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お金をかけずに家にあるもので解決! 掃除の手間を減らすプロの知恵4選

年末の大掃除で隅々まできれいになった家の中を、なるべく手間をかけずに“きれいな状態”をキープできたらうれしいですよね。ですが、生活していればどうしても汚れやホコリは溜まってしまいます。そこで今回は整理収納アドバイザーである筆者が普段から実践している“掃除の手間を減らす知恵”をご紹介します。お金をかけずに家にあるものでできるので、さっそく明日からマネしてみてください。

1.キッチンの手が届きにくいところには「ラップ」を敷いておく

冷蔵庫にラップ

冷蔵庫や換気扇の上は油汚れとホコリが溜まりやすいですが、手が届きにくいのでなかなかこまめに掃除ができません。汚れが溜まってから濡れた雑巾で拭き取ろうすると、ホコリがこびりついてしまったり、汚れを広げてしまったりと、簡単にすっきりできず困ってしまいますよね。

そこで、事前にラップを敷いてホコリの付着を防いでおくと、ラップと共に汚れを一気に剥がせます。油汚れとホコリが一緒になるとベタベタした汚れになり落とすのに苦労するので、この方法はやっていて損しません!

届きにくいからこそ、最初から防いでおくことで掃除をラクにしましょう。

2.冷蔵庫内の汚れやすいところには「キッチンペーパー」を敷いておく

野菜室

冷蔵庫内の調味料入れや野菜室の底は、液だれしたり砂汚れが溜まりやすかったりと、気づかないうちに不衛生になりがちです。食品を保存する場所だからこそ、いつも清潔に保ちたいですが、入っているものをどかしながら掃除すると、手間がかかりますよね。

そこで、調味料の下や野菜室の底に前もってキッチンペーパーを敷いておくと、汚れがついてもペーパーが吸収してくれるので、掃除の手間をぐんと軽減してくれます。汚れがついている根菜類を入れておくカゴにはビニール袋をかぶせておき、ダブルで汚れがつくのを防ぐとさらに効果的です。

筆者宅では、ネットに入っていて皮がバラバラになりやすい玉ねぎは、買ってきたらすぐにすべて皮を剥いてからビニール袋に入れて冷蔵保存しています。長期保存せず、1週間ほどで使い切れる量しか購入しないからです。あらかじめ皮を剥いておくと、野菜室内に汚れがつくことがなく、すぐに調理することもできるのでとても便利ですよ。

3.コード類は隠したり浮かせたりして掃除の邪魔をさせない

モバイル機器やテレビの裏など配線コードがゴチャゴチャしがちな場所は、掃除がしにくく、ホコリがたくさん溜まりがちです。

コードが床にだらんとついていたり、複数のコードが絡まったままだと掃除が余計面倒に。さらにコンセント周りにホコリがたくさん溜まることで、トラッキング火災の原因になることも…。

テレビコード

ちなみに筆者宅は、コンセントの都合上、どうしてもテレビへの配線が遠いです。なので、『ダイソー』の「ケーブルチューブ」で2本のケーブルを1つにまとめて、『3M』の「コマンドタブ(キレイにはがせる 両面テープ)」で壁に沿ってくっつけて、床から浮かせています。すべて揃えてもワンコイン程度。

もっと節約するなら、マスキングテープなどを活用してもいいですね。

お金をかけずに家にあるもので解決! 掃除の手間を減らすプロの知恵4選

テレビの裏は、壁にブックエンドをくっつけて簡易的な棚を作り、コード類をまとめて乗せています。

からまりやすいコード類をテレビ台から浮かせて隙間をつくることで、テレビ裏もさっと拭き掃除がしやすくなり、ホコリによる火災の原因を防ぐことが可能です。

4.「洗濯前のタオル」でひと拭き! 蛇口をくもらせない

拭き掃除

洗面所の蛇口や鏡、キッチンの蛇口やシンク周りは、飛び散った石鹸カスや水滴をそのままにしておくと、水垢がついてしまいどうしても白くくもりがち。かといって、水滴が飛び散るごとに何度も拭き取るのは大変です。

洗面所やキッチンの手拭きタオルを洗濯に出す前に、蛇口周辺の水垢をしっかりと拭き取って磨いておく。このほんの少しの“ついで掃除”で、いつでもピカピカの蛇口周りをキープできます。専用の雑巾を用意する余計な手間もお金もかかりませんし、拭き取りは1分ほどで済みます。

「洗濯前のタオルで、ピカピカにしたいところをキュキュッと拭く」このほんの小さな動作を習慣化しておくことで、年末にがんばって大掃除することも不要になりますよ。

届きにくいところにはラップやキッチンペーパーを敷いて汚れの付着を予防したり、掃除の邪魔にならないように浮かせる工夫を取り入れる。さらに、普段の行動に“ついで掃除”を取り入れることで、汚れがたくさん溜まってからがんばって掃除することなく、手軽にきれいな状態を保つことができますよ。

大掃除後のきれいな状態のうちに、ぜひ取り入れてみてくださいね。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani