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実はやりがちなんです… コスメマニアが実感した「ファンデーションのNG塗り方」

ファンデーションを塗るとき、タイプによって塗り方を変えていますか? リキッド、クッション、パウダーなどタイプごとに適した塗り方が異なり、違う方法で塗ると仕上がりやメイクもちが悪くなってしまうことがあります。今回は、タイプごとにやりがちなファンデーションのNG塗り方についてご紹介します。

リキッドファンデーションは量に注意! 多すぎるとムラが発生

リキッドファンデーション

リキッドファンデーションは、なめらかな塗り心地や肌への密着度、保湿力、みずみずしさ、カバー力に優れています。きれいに仕上げるにはテクニックが求められますが、美しさと持続力を重視する方におすすめのアイテムです。

リキッドファンデーションでよくあるNGは、塗りすぎ。カバーしようとたくさん塗りすぎると、塗りムラができやすくなります。

リキッドファンデーションは手の甲に出し、少しずつ塗っていくのがおすすめ。1回分の使用量の半分を頬の高い位置にのせ、スポンジか指で頬全体、額、あご、鼻の順にのばして半顔を完成させましょう。もう半顔も残りの量で同様に塗っていきます。仕上げにスポンジで全体をなじませると、余分な油分を抑えることができますよ。

クッションファンデーションは滑らせ厳禁! メイク崩れの原因に

クッションファンデーション

クッションファンデーションは、保湿力とツヤに優れたアイテムです。リキッドファンデーションと比べるとカバー力は低い傾向ですが、テクニック不要で簡単にきれいな仕上がりが叶うでしょう。

クッションファンデーションでよくあるNGは、塗りのばす際にパフを滑らせることです。パフをスライドさせるとムラになりやすく、密着力も下がります。

クッションファンデーションをのばすときは、パフをトントンと置くように塗りましょう。タッピングしながら塗ると毛穴や凹凸にフィットして密着力が高まります。使用量の目安は、パフの半分を半顔分にするとよいでしょう。頬、額、あご、鼻の順に塗って半顔が出来上がったら、反対側も同じように仕上げてください。

パウダーファンデーションは力の入れすぎに注意! 下地が取れて汚くなる

パウダーファンデーション

パウダーファンデーションは、さっと塗るだけできちんとした印象のセミマット肌に仕上がるアイテム。カバー力は低めかもしれませんが、フェイスパウダーも不要で手早く仕上がるため便利です。

パウダーファンデーションの塗り方で失敗しやすいのは、力の入れすぎ。気になる部分をカバーしようとしたり、たっぷりと塗ろうとしたりすると、力が入りすぎてスライドさせる際に下地が取れやすくなります。

パウダーファンデーションを塗るときは、力を抜いて軽く滑らせることが大切です。スポンジの半面にとり、他と同様に頬、額、あご、鼻の順で塗布していけばOK。力を加減できるようになると、美しくナチュラルに仕上がりますよ。

タイプに合わせた正しい塗り方で理想の仕上がりに

ファンデーションのタイプごとに、適切な量も塗り方も異なります。今回ご紹介した方法を取り入れて、きれいで長持ちするベースメイクを目指してみませんか?

筆者情報

古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。