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腰痛改善と“痩せ体質”を同時に目指す!【1日1分】腸腰筋にアプローチする「簡単習慣」

「しょっちゅう腰が痛い」「最近よくつまずくようになった」「ボディラインが崩れてきた」などのお悩みを抱える人もいるでしょう。それらの原因は、”腸腰筋の衰え”にあるかもしれません。今回は、現役ヨガ講師の筆者がベッドの上でもできる簡単エクササイズをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!

腸腰筋とは?

腸腰筋とは?

上半身と下半身をつなぐ筋肉である「腸腰筋」。腸腰筋とは大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つの筋肉の総称であり、腰から足の付け根にかけて伸びるインナーマッスルのことを指します。腸腰筋は、股関節の動きや姿勢の維持、体幹を安定させるために重要な役割を担っています。

腸腰筋が衰えるとどうなる?

一概には言えませんが、腸腰筋が衰えたり凝り固まると、次のような状態を引き起こす可能性があります。

・腰痛
・猫背
・足の痺れ、だるさ
・お尻のたるみ
・ぽっこり下腹
・姿勢の崩れ
・つまずきやすい

デスクワークや車の運転をすることが多い方、運動不足の方は特に骨盤が後傾しやすく、姿勢を維持する力が衰えて体全体のバランスが崩れがちです。姿勢が悪いと見た目だけではなく、歩行時につまずきやすくなったり、体に負担がかかって腰や背中に痛みが出やすくなることも。それ以外にも、代謝が悪くなるのでダイエットにも悪影響を及ぼしかねないのです。

腸腰筋を”鍛えて緩める”簡単習慣

腸腰筋を鍛えたりコリを解消することで、腰痛の改善・予防のほか、ボディラインや姿勢が整い、痩せやすく太りにくい体作りにもつながります。

では早速、腸腰筋を”鍛えて緩める”簡単習慣をご紹介します。ベッドの上でもできるので、毎日のルーティンに取り入れてみてくださいね。

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やり方をチェック!

腸腰筋を”鍛えて緩める”簡単習慣

1.仰向けになり、腰の下に両手のひらを入れる。
2.両足をまっすぐ伸ばし、右足は真上に持ち上げる。
3.右足のかかとを遠くへ伸ばすようにしながら、床に着く手前まで下ろす。
4.1~3を10回行う。

腸腰筋を”鍛えて緩める”簡単習慣

5.両手で右膝を抱え、左足はかかとを前に押し出すようにして伸ばす。
6.右膝を伸ばして真上に持ち上げ、両手で右足のもも裏をつかんでストレッチする。
7.数回呼吸してから右足をほどき、左足も同様に行う。

まずは立ち姿勢・座り姿勢を見直してみて

姿勢を意識してエクササイズを継続することで、腰痛予防だけではなくボディメイクにも期待できます。まずは自分の座り姿勢から骨盤が後傾して背中が丸まっていないか意識してみてください。

また、立ち姿勢のときに片足重心になっていたり、骨盤が前傾・後傾していないかをチェックしましょう。ご自身の体調に合わせながら、ぜひ行ってみてくださいね!

©Peter Dazeley/gettyimages

筆者情報

NATTY/池田夏子
YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。