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マッサージ代が浮くかも!? 自宅でサロン気分の「一人でできる疲労回復ケア」

デスクワークなど座りっぱなしの仕事は、肩や腰、足のむくみなど、いろいろなところに疲れが出ますよね。マッサージに行きたくてもそんなに頻繁には行けない…という方は、おうちでセルフケアをしてみてはいかがでしょう。今回はリフレクソロジストの資格を持つ筆者が、手軽にサロン気分が味わえる疲労回復のリフレをご紹介します。

細かい反射区がわからなくてもOK!

体の末端である足裏は疲労物質やむくみが溜まりやすい場所。押したり揉んだりすると気持ちがいいですよね。リフレって難しそう、と思う方も大丈夫! 末端神経が集中する反射区の位置はだいたいで問題ないですし、気持ちいいと思うところを押すのが一番です。

おおまかにご紹介すると、指は頭や顔に関する反射区、土踏まずの半分~上部はおへそから上にある内臓や上半身の反射区、下部はおへそから下の内臓や下半身に関する反射区となっています。

その中でも、ここだけは知っていてほしい! という反射区はひとつ。流派などによって呼び方はいろいろですが、「湧泉(ゆうせん)」と呼ばれるツボがあります。

湧泉 (ゆうせん)

足裏を丸めたときに一番へこむ場所で、「湧き出る泉」という名前のとおり、元気が出るといわれるツボです。リフレでも足つぼでも深呼吸しながらゆっくり押すことが多いので、ご存知の方も少なくないはず。ここはぜひ触って疲労回復に役立ててくださいね。

足裏すっきり! 簡単にできる疲労回復ケア

1:指を広げて足首を回す

1:指を広げて足首を回す

足の指の間に手の指を入れ、反対の手で足首を固定して大きく回します。靴や靴下の中でいつもくっついている指を広げてあげてくださいね。

2:足裏の縦ラインを押す

2:足裏の縦ラインを押す

中指とかかとを結んだ線の上を、親指で押していきます。両手の親指を重ね、足の甲を折るようにすると上手に力が入ります。同じ要領で、足裏の気持ちいいところを押してくださいね。

3:甲をねじる

3:甲をねじる

雑巾を絞るように両手で逆方向にねじり上げます。場所を少しずつ変えてねじってみてください。手の爪が長くて足裏をうまく押せないという方は、指の関節を使うのがおすすめです。

4:足裏に拳を滑らせる

4:足裏に拳を滑らせる

手首を支点にローラーをかけるように滑らせると、ゴリゴリする場所がわかりやすいと思います。

気持ちがいいところでOK!

シリコンカバー

末端は心臓から一番遠いため、血流が悪くなりがちです。足の裏は意外とむくんでいるので、ちょっと触っただけでもかなりぽかぽかしてきますよ。冷え対策はもちろん、オイルやクリームをつければ保湿もできます。特別なクリームではなく、ハンドクリームでOK。かかとのひび割れが気になる方は、100均でも買えるシリコンカバーを併用してみてはいかがでしょう。秋冬の乾燥シーズンに活躍してくれますよ。

足裏リフレは家族やパートナーとのスキンシップにもおすすめです。お互いに気持ちがいいところを聞きながら、疲労回復ケアを楽しんでくださいね。

筆者情報

坂本雅代
サロン経営や講師などエステ業界に15年携わり、男女延べ一万人以上を施術。小顔管理士や国際中医薬膳師、リフレクソロジストなどの知識を基に、食や美容、健康などのジャンルでライターとして活動中。