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当てはまったら注意して! 家でやってはいけない「コバエを引き寄せるNG事項」5つ

暑い季節になるとコバエや蚊、ゴキブリなどの虫と遭遇する機会も多くなりますよね。いつの間にか家やベランダに虫が発生して、駆除に苦労した経験がある人もいるのではないでしょうか。実は何気ない行動が虫を引き寄せてしまっていることもあります。そこで今回は、家の中に虫を入れないために“やらないほうがいいこと”と、侵入を防ぐための予防策をご紹介します。

1.段ボールを取っておかない

段ボール

ネットショッピングの利用回数が多いと、段ボールがいくつも溜まってしまうことがありますよね。段ボールの隙間が害虫の住みかとなり、卵を産んで大量発生の原因になることもあります。よって、長期間の保管はNG!

資源ごみのタイミングを逃さないよう、早めの処分がおすすめです。

2.甘い香りの柔軟剤を使用しない

暑い季節はベランダに干している洗濯物に虫が付き、嫌なニオイやフンがついてしまうことも。実は、その原因は甘い香りの柔軟剤かもしれません。フローラル系やフルーツ系など、甘い香りの柔軟剤を使用していると、匂いにつられて虫を寄せつけてしまうことがあるのです。

虫対策のためには、甘い香りが強い柔軟剤の使用は避けたほうがよいでしょう。また取り込む前に洗濯物をしっかりと振り払うなど、洋服と一緒に虫を入れてしまわないよう、気をつけてくださいね。

3.ベランダの汚れを放置しない

ベランダの排水溝

ベランダの排水溝周りの落ち葉や小さな虫の死骸を放置したままだと、虫が寄ってくる可能性があります。家庭菜園や観葉植物を置いている場合は、プランターの下に湿気や水分が溜まって、虫がたくさん住みついてしまうことも。

プランターを日陰に置きっぱなしにせず時々移動させたり、台の上に置いて湿気が溜まらないようにしましょう。排水溝はこまめに掃除して、ジメジメした環境を作らないことがポイントです。

ベランダに空き缶などのゴミを置いている場合も要注意! 空き缶の中に水が溜まったままだと、虫を寄せつけてしまう原因になってしまいます。缶の中はしっかりと乾かす、臭いが漏れないようゴミ袋を2重にするなど、しっかりと対策しておくと安心です。

4.キッチンにゴミを溜めておかない

夏になると、いつの間にか小さなコバエが室内を飛び回っていて、うっとうしく感じることも多いかもしれません。コバエとは、主にショウジョウバエやノミバエといった2ミリ程の小さなハエの総称です。とても小さいため、網戸をすり抜けたり、玄関の隙間から簡単に入り込んできたりします。

コバエは、生ごみや三角コーナー、ゴミ箱の周辺で見かけることが多いと思います。室内にたくさんのコバエを見かけたときは、生ごみや腐敗した食べ物などに卵を産みつけられているかもしれません。コバエの大量発生を防ぐには、キッチン周りを清潔にしておくことが一番大切です。

キッチン

・生ごみはしっかりと縛ってから捨てる
・ペットボトルや空き缶は洗って水気を切っておく
・食べ残しは放置せず、すぐに捨てる

生ごみの臭いをもらさないよう、ビニールを2重にしたり防臭袋を使用したりして、きっちりと縛ってから捨てるようにしましょう。ジュースが入ったペットボトルやお酒の空き缶は、中をきれいに洗って、水気をしっかりと切っておくことが大切。食べ残しが乗っているお皿は、ダイニングテーブルの上やシンクの中に長時間放置せず、早めに処分してお皿を洗っておくと、コバエが好む環境をできるだけ減らることができますよ。

5.虫の侵入経路をつくらない

クモ対策

虫が室内に入ってくる経路をできるだけ事前に塞いでおくことも、大切なポイントです。

・網戸の歪みや破れを修理する
・換気扇フィルターを付ける
・室外機のドレンホースにキャップを付ける

まずは窓や玄関からの侵入経路をしっかりと塞ぎ、防虫剤や殺虫剤などの害虫対策グッズもあわせて利用してみましょう。

筆者宅では、玄関やベランダ隅でクモの巣を度々見かけるため、市販のクモ対策スプレーをかけて、こまめに掃き掃除を実施。クモのエサとなる虫も寄せつけないように心がけています。

家の中に虫を入れないためには、ゴミは早めに処分したり、掃除を定期的におこなったりして、虫が好む環境を放置しないことが重要です。室内も室外も、日ごろから清潔に保つよう注意しておけば、虫は寄りつきにくくなるはず。ぜひ参考にしてみてくださいね。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani