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私の月経って“普通”じゃないの!? 初めての婦人科検診で受けた「予想外の診断結果」

自分の月経は“普通”で、皆こんなものだろうと思っていた20代の頃。市から届いた子宮頸がん検診のお知らせを見て、なんとなく「受けてみよう」と思い、人生で初めて婦人科検診へ行くことに。軽い気持ちで受けた検診でしたが、予想外の診断結果を告げられることになりました。今回は婦人科検診での実体験をご紹介します。

婦人科検診を受けたきっかけ

私の月経って“普通”じゃないの!? 初めての婦人科検診で受けた「予想外の診断結果」

筆者は初めて月経が来た頃から、経血の量が多いタイプ。また「お腹が痛い」「腰が重だるい」「生理前は食欲が増える」「不安やイライラなど気分が不安定」など、いわゆる生理痛やPMSと呼ばれる症状を感じていました。

当時は「月経=恥ずかしいもの」というイメージがあり、痛みによる辛さや疑問をなかなか人に相談できなくて。今のようにインターネットが盛んではなかったし、フェムケア情報が少なくて、情報や知識もありませんでした。毎月のことなので、「これが普通なんだろう」「痛みや気分の不安定さも当たり前」と思い込み、皆これを乗り越えているんだろうな…と思っていたんです。

自分の月経に対して疑問を感じるように

社会人になった20歳頃から「かたまりのような経血が出るようになった」「過多月経かもしれない」と感じるように。さらに、先輩や友人との会話から「量が少ない人もいる」「生理痛やPMSがない人もいる」という話も聞いて、量や症状など人によってそんなに違うんだ…と驚きましたね。

とはいえ、自分の月経に対してそこまで深刻には考えていませんでした。「痛みやしんどさを感じるし、量も少し多い気がするけど、月経サイクルは正常だしな…」と、婦人科を受診するほどの問題はないと思ったのが正直なところ。

ですが、ちょうどその頃(約10年前、筆者が25歳頃)に女性特有の病気を公表する芸能人が多くなったと感じ、月経について考える機会が増えたんです。市から無料で婦人科検診を受診できるお知らせが届いたこともきっかけとなり、軽い気持ちで婦人科へ行ってみようと思いました。

驚きの診断結果が…

私の月経って“普通”じゃないの!? 初めての婦人科検診で受けた「予想外の診断結果」

「何かあってからでは遅いし、何もなければそれで良し!」と思い、初めての婦人科検診へ。

しかしその結果は、予想外のものでした。じつは「子宮筋腫(子宮壁にできる良性の腫瘍で筋肉が増殖したもの)」があることがわかったんです。

詳しく調べてもらったところ、私の場合は現時点で大きな問題になるようなものではなく、毎年の検診で大きくなっていないかなどの様子を見るだけでいいとのこと。しかし、子宮筋腫ができた場所が悪かったり、数が多くてサイズが大きかったりする場合は、「経血量が多くなる」「不正出血を起こす」「妊娠しづらくなる」といった可能性もあるそうです。

月経へのアドバイスも

検診時に「なんとなく経血量が多い気がする」「かたまりのような経血が出るようになった」と医師に相談してみると、ホルモンや冷えなどが原因ではないか、とのこと。さらに「我慢せず鎮痛薬を飲んでください」とアドバイスももらいました。

その日から毎日の入浴で、足先やお腹を冷やさないように気をつけるようになったんです。

悩みや不安を一人で抱え込まないために

私の月経って“普通”じゃないの!? 初めての婦人科検診で受けた「予想外の診断結果」

婦人科だけに限らず、よっぽどの痛みや違和感がなければ病院に行かないという人は多いはず。筆者も初めて月経が来た日から「生理とはこういうもの」と思い込んでいましたし、「20代で婦人科検診は早くないかな?」と考えていました。ですが、自分の体であっても、病院で診てもらって初めてわかることもあるでしょう。

検診の結果、何もなければそれでいいし、もし問題があっても早めに治療することができたら良いですよね。一番怖いのは、放置した結果手遅れになってしまうこと。

自分の体や月経と向き合うきっかけにしてみてくださいね。

©PeopleImages/Trevor Williams/Moyo Studio/gettyimages

※この記事は個人の体験や感想をもとに執筆しています。