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座ったままでOK! 仕事中もできる簡単「膣トレ」習慣

骨盤ケアや膣トレは、今では日常的に行なえるものの1つ。とはいっても、わざわざ時間を作ってトレーニングをするのはハードルが高いですよね。実は骨盤底筋を整える膣トレのなかには、いつでも気がついたときに簡単にできるものもあるんです。もちろん集中している仕事中でもOK! そこで今回は、仕事中でも座ったままできる簡単「膣トレ」方法をご紹介します。

いつでもどこでも行なえる

みなさんは「膣トレ」というと、どのようなものをイメージしますか? 「ヨガやエクサササイズの一環として行なうもの」といったイメージがある人も少なくないでしょう。

ですが実際は、「膣トレ」とは骨盤底筋の本来の働きが弱まってしまう原因の1つである「骨盤の歪み」や、「筋力」を整えること。

特別なトレーニングが必要というイメージもあるかもしれませんが、骨盤底筋の働きは体が本来持っている機能なので、それが上手く働くように整えてあげるというイメージを持つといいでしょう。

本来の姿勢を取り戻そう

骨盤底筋の力が緩んでしまう原因の1つに、姿勢の崩れや歪みがあります。正しい姿勢で生活していれば、自然と全身の必要な筋肉を使って動くことができ、インナーマッスルである骨盤底筋もきちんと働いてくれるもの。

しかし、姿勢の崩れからくる歪みがあると、インナーマッスルがうまく使えずに姿勢のバランスを崩し、膣の緩みや弾力性が失われやすくなることも。

そのため、猫背が気になったらお腹を引き上げてみる、もしくは片足に重心をかけた姿勢に気をつけてみるなど、できることから始めるのも大切なことです。

座る姿勢に気をつけよう

立っているときの姿勢は意識して気をつけているのに、座った途端に姿勢が悪くなってしまうという人もいるのでは?

実は、これこそが骨盤底筋の働きを弱めてしまう原因とも言われています。特に、背中と腰を丸めた姿勢は要注意! また、胸を張りすぎて腰が反ってしまう姿勢もNGです。

骨盤を立てた状態で、上半身をその上に乗せて座るように心がけてみましょう。

仕事中に座ったままできる簡単「膣トレ習慣」

それでは、座ったままできる簡単「膣トレ」のやり方をご紹介します。

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1.椅子に浅く腰掛けます
2.両脚を閉じるか、軽く開いた姿勢で、両手をひざの上に乗せましょう
3.肩の力を抜くために、鎖骨をリラックスさせましょう
4.両ひじを軽く開いて脇と腕にスペースを空けます
5.息を吸いながら肋骨を斜め上に向けるようにして腰を反らします

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6.両手を肋骨に手を当て、息を吐きながら肋骨を閉じるようにして背中上部だけ丸めます
7.そのまま肋骨が開きすぎないように意識しながら、姿勢を元の位置に戻しましょう
(※肋骨が開きすぎていると、反り腰の姿勢になりやすいため)

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8.骨盤(腰)を椅子に対して真っ直ぐになるように立て、上半身をその上に乗せるようにして姿勢を整えます
9.両手を握り拳にして、ひざの間に挟みます
10.両ひざで握り拳を潰すようにして力を入れながら、膣の奥を下腹の方へ引き上げていきます
11.何度か行い感覚がつかめたら、普通の座り姿勢に戻り、膣の力だけで引き上げる、力を抜く、を繰り返します
12.最初はゆっくりと、慣れてきたらリズミカルにして30秒〜60秒程度続けてみましょう

どこでも気がついたときに行なってみて!

この膣トレに慣れない間は、座ったままの姿勢で行なうといいでしょう。感覚がつかめるようになれば、電車を待っているときなど立ち姿勢でもできるようになりますよ。

どうしても感覚がつかみづらい場合には、四つ這いの姿勢で行うとより簡単に行なえるはず。

いつでもどこでも誰にもバレずに行える膣トレ。ただし、反り腰姿勢や猫背姿勢だと骨盤が安定しづらいので、肋骨の位置に注意しながら試してみてくださいね!

©Prostock-studio/shutterstock

上村 由夏
「マナヨガ」代表。
20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。心身の調和こそ健康だと痛感し、ヨガセラピーを学び始める。また姿勢と歩き方から整える“マナメソッド”を発案。
現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした【マナメソッドセラピー】でボディ・マインド・スピリットの調和を大切にし本質的な幸せを見出すレッスンを展開中。生徒は全国にわたる。