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狭い玄関でもマネできる! “片付けのプロ”がこっそり教える「玄関掃除・収納」のコツ5選

外から帰ってきたときに玄関がすっきりしていると、気持ちがいいですよね。とはいえ、いつも清潔な玄関にしたくても狭かったり収納スペースが少ないと、整理整頓するのが難しいと感じる方がいるかもしれません。そこで今回は整理収納アドバイザーである筆者が、狭いスペースを活用した“掃除&収納アイデア”をご紹介します。玄関収納のポイントや収納スペースを増やすコツを紹介しますので、参考にしてください。

1.玄関に置いておきたいモノ

玄関に散乱しやすいアイテムとしては以下のようなものが考えられます。

・靴
・長傘、折りたたみ傘、レインコート
・マスクや消毒グッズ
・自転車用のヘルメット
・子ども用ボールなどの遊び道具

靴や傘など出かけるときの必須アイテムのほか、マスクや消毒グッズのような忘れたくないモノを置いておく人もいるでしょう。

狭い玄関スペースを上手に活用するには、モノの適正量を決めて、一目で見やすくすることがポイントです。モノを詰め込みすぎず、風通しがよい空間をキープできれば、湿気が溜まりにくくカビの予防にもつながります。

すっきりして明るい、お家の顔になる玄関を目指しましょう。

2.床に置く靴は、1人1足だけ

玄関

サンダルやスニーカー、革靴など、複数の靴が玄関にあふれてしまうことがあるかもしれません。靴箱にしまうのが面倒だったり、そもそも収納スペースが足りなかったりなど、さまざまな原因が考えられます。

まずは、玄関に出して置く靴は1人1足と決めましょう。筆者宅でも実践しているのですが、1人1足だけをキープすると3つのメリットがあります。

・靴を揃えやすくなり、スムーズに出掛けられる
・靴の汚れに気づきやすくなり、こまめに手入れができる
・地震が起こったときに、すぐに避難できる

出ている靴が少ないと、たくさんの靴を整える手間もなくなり、床の掃除もグンとラクになります。災害対策の一環としても、玄関にモノを出しっぱなしにしておかないことがとても大切です。

3.収納スペースに合わせて、靴を厳選

靴箱

また、持っている靴を見直して、収納スペースに合った量に厳選してみましょう。

靴をケースに入れて重ねたり、シューズホルダーなど靴専用の便利な収納グッズを使っている人もいるかもしれません。しかし、筆者宅では便利な収納アイテムを使っていません。靴箱内いっぱいに靴を重ねたり、詰め込んで見えにくくなったりすると、どんな靴を何足持っているか、数を把握できないと感じるからです。

靴を厳選することで痛みや汚れにも気がつきやすくなり、大切にお手入れすることができます。さらに、靴箱にゆとりができるので掃除もしやすくなり、玄関のごちゃごちゃした印象も軽減されますよ。

厳選した靴を置くだけのシンプルな収納方法には、4つのメリットがあります。

・湿気が溜まりにくく、革の痛みやカビの発生を防ぎやすい
・空気が循環しやすくなり、ニオイが気になりにくい
・時々の季節やファッションに合う靴が選びやすくなる
・ホコリが溜まりがちな靴箱の奥も掃除がしやすくなる

筆者宅では、靴箱の棚を1人一段に割り当て、スペースに収まる靴だけを厳選して置いています。夫の靴はサイズが大きいので、2段分のスペースに収まればOKとしています。筆者宅の靴箱は、一段で手前と奥に4足ずつ入るので、筆者は8足までが適量と考えて、靴を厳選しています。

4.玄関の掃除アイテムは、2つのみ

掃除道具

普段の玄関掃除には、“ほうき”と“除菌ウェットティッシュ”の2つのみを使っています。

ほうき
柄が短かったり、サイズが小さいと、掃除するときに屈まないといけないので、柄の長いタイプがおすすめです。収納時はS字フックにかけて、気がついたときに砂埃やホコリを取ります。

除菌ウェットティッシュ
濡れた雑巾で靴箱を水拭きすると、水分が残ってしまいカビの原因になる可能性もあります。除菌ウェットティッシュを使えば、靴箱も床も手軽にサッと拭き取れるので便利です。

5.ちょっとした収納を増やす、便利アイテム2つ

フック

狭い玄関内に収納を増やすなら、フックとマグネットが便利!

フック
靴箱の扉の内側にフックを2つ付け、棚の間にあるスペースに収まるようカゴを引っかけておくとマスク置き場になります。除菌ウェットティッシュも一緒に置けば、手を拭いたり掃除したりするときに活用できるのでおすすめです。

スリッパ

子どもの保護者会で必要な上履きや名札も、フックに引っ掛けています。年に数回だけ必要なアイテムは、行方不明にならないよう定位置を設けておくと安心です。

傘

S字フックには、折りたたみ傘やほうき、リュック防水カバーを掛けています。1つのフックに掛けるアイテムは1つだけ。重ねてかけると取り出しにくくなってしまいます。

フックを使って、空間を収納スペースとして上手に活用してみましょう。

マグネット

マグネット
雨の日に濡れた上着やレインコートを掛けて乾かしておくために、マグネット付きD型フックを玄関ドアにつけるのもおすすめです。

マグネット式だと必要なときだけサッと取り付けられるので、普段はすっきりとした玄関をキープできます。

玄関収納のスペースに合わせて靴の数を厳選したり、床に靴を置きすぎないことで、靴箱内の掃除も靴のお手入れもしやすくなります。靴が見やすくなると、好みのファッションに合わせた靴選びもより楽しくなるかもしれませんね。

5月の衣替え前や梅雨入り前のタイミングに合わせて、玄関収納を見直し、手入れのしやすい空間にできるといいですね。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani