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紫外線は4月から強くなる! 美容担当が激推し「春に使うべきUVアイテム」

紫外線対策、いつから始めていますか? 実は紫外線は年中降り注ぐもの。特に4月からはしっかりと対策をしておいたほうがいいんです。その理由や春におすすめの紫外線対策をご紹介します。

紫外線、1年中降り注いでるって知ってた?

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紫外線対策、夏から始めればいいと思っていませんか? 実は、紫外線は年中降り注ぐもの。暑い時期の対策だけでは不完全なんです。

紫外線にはUV-A、UV-Bという種類があります。

UV−Aは紫外線の約9割を占めており、ガラスも通り抜けてしまうもの。日常生活で知らずしらずのうちに浴び続けていると、皮膚が黒くなる原因に。また、肌の弾力がなくなり、しわやたるみの原因になるともいわれています。

一方UV-Bは波長が短く、ガラスなどはほとんど通しません。しかし、エネルギーが強く、いろいろな方向から肌に刺激を与えます。日焼けして肌が赤くなるのはこのUV-Bの影響。その他にも肌が黒くなったり、シミ・そばかすができたり、肌荒れを起こしたりといった悪影響を及ぼすこともあります。

UV-Aは4月〜9月がピーク!

なかでも春はUV-Aに要注意。UV-Aが猛威をふるうのは4月〜9月と広範囲。しかもUV-Aは冬になっても大幅に下がることはなく、一年中影響を与え続けるんです。本格的な暑さはまだだからと油断せず、今のうちからしっかりと対策しておきましょう。

春におすすめの紫外線対策

では、春の紫外線対策を実際に始めていきましょう。いったいどのような対策を心がければいいのでしょうか?

日焼け止めはPA値に注目

日焼け止めを見ると、「SPF」と「PA」と書かれているものが多いですよね。この2つについて理解しておくと、より自分に合った日焼け止めを選ぶことができます。

SPFとはUV-Bの防止効果を表す数値。日焼けを起こしてしまうまでの時間を、どれだけ伸ばせるかという数値です。

そしてPAとは、UV-Aの防止効果を表す数値。「+」で防止力の強さが表され、度合いは+から++++まであります。

春に欠かせないのはUV-Aに関係するPAの数値。日常生活であればPAが低いものであっても問題ありませんが、外に長くいる日などはPA値がしっかりある日焼け止めを選ぶと安心です。

日焼け止めはこまめに塗り直しを

日焼け止めは一度塗れば一日中効果が発揮されるわけではありません。夏ほどの汗をかかない季節であっても、2~3時間に1回程度塗り直すことで、表記されているSPFやPAの効果が発揮されます。

外に長時間いるときは、なるべくこまめに塗り直して紫外線を防ぎましょう。

日傘の色は「黒」がおすすめ

日差しが気になり始めると日傘をさす方も多いかと思いますが、紫外線対策をしっかりしたいのであれば色は「黒」がおすすめ。黒は紫外線を吸収してくれるので、日傘に向いている色といえます。

一方白は紫外線を乱反射し、日傘の内側まで紫外線が届いてしまうこともあるので要注意です。

理想の肌を手に入れる第一歩

紫外線対策は、なりたい肌を手に入れるための第一歩といえます。

これまで対策は夏しかしていなかった方も、ぜひ今から対策を始めてみてくださいね。

参考文献:小西さやか,『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト コスメの教科書』『日本化粧品検定 1級対策テキスト コスメの教科書』,主婦の友社,2016年

(C)Sarah Köster / EyeEm/Getty Images