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アンダーヘアの処理方法を解説!【エステティシャン直伝】「VIOゾーンのセルフケア術」

パンツやショーツ内の汗ムレ予防、水着やショーツを履いたときの身だしなみ、月経時のにおいやベタつき予防として、「VIOケア」を意識している人も多いのではないでしょうか。しかし、「脱毛サロンに通った方が良さそうだけど、費用は抑えたい」など、様々な疑問や悩みがあるはず。今回はエステティシャンである筆者が、VIO脱毛に関する疑問にお答えし、普段から取り入れているVIOケアの方法をご紹介します。

VIOケアに関するよくある疑問や悩み

Q.VIOはケアするべき?

毛量、毛の長さ、生える範囲には個人差がありますが、汗や外的刺激、ショーツなどの摩擦から守るために、デリケートゾーンには毛が生えています。

以下のチェック数が多い場合はVIOケアをするのがおすすめです。
□下着やショーツからはみ出ている毛が気になる
□パンツやショーツ内の汗ムレ、においが気になる
□毛によるゴワつき、かゆみが気になる
□月経のベタつき、におい、かゆみが気になる
□クリニックの診察やパートナーとのスキンシップ時に、デリケートゾーンの毛やにおいなどが不安、恥ずかしい

これらの悩みは、VIOケアをすることで軽減されやすくなるでしょう。

Q.脱毛サロンやクリニックに通うべき? セルフケアで良いの?

□デリケートゾーンの毛に対して長年悩んでいる
□毛を半永久的(または永久的)に無くしたい
□費用はかかるが支払える
□長期間通うことができる
チェック数が多い場合は脱毛サロンまたはクリニックケアがおすすめです。

長年悩んでいる人や、毛をきれいに無くしたい場合は、サロンやクリニックでの機械照射による脱毛がおすすめです。機械照射とは毛根にアプローチし、毛に栄養を行き渡らせにくくする仕組み。徐々に毛が細く、まばらになり、最終的になくなっていくのです。ただし、費用がかかることに加え、長期間通う必要があります。

カミソリや電気シェーバーでのセルフケアは一時的に毛の長さを短くするものなので、毛が生えてこなくなるわけではありません。水着を着るときや月経時など一時的にケアしたい人や、費用面での負担を抑えたい人、クリニックに定期的に通うのが難しい場合は、セルフケアがおすすめです。

Q.セルフケアではどんなアイテムを使うのが良い?

以下をチェックしてみましょう。

□一時的に不快感を無くしたい
□数日後の旅行や、水着に備えたい
□コストを抑えたい
この場合はカミソリ、電気シェーバーがおすすめです。数百円〜数千円で購入することができ、気になるときにサッとケアできます。

□半永久的に毛を無くしたい
□サロンやクリニックに通うほどの費用はかけたくない
□クリニックに通うのは面倒くさい
この場合は家庭用脱毛器がおすすめです。サロンやクリニックの機械に比べるとパワーは落ちますが、最近の家庭用脱毛機は性能もよくなっています。数万円程度で購入できるので、サロンに通うよりは費用面を抑えることが可能。自分のタイミングでケアでき、通う時間を省けます。

エステティシャンがやっているVIOセルフケアの方法

(1)デリケートゾーン用ソープで洗う

デリケートゾーンは粘膜部分に近く、肌が敏感で汚れが溜まりやすい場所です。体を洗うボディソープは洗浄力が強すぎることがあるので、洗い上がりが乾燥しやすくなるでしょう。ショーツの摩擦が加わり、色素沈着や黒ずみを招く可能性もあります。

敏感な部分に使える「デリケートゾーン専用ソープ」で汚れを落とし、清潔な状態にしてからケアしましょう。

(2)電気シェーバーと家庭用脱毛器を使い分ける

パナソニック「VIOフェリエ」

瞬間的に不快感を無くしたいときは電気シェーバーを使いつつ、月に2回は家庭用脱毛器でケアしています。

たとえば毛の長さやゴワつきなど不快感を感じるときや、月経前のナプキンに毛が引っかかるのを予防したいとき、旅行などのお出かけ前は「電気シェーバー」を使用します。

パナソニック「VIOフェリエ」アタッチメント

筆者が愛用している電気シェーバーは、『パナソニック』の「VIOフェリエ」。太く長い毛を一気にカットするトリマー刃が特徴で、さらにアタッチメントを付けることによりVゾーンの毛の長さ調節や、デリケートなI、Oゾーンのケアが可能です。また、より毛を短くつるつるに近い状態に整えるネット刃もついています。

手動のカミソリよりも安全なので、セルフケア初心者の人でも使いやすいですよ。

【商品情報】
パナソニック「VIOフェリエ」
価格:オープン価格

ヤーマン「レイボーテ Rフラッシュ」

VラインやIライン、他にも脇、腕、脚など自分でできる範囲は家庭用脱毛器で照射します。筆者が愛用しているのは、『ヤーマン』の「レイボーテ Rフラッシュ」。確実にいらない毛は脱毛器で定期的に照射し、毛の密度をまばらにしていきます。

【商品情報】
ヤーマン「レイボーテ Rフラッシュ」
価格:¥52,800

ラヴィア「アンダー スタイルガイド」

セルフケアをしていると、どこまでケアするのか、アンダーヘアの形をどうすれば良いか迷う人もいるはず。そんな人には『ラヴィア』から販売されている、アンダーヘア用の型紙「アンダー スタイルガイド」がおすすめです。

ラヴィア「アンダー スタイルガイド」ナチュラルタイプ 型紙

ナチュラル、スクウェア、ハート、トライアングルの4種類あり、筆者が持っているのはナチュラルタイプです。ナチュラルタイプは3つの型紙が付属しており、ナチュラル、オーバル、攻めナチュラルの形があります。

ラヴィア「アンダー スタイルガイド」裏面

型紙の裏面はマジックテープのような素材になっています。残したい形の型紙を当てて毛に絡ませ、枠外をカミソリ、電気シェイバー、家庭用脱毛器などでケアすると、形を統一して整えやすくなりますよ。

【商品情報】
ラヴィア「アンダー スタイルガイド」
価格:ナチュラル、スクウェア、ハートは¥880、トライアングルは¥1,045

(3)アンダーヘアを処理したら保湿ケアを

デリケートゾーンは他の部位よりも肌が弱くなっています。セルフケアをした後や、日々のお風呂上がりには、乾燥と摩擦を予防するために保湿ケアをおこないましょう。

左 生活の木「オーガニックフェミニンミストローション 50g」/右 withmoon「f フェミニンケア オイルセラム」

筆者が愛用しているのは『生活の木』のジョホリズムシリーズ「オーガニックフェミニンミストローション 50g」と、『withmoon』の「f フェミニンケア オイルセラム」です。

さっぱりみずみずしい感じに整えたいときは「オーガニックフェミニンミストローション」、しっとりうるおいと保湿を高めたいときは「f フェミニンケア オイルセラム」と使い分けています。

【商品情報】
生活の木「オーガニックフェミニンミストローション 50g」
価格:¥1,980

【商品情報】
withmoon「f フェミニンケア オイルセラム」
価格:¥4,500

いかがだったでしょうか。自分にあったVIOケア方法がわからないという人は、チェック項目を参考にしてみましょう。

また、日々のケアやおすすめのアイテムが気になる人は、筆者が普段から取り入れている方法をぜひ試してみてくださいね。

©Yevhen Rychko/EyeEm/gettyimages