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実はなくても困らない! “一人暮らし”で持たなくてもいいもの7選

一人暮らしは1Rや1Kの間取りが多く、6~7畳ほどの広さの中にさまざま家具や家電、生活用品が必要です。春から一人暮らしを控えている人や、今の一人暮らしをもっと身軽にしたい人へ。今回は、ぜひ知ってほしい“一人暮らしで持たなくてもいいもの”をご紹介します。シンプル志向の整理収納アドバイザーの筆者だからこそお伝えできる、よりラクになる一人暮らし生活のポイントもお伝えしていきますね。

1.やかん

コンロの上にいつも置きっぱなしになっている、やかん。お湯を沸かすには、小さめの鍋でも十分代用できます。狭いキッチンでは、一つ二役で使えるものを積極的に活用しましょう。

電子ケトル

コーヒーを淹れたり、インスタントをよく利用する人は、電気ケトルがおすすめ! 沸いたら電源が自動で切れるので安全です。

短時間で必要な分だけ素早く用意できるので、一人暮らしにぴったり。

2.炊飯器

炊飯器は、内釜と内ふたを外して毎回洗う必要があります。掃除を怠ると雑菌が繁殖し、ご飯の味を損なってしまうことも。また、一人暮らしでは誰かを待つことがないので、保温機能も不要ですね。

鍋で炊いたり、電子レンジ用炊飯マグを使用したりして、食べたいときに一人分だけ炊くほうが、実はとてもラク! 余った分は、温かいうちにふりかけを混ぜたり具を入れたりして、ラップに包んで冷凍しておきましょう。

忙しい朝や手間をかけたくないお昼ご飯に、小分けのお米は重宝しますよ。

3.アイロン・アイロン台

重く、めったに出番がないアイロン。使うにはアイロン台も一緒に必要になり、収納場所にも困ります。

そこで、小型のハンディスチームアイロンを利用すれば、ハンガーにかけたままでOK! 台を出す手間も収納スペースも取らず、より手軽に活用できます。

さらに、普段の洋服のお手入れで、しわが付きにくくなるポイントを紹介します。

・洗濯ネットに入れて、他の服との絡まりを防ぐ
・脱水時間を短めにし、絞りすぎて余計なしわを作らないようにする
・脱水が終わったら、早めに手でしわを伸ばしながら干す
・タンスやクローゼットに、ぎゅうぎゅうに詰め込まない

洋服をたくさん持てない一人暮らしでは、どの洋服も大切にしたいですね。しっかりお手入れすれば、きれいな状態を長く保って、気持ちよく着られますよ。

4.バスタオル・バスマット

フェイスタオル

バスタオルはサイズが大きくて干しにくく、バスマットは厚みがあるので乾きにくいのが難点。一人暮らしでは数日分まとめて洗濯することも多いので、なるべく面倒な洗濯物は減らしたいですよね。

そこで、どちらもフェイスタオルで代用してみてはいかがでしょう。乾きも早いですし、なかなか乾かないマット類の予備を余計に持たずに済みますよ。

5.掃除機

掃除機は、お出かけ前の早朝や帰宅後の深夜には音が気になって使いにくく、使用できる時間帯がどうしても限られてしまいます。

掃除用具

代わりに、クイックルワイパーとハンディクイックル、コロコロ、お掃除ウェットシートの4点セットがあればバッチリ! ほこりに気づいたとき、静かにささっと掃除できたほうが、一人暮らしの生活サイクルに合っているはず。

6.長傘

靴を置くのも精一杯の狭い玄関。長傘やビニール傘が複数本あると、思いのほか収納が難しいですよね。

雨の日には、濡れた大きな傘を置く場所にも困ってしまいがち。濡れたまま玄関内に置いておくと、湿気がたまってカビも発生しやすくなります。しかし、共用の廊下に放置もできない…。

折りたたみ傘

そんなときは、浴室に広げて乾かしておきましょう。浴室なら濡れていても気になりませんし、乾燥機をつけておけば乾きも早くなります。

大きなスペースをとる長傘ではなく、小さい折りたたみ傘でも役割は十分足りますよ。一人暮らしを機に長傘をなくしてしまうのも手です!

7.トイレブラシ

トイレ掃除

狭いユニットバスでは、洗面用具や掃除グッズの置き場に困りますよね。一人暮らしでは、流せるトイレブラシや泡で出る洗剤ではなく、塩素系トイレ用洗剤をおすすめします。

まめに掃除することが少ない一人暮らしでは、トイレの黒ずみも気になりがち。塩素系だとなかなか落ちにくい黒ずみにも強く、カビを予防する効果が期待できます。ブラシ不要でこすらず、簡単に掃除できる点も優秀です。

一人暮らしに合ったアイテム選びを

「一人暮らしで必要そうなものは、しっかり持っておきたい」と買い揃えた家電や生活用品。今まで実家暮らしでは気づかなかった、こまめなお手入れや掃除が必要なものも、実は数多くあります。

一人暮らしの狭いスペースや生活スタイルに合わせて、思い切ってやめたり手放してみると、暮らしがより身軽になり、今の自分に合った時短家事を見つけられます。

一般的な“必要そうなもの”に引っ張られず、本当に使うものや便利になるものを自分で賢く選べるよう、参考にしてみてくださいね。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani