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節約で失敗しないためには… 買い物上手のシンプリストが実践する「まとめ買いテク」3選

食品や消耗品の物価が徐々に高騰している中、安いうちにまとめて買ったモノが家の中にあふれている… なんてことはありませんか? 節約するつもりで前もって買ったのに、必要以上の量となって結局使い切れないなんてこともあるかもしれません。買いすぎを防いで節約するためには、まとめ買いのメリットとデメリットをしっかり把握するとともに、自分の暮らしに合った量を知ることが大切です。そこで今回は、シンプル志向の整理収納アドバイザーである筆者が、モノを買いすぎない方法を3つご紹介します。

まとめ買いのメリット・デメリット

ストック

食材や消耗品のまとめ買いは、以下のようなメリットとデメリットがあります。

【メリット】
・買い物の回数が減る
・防災用のローリングストックになる

【デメリット】
・収納スペースが必要になる
・一気に買うとお金がかかる

複数購入割引や期間限定価格に惹かれて、安さだけを理由に余分なストックまで買わないことが大切です。買い物をするときは、“使い切れる数量・収納できる数量・把握できる数量”の3点を意識して、自分の暮らしに合った量を決めるようにしてみましょう。

1.使い切れる数量だけ買う

節約で失敗しないためには… 買い物上手のシンプリストが実践する「まとめ買いテク」3選

シンプルな暮らしが好きな筆者は、モノの数も種類も多く持ちすぎないように意識しています。しかし、家族がいると生活必需品もそれなりの量が必要になるため、最小限思考のミニマリストではありません。ストックをまったく持たないのではなく、生活に必要な数量とスペースを決めてストックしています。

筆者宅では車を持っていないので、徒歩か自転車で持ち帰れる量だけ購入します。また、マンション暮らしで大容量の収納スペースもないため、それぞれのアイテムを使う場所の近くに、収まる分だけ買うようにしています。

同じモノをいくつもまとめ買いするのではなく、1~2か月の間で使い切れる数量を、家族との暮らしの中で試行錯誤しながら決めてきました。よって、自分や家族の生活を考えて、量を調整することをおすすめします。

2.ストック分を把握しておく

乾物

モノを把握しやすいように工夫することも、買いすぎを防ぐためには大切です。

まとめて買えば数十円、数百円安くなるからと、節約のつもりでいくつも買ったのに、いつの間にか賞味期限が切れてしまっていたなんて経験はありませんか?

たとえば、乾物や調味料のストックでいうと、

・使いかけのパスタやマカロニ
・いつ開封したかわからないわかめやひじき
・同じ種類のふりかけやドレッシング
・賞味期限切れのマヨネーズやケチャップ
・湿気で塊になった塩や砂糖など

などが挙げられますよね。前にストックしていたことに気づかず、二重三重に買い置きしてしまったことで、結局使い切れないうちに破棄してしまうこともあると思います。

筆者も今まで何度も失敗してきましたが、その中で今の暮らしにあったストック量と、管理しやすい場所を工夫してきました。コツは、モノをは使う場所の近くに収納すること。離れた場所や手の届きにくい場所にあると、今持っている種類と数がわかりづらいのが難点です。

モノを使うそばのスペースに、収納できる分だけをストックするよう意識してみましょう。

3.ストックにメモをして管理する

ストック

買いすぎを防ぐためには、ストックにメモをして管理することも大切。

1~2か月で使い切れる数量を買うといいましたが、その量を把握するためには購入した日付を袋にメモしておくこともおすすめです。

いつ買って、いつ開封したのかがわかれば、1つ買ったときにもう1つ買えばいいのか、半分使ったあたりでもう1つ買うべきなのかなど、ストックを購入するタイミングがわかります。

安いときにまとめ買いをするよりも、必要なストック量を把握するように意識することで、モノもお金も無駄にしない買い物ができると思います。

ご自分のライフスタイルに合わせて、適切なモノの量や持ち方を考えてみてくださいね。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani