュシュッと泡をかけて5分ほど置いて洗い流せば、ヌメリや嫌な臭いもすっきり! 手間いらずな掃除なので、毎週末のお掃除に取り入れやすいのもポイントです。漂白効果で黒ずみを防止し、毎日ピカピカの洗面所をキープできるでしょう。

お風呂場のカビ対策

お風呂場のカビ対策

扉のパッキンや隙間の頑固な黒カビに悩んでいる方も多いはず。しかしカビ対策で泡ハイターをかけると、時間が経つにつれて下に垂れてしまうことはありませんか?

そんなときは、“ハイターパック”がおすすめ! キッチンペーパーに泡ハイターを染み込ませて、壁にピタッと密着させます。その上からラップをかけて30分~1時間ほど放置(汚れ具合によっては、放置時間を長くしてみてください)。

パッキンの黒カビはこすっただけでは落ちません。キッチンペーパーとラップでハイター液を浸透させ、奥に残った菌糸までしっかり撃退しましょう。

ドアノブのウイルス除去

ドアノブのウイルス除去

感染症対策にも役立つ「キッチンハイター」。水1リットルに対して液体タイプを10ml(キャップ約0.4杯)入れて薄めた液を布に染み込ませ、ドアノブや取っ手を拭き取ると消毒にも利用できますよ。

ハイターを使って拭き掃除した後は、清潔な布で充分に水拭きしましょう。しっかり水拭きができていないと、素材によっては変色したりサビの原因になったりする可能性があります。

※ 文・のぞみ
※ 2022年11月11日配信

簡単な掃除テクでピカピカの状態を目指そう

掃除のやり方や頻度は人それぞれ。自分の家やライフスタイルに合った方法が見つけられるといいですね。

家の中がピカピカの状態で気持ち良く過ごせるように、今回ご紹介した掃除の簡単テクをぜひ取り入れてみてください。

【参考】『花王』公式サイト
©maruco/milan2099/gettyimages