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洗い物も少なくすみます!【管理栄養士が教える】時短レシピ3選

忙しい毎日の中で、「食事の用意にかける時間はなるべく減らしたい」という人も多いでしょう。調理時間を意識することも大切ですが、洗い物を減らすことで、結果的に家事に費やす時間を短縮できるはず。そこで今回は管理栄養士の筆者が、洗い物を減らしながら料理の時短にもつながるメニューをご紹介します。

洗い物を減らして時間を短縮するためには?

調理の際に洗い物を減らすには、なるべく調理器具を多く使わないことがポイントです。たとえばフライパンや電子レンジだけで調理が完結するメニューであれば、片づけも楽になるでしょう。調理の際には、包丁とまな板を使わずにキッチンばさみを使ったりするのもおすすめです。

また、大きめのプレートやお皿に料理をまとめて盛り付けたり、丼ものに主食と主菜を一緒に盛り付けたりすれば、食器の洗い物を減らすことができるでしょう。

洗い物が減らせる「時短メニュー」3つ

電子レンジでつくるトマトパスタ

電子レンジでつくるトマトパスタ

【材料(1人分)】
・乾燥パスタ:100g
・水:200ml
・ツナ水煮缶:1/2缶
・ミニトマト:5個
・粉チーズ:適量
・パセリ:適量

(A)
・ケチャップ:大さじ1
・コンソメ:小さじ1
・塩:ふたつまみ

【作り方】
1.ミニトマトは半分にカットする。
2.パスタは半分に折り、耐熱容器に入れる。
3.2に水と(A)を加えてかき混ぜ、ラップなどはかけずに電子レンジ600Wで3分加熱する。
4.3にミニトマトとツナを汁ごと加えてかき混ぜたら600Wの電子レンジでさらに5分~6分加熱する。パスタを味見してお好みの硬さになるまで加熱時間を30秒ごとに調整する。
5.器に盛り、お好みで粉チーズとパセリを振りかけて完成。

【ポイント】
電子レンジを使ってできるパスタのレシピです。今回は洗い物を少なくするため、カットする食材はトマトのみにしていますが、玉ねぎやきのこ、ベーコンやソーセージなどを加えてもおいしく食べられます。トマト缶を使ってもいいですね。

フライパン1つでオープンオムレツ

フライパン1つでオープンオムレツ

【材料(2人分)】
・玉子:2個
・ミニトマト:5個
・玉ねぎ:1/2個
・ピーマン:2個
・ソーセージ:3個
・コンソメ:小さじ1
・ピザ用チーズ:30g
・オリーブオイル:大さじ1杯

【作り方】
1.玉ねぎとピーマンは1cmほどの角切りにする。ソーセージは輪切りにし、ミニトマトはヘタを取り4等分にカットする。
2.玉子はボウルに割り入れて溶き、コンソメを加えてかき混ぜる。
3.フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、玉ねぎを炒めて透き通ったらピーマンとソーセージを入れて軽く炒める。
4.3に2を流し入れてミニトマトとピザ用チーズを加え、弱火にして蓋をし、10分ほど加熱したら完成。

【ポイント】
裏返したり包んだりしなくてもできる簡単なオムレツです。フライパンのまま食卓に出してもOK。お好みでケチャップをかけてください。

フライパンで焼くだけ! 鶏むね肉のステーキ

フライパンで焼くだけ! 鶏むね肉のステーキ

【材料(2人分)】
・鶏むね肉:1枚(およそ300g)
・砂糖:小さじ2
・塩:小さじ1/2
・オリーブオイル:大さじ1/2

【作り方】
1.ポリ袋などに鶏むね肉を入れ、砂糖と塩をまんべんなくすり込み、常温で30分ほど置いておく。
2.フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、鶏むね肉の皮目を下にして入れる。蓋をしてごく弱火で10分焼き、裏返してさらに5分ほど焼いたら火を止めて5分余熱で火を通す。(火が通ってなければさらに加熱する。)
3.食べやすい大きさにカットして盛り付けたら完成。

【ポイント】
砂糖の保水効果により、パサつきがちな鶏むね肉もやわらかな仕上がりに。厚めのお肉は常温に戻しておくと中まで火が通りやすくなります。鶏むね肉を弱火で焼いている間は放置しても大丈夫なので、その間に汁物やほかのおかずを作れますよ。

料理と洗い物の時間を減らして、充実した時間を過ごそう

料理は毎日のことなので、できるだけ効率よく進めたいですよね。今回お伝えしたポイントを参考に、日々の料理を効率化してみてください。

寺内麻美
管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。