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メイクがしっくりこない…【美容家が解説】アラフォーが忘れがちな「NGポイント」3つ

年齢を重ねるにつれて、「メイクが前ほどしっくりこない」と感じることがありませんか? その理由は、メイクのちょっとした部分を見直していないせいかもしれません。時短美容家の並木まきが、メイクがしっくりこないアラフォーが「見落としがちな点」を解説していきます。

1:ファンデーションの色がずっと同じ

ファンデーションの色がずっと同じ

ファンデーションの色は、そのときの肌に合わせて選ぶのが正解です。ずっと昔にタッチアップして選んだまま、何年も同じ色を使い続けていませんか? 20代~30代前半までの肌と、アラフォーになってからの肌は、見た目には同じように見えても微妙な違いが出ていることも。赤みや“くすみ”の影響で、それまでに使っていたファンデーションが急に「合わない」となることも少なくありません。

アラフォーになってベースメイクがしっくりこないときには「肌の調子が一時的に悪いせい」と下地や仕上げのパウダーだけを変えて対処するよりも、思い切ってファンデーションの色を見直したほうが変化を実感しやすいでしょう。

ここ数年で、各メーカーはファンデーションの色展開を増やしている傾向にあります。肌に変化が出やすいアラフォー世代は特に、過去の色選びの結果にこだわらず、こまめに“今の自分に合う色”をチェックしたほうがメイクの完成度が上がりますよ。

2:アイシャドウの「塗り方」が10年前と変わらない

アイシャドウのトレンドは、同じような流行が一定サイクルで繰り返されているように見えやすいかもしれません。特に、定番カラーであるブラウンやベージュは、過去に流行したのと似た色が最新トレンドになっているように感じることもあるでしょう。

でも、昔流行った色に似ているからといって、“塗り方”まで10年前と同じなのはNG! メイクの印象が古ぼけて見える原因になるだけでなく、“今の顔”に合わなくなっている場合も。きちんとメイクをしても、なぜかしっくりこない気がするときには、アイシャドウの色ではなく塗り方が影響している場合もあるのです。

たとえば10年前のブラウンアイメイクだと、アイシャドウはアーモンドアイを狙って薄めのグラデーション塗りが主流でした。一方2024年の今は、グラデーション部分を昔よりもやや幅広めに仕上げ、抜け感を意識しつつもきちんと色を出すのがメジャー。このちょっとした塗り方の違いひとつでも、アイメイクの印象は大きく変わります。また年齢による目もとの変化によって、グラデーションを横塗りにするか縦塗りにするかでもイメージは変わってくるはず。

アラフォー世代こそ、最旬アイシャドウをトレンドの塗り方で塗ることが大切。さもなくば、どことなく古い印象を感じさせる違和感メイクになりやすいのです。

3:マスカラをアップデートしていない

マスカラをアップデートしていない

マスカラも、毎年のようにトレンドが移り変わり、次々に新しいスタイルの製品が出ていますよね。アラフォーになると、自分で使い慣れているものをリピートする場合も少なくないはず。でも実は、この習慣こそが、メイクがしっくりこない理由になっていることもあるのです。

目もとの印象は、顔全体の印象を左右する大切な部分と言えます。それだけに、まつ毛が今の自分に合っていないだけで、メイクの違和感を醸す原因にも…。長く使い続けている“マイ定番マスカラ”があるのは悪いことではありませんが、何年も同じマスカラを使い続けているうちに、今の自分には仕上がりが合わなくなっている可能性も否定できません。

まつ毛は、ボリュームやカール、束感のほか色にもトレンドがあるため、選ぶマスカラひとつで仕上がりが大きく変わります。丁寧にメイクをしても、なんとなくしっくりこないと感じたら、マスカラをアップデートしてみましょう。

さいごに

アラフォーを過ぎると、ある日ふと、これまでのメイクが急に似合わなくなったと感じがち。いつものメイクがしっくりこないと感じるなら、今回紹介した見直すべきポイントを意識してみましょう。「年齢のせいで仕方ない」と諦めるのは、まだまだ早いですよ! ちょっとしたポイントを変えるだけで、自分でも驚くほどメイクがしっかりとなじむことも少なくないのです。
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