【ユニクロ】最新「ヒートテック」を徹底比較! “暖かさ”や“着心地“の違いとは…
一枚着るだけで暖かくなる『ユニクロ』の「ヒートテック」シリーズ。年々機能性が進化し、種類も豊富なため「違いがわからない」という人が多いのではないでしょうか。そこで「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」と「極暖 ヒートテック コットン」を購入し、素材やシルエット、着心地を比べたのでご紹介します。
ヒートテックとは?
「ヒートテック」とは、汗などの水分を吸収して発熱する繊維“吸湿発熱繊維”でできているアイテムのこと。冬の防寒アイテムとして、肌着やスポーツウェア、腹巻き、タイツなどに用いられています。
定番人気の『ユニクロ』の「ヒートテック」アイテムは、近年さらに機能性が進化していることで話題ですが、「商品名を見ても違いがわからない」と感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「ヒートテック」全種類の特徴から、最新「ヒートテック」の比較、買い替え時期の見極め方までまとめてご紹介します。
『ユニクロ』ヒートテックは大きく分けて4種類!
まず「ユニクロ」が展開している「ヒートテック」シリーズは、
・「ヒートテック」
・「極暖 ヒートテック エクストラウォーム」
・「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」
・「極暖 ヒートテック コットン」
の4種類があります。
そこから種類によって、「クルーネック」「Vネック」「Uネック」「ハイネック」など首元の形状、「長袖」「8分袖」「半袖」など袖の長さ、サイズ、色のレパートリーに分かれています。
「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」と「極暖 ヒートテック コットン」を試してみた!
『ユニクロ』で最もメジャーな「ヒートテック」は2003年に誕生し、2013年に「極暖 ヒートテック エクストラウォーム」が発売され話題に。さらに進化して2017年に「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」、2021年に「極暖 ヒートテック コットン」が誕生!
今回は、2017年発売の「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」と、今年発売されたばかりの「極暖 ヒートテック コットン」の素材や着心地の違いについてお伝えしていきますね。
商品の特徴
「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」
まずは生地の質感や素材の違いについて。
「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」は発熱、保温、吸放湿、保湿、ストレッチ、形状保持などの機能があり、基本の「ヒートテック」に比べて約2.25倍(※1)暖かい防寒性が高いことが特徴です。
※1:衣類の熱抵抗を表すCLO値を元に算出。通常のヒートテックとの比較
見た目のデザインはシンプルですが、生地が厚めで縫い目がわかりやすく、スポーツ衣類のような印象です。
ヒートテックマークは左下の裾にありますよ。
「極暖 ヒートテック コットン」
一方、「極暖 ヒートテック コットン」は発熱、保温、抗菌防臭、ストレッチ、吸放湿、形状維持、風合いなどの機能に加え、肌面部分に100%コットンを使用した優しい肌あたりが特徴です。
こちらもデザインはシンプルで、生地は厚め。ですが、「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」よりは薄くてなめらかな肌触りです。
ヒートテックマークは首後ろに入っています。
素材感の比較
表面の生地を比較してみたところ、どちらも生地感はしっかりしていますが、「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」のほうが厚かったです。
肌面部分を比較すると、「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」は触り心地がふわっとした裏起毛素材で、「極暖 ヒートテックコットン」は柔らかくなめらかなコットン素材でした。
素材を見比べると、「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」はポリエステル40%・アクリル40%・レーヨン17%・ポリウレタン3%。一方、「極暖 ヒートテックコットン」は綿53%・アクリル42%・ポリウレタン5%です。
実際に着用してみた感想・シルエットの比較
実際に着用すると、ごわつきや見た目の違いはあまり感じませんが、着用時の暖かさが違いました!
もちろんどちらも暖かいですが、暖かさが強く感じられたのは「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」です。薄手のスエットを着たような感覚で、体を包むような暖かさがあるため、室内であればこれ一枚でも十分だと感じるほどです。
「極暖 ヒートテック コットン」も生地の密度が高いのでとても暖かく、薄手のロンTのような着用感で、インナー代わりに重宝しそう。
写真を見比べると、ボディラインにピタッと密着する感じもわかりやすいですね。上からニットやセーター、トレーナーを重ねるのにちょうどいい厚さです。
筆者は2013年に発売された「極暖 ヒートテック エクストラウォーム」も持っているのですが、こちらより若干暖かく、肌面の素材がとてもなめらかなので、着心地重視の人にはこちらのタイプがおすすめです。
ただ、気になる点が1つ。「ヒートテック」はできるだけ肌に触れているほうが温かさを感じる衣類。そのため、肌に密着するジャストサイズを選ぶのがおすすめです。そうなると、肌が乾燥しやすい人にとっては裏起毛素材がかゆみを引き起こす可能性もあるため、着用前後の保湿ケアは入念にした方が良いでしょう。
【商品情報】
ユニクロ「ヒートテック ウルトラウォーム クルーネックT(超極暖・長袖)」
価格:¥1,990
カラー:01オフホワイト、09ブラック、38ダークブラウン、68ブルー
ユニクロ「ヒートテック コットン クルーネックT(極暖・長袖)」
価格:¥1,500
カラー:00ホワイト、09ブラック、31ベージュ、52グリーン、68ブルー
「ユニクロ」ヒートテックを選ぶポイント
筆者が今まで「ヒートテック」シリーズを購入し、たくさん着用してきた経験から選び方のポイントをまとめました。
・「ヒートテック」
生地が一番薄く、なんとなく暖かいかな?という感じで、寒がりな人には物足りないかも。室内で過ごすことが多い日のインナーにおすすめです。
・「極暖 ヒートテック エクストラウォーム」
薄手のロンTのような厚みはあるものの、ゴワつきにくいので、上からニットやセーター、トレーナーなどを着るのに最適。インナーとしても使いやすく、しっかり暖かいので、室内・屋外どちらでも着用しやすいです。
・「極暖 ヒートテック コットン」
「極暖 ヒートテック エクストラウォーム」と同じ着心地・暖かさに加え、肌への優しさを重視したい人にはコットン素材がおすすめです。
・「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」
とにかく寒がりな人、室内で防寒はしたいけど厚着したくない人、長時間の外出などで防寒が欠かせない人におすすめです。とにかく暖かいのが魅力!
タグをチェックして! 1〜2年で買い替えるのがおすすめ
「ヒートテック」は長時間肌に触れやすく、汗などの水分を吸収して発熱する繊維。長年着用していると生地が伸びるだけでなく、繊維が痛むとヒートテックの機能や効果が低下し、乾燥や肌荒れの原因になることも…。
よって、着用回数や洗濯回数から考えて、1〜2年くらいで買い替えるのがおすすめです。
『ユニクロ』の「ヒートテック」のタグには、製造年とどのシーズンのものかがわかるように記載されています。
丸で囲んだ前半部分の数字が製造年、後半部分は1春物・2夏物・3秋物・4冬物という表記です。今回紹介した2種類は「14」と記載されていたため、1が2021年製造、4が冬物ということになります。
他に持っていた2枚を確認してみたところ、「74」が2017年製造・冬物、「04」が2020年製造・冬物です。「長らく使っているけど、いつ買ったっけ?」と思う人はタグをチェックしてみてください。
古着回収キャンペーンでお得なクーポンを手に入れて!
実は今、『ユニクロ』では着なくなったユニクロの服を回収し、次へと生かす「RE.UNIQLO」の取り組みを推進しています。
2021年10月15日(金)〜11月30日(火)までの期間に、『ユニクロ』の「ヒートテックインナー(MEN、WOMAN、KIDS、BABY)」と「ダウンウェア(MEN、WOMAN)」を店舗に持っていくと、ポイント還元してくれるお得なキャンペーン!
「ヒートテックインナー」1点につき¥200割引デジタルクーポン(上限¥1,000)、「ダウンウェア」1点につき¥1,000割引デジタルクーポンをその場で付与してくれます。クーポンの利用は2022年2月28日(月)までとなり、¥200割引デジタルクーポンは¥201以上のお買い上げで利用可能、¥1,000割引デジタルクーポンは¥5,000以上のお買い上げで利用可能です。
筆者も2017年製造の「ヒートテック」を店舗に持って行ったところ、その場でクーポン付与してくれました。買い替えついでに店舗に持って行ってみてはいかがでしょうか? 事前にユニクロのアプリをインストール、登録しておくのがおすすめです。
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『ユニクロ』の「ヒートテック」の違いや買い替えのタイミングに困っていた人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【参考】
『ユニクロ』公式サイト
©gowithstock/Shutterstock