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知ってる人だけ得する! 見た目が確実に若返った「シュリンク」体験レポ!【韓国】

韓国在住の編集者・ライター、二俣愛子さんによる韓国の美容情報レポート。今回は、二俣さんが顔のたるみに効く施術「シュリンク」を試したレポートです。

シュリンク2週間後の引き締まりかたが驚き!

【韓国在住ライター二俣愛子のBeautyレポート】 vol. 10

みなさん、こんにちは。韓国在住の編集ライター・二俣愛子です。

突然ですが、リモートワーク中のオンライン会議で自分の顔が画面に映ったときに「ぎょ!」っとすることってないですか?

長くマスクを使用しているとつい忘れてしまいがちですが、ふと外したときに写る自分の顔を見て驚くのが、そう! 顔のたるみ!

リモート会議中には「うーん」と悩んだように頬杖をついて、さりげなく頬をぐいっとあげてその場をしのいでも、鏡を見るたびにトホホとなるわけです。

そこで、“日本では価格が高くて躊躇してしまうけれど、韓国では安くできる美容皮膚科の施術に頼ってみようじゃないか”とふと思い立ち、顔のたるみに効果的と言われる「シュリンク」を初めて受けたのは、実は去年のこと。

これが素晴らしく効果を感じたので、再びたるみが気になってきたタイミングでまた受けてきました。

今回はそのすべてをレポートします。

そもそも「シュリンク」とは?

「シュリンク」とは、リフトアップに効果的なHIFUと呼ばれるレーザー機器の最新版。

HIFUは、高密度焦点照射式超音波治療(High Intensity Focused Ultrasound)の略で、ハイパワーの超音波によって、肌の奥の決まったポイントに対して熱を加えることができるレーザーです。顔を切開する必要がないためダウンタイムがないのに、リフトアップに十分な効果を発揮するという素晴らしさで、日本でも人気を集めています。

そして、韓国でその効果の高さから特に支持されているのがHIFUの中でも「シュリンク」なのです(日本ではウルトラフォーマー3という名前でも呼ばれています)。

従来のレーザーよりも照射スピードが速く施術時間が短縮されたほか、全顔照射が可能なので目の周りや首などの薄くて弱い肌にも当てることができます。

さらにカートリッジを取り換えながら「真皮層」「脂肪層」「筋膜」の3つの層に対してアプローチ可能で、先生のテクニックによって細やかなカスタマイズをしながらその人に最も合った照射を行うことができるのが魅力。

1か月かけて完成するリフトアップ!

じゃあ、一体具体的にどんな効果があるのか? それは肌の内側の組織にレーザーで熱を与えて縮ませることで、たるんだ肌をリフトアップさせることができるということ。

お肉を焼くと、きゅっと縮みますよね。それと近い原理だとイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。

ほうれい線や小じわ、頬や目の周りのたるみといったお悩みに効果的なのです。

「シュリンク」は、即効性と中期的な効果の2段階のリフトアップができるというのも特徴です。

たるんでしまった筋膜にアプローチして縮ませることによるリフトアップの即効性と、計画的に壊した組織が自然に治癒する際に生まれるコラーゲンによるリフトアップで中期的に効果が実感できるというわけ。

効果の持続は3か月~6か月ほど

効果が最も実感できるのは約1か月後。また、その持続期間は人によって差はありますが3か月~6か月ほどと言われています。

私が前回受けたときは、400ショット×3回(1か月ずつ)のコースにして約1年半ほどもちました。

通常、シュリンクを取り扱う韓国の皮膚科やクリックでは、300ショットか400ショットを選択する場合が多いようです。

先生に相談すると、特に気になるパーツには100ショット程度当てるとより効果的だそうで、両頬をメインに、あご下・おでこ・目元を全体的に当てることができるという400ショットを迷わず選択!

施術の全貌公開!

1. 麻酔クリームを塗布

たるみ エイジングケア エステ シュリンク 韓国 人気

まず麻酔クリームを鼻と口周りをのぞいた顔全体と、あご下に塗ります。15分後ほどでティッシュオフしてぬるま湯でオフします。

私が訪れた皮膚科は「お手頃な価格で高い効果を提供する」ことをコンセプトにしたところだということもあり、麻酔クリームのオフはセルフでした。

2. シュリンク施術

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そして、いよいよシュリンク様のご登場!

カートリッジは、4.5mm、3.0mm、1.5mmの3つに分かれていて、一番深い筋膜層からはじまり、脂肪層、真皮層の順に照射していきます。

そして、気になる痛みですが、これがまた地味に痛い。

「トゥクトゥクトゥク…トゥクトゥクトゥク…」という、なんとも可愛げな音が出るのですが、感じる痛みは全然可愛くない。肌の奥をじりじり焼かれているような痛み…と言うと恐怖でしかないですよね(笑)。恐怖心をあおるような表現しか思いつかず、すみません。

しかし、涙が出るほどの痛みではありませんのでどうかご安心を。

深い部分から当てるのですが、それが一番痛くて、徐々に弱くなっていくイメージです。私の場合は頬のたるみやあご周りのラインが一番気になっているので、両頬・あご下を中心に当て、おでこと目の周りは1回ずつ当ててもらいましたが、頬の薄い部分が特に痛みを感じました。

今回は取材のため写真を撮ったり、先生に質問をしながら進められたので、かなり気がまぎれましたが、施術中はとにかく一生懸命別のことを考えたり、太ももをつねってみたりと、現実逃避することをおすすめします(笑)。だいたい15~20分ほどの施術です。

ただ、この痛みを感じてでも嬉しい効果が実感できるから、またこうして施術を受けてしまうわけです。

BEFORE & AFTER公開!

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施術当日・施術3日後・施術1週間後・施術2週間後の比較写真です。

2週間目でも十分効果を感じています。施術当日と、2週間後を見比べるだけでもかなり引き締まっているのがわかるかと思います。

また、コラーゲンが生成されているからなのか、お肌もつやっとしてきました。ただ、頬や口周りはしっかり保湿しないと乾燥しますのでご注意を。

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特に、顔の下半分を撮った写真では、たるみによってでき始めていたマリオネットラインが改善したのがわかります。

また、前回は気になりませんでしたが、今回は3日後に一番たるみを感じたのがちょっと意外だったポイント。

副作用はあるのか!?

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ダウンタイムはほぼありませんが、施術直後は赤く腫れました。それが上の写真。それでもこの日は鎮静用の軟膏を塗ってもらい、数時間後には赤みはおさまりました。

さらに、1週間ほどは筋肉痛のような痛みがあります。ただし、顔を手で抑えるなどしたときに感じる程度なので生活に支障はなし。

施術後はかなり乾燥するので、鎮静系のコスメと合わせてしっかりと保湿することをおすすめします。

気になる価格は、日本の約1/4!?

今回、施術をした内容は、シュリンク全顔400ショット ₩242,000(約23,732円)でした。

オプションで、シミやそばかすに効果的なレーザーのトーニング ₩20,000(約1,970円)、エラの筋肉を抑えてあごをすっきりみせてくれるエラボトックス ₩29,000(約2,844円)も追加しましたが、それでも安い!

日本でシュリンクができる病院やクリニックを調べてみると、医療で10万円前後、それよりも低価格で出力の弱いクリニックでの施術でも400ショット(アゴ下込み)で5万円ほどのようです。

ちなみに、日本ではドクターではないスタッフでも照射可能なクリニックがあり、ドクター指名の場合は、オプション料金が加算されることもあるようですが、韓国では基本的にシュリンクの認定医の資格を持った医師が施術を担当します。

そう考えると韓国は圧倒的に安いですよね。

今回施術した皮膚科はココ!

最後に、今回お世話になった皮膚科をご紹介。

お手頃な価格でしっかり効果が感じられる施術をしてくれるから地元の人はもちろん、実は韓国在住の日本人も多く通う場所。

日本語を話せるスタッフさんはいませんが、翻訳ツールなどを使って接客してくれますので安心です。

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『リメイ皮膚科』
住所:ソウル特別市 中区 茶山路104 5F
アクセス:地下鉄「薬水駅」7番出口出てすぐ左のビル5階。ビルの正面入り口にはエレベーターがありませんが、その左側にある階段を登った出入口にはエレベーターがあります。
営業時間:平日10:00~21:00、土 10:00~17:00(日祝休診)
予約:カカオトーク@리메이 피부과

お手頃だから次々に試したくなる韓国美容

韓国は、コスメも美容施術も効果がしっかりと感じられるのに日本に比べて安いから次々に試したくなります。

ほかにも、痛くないシミ取りレーザーとして人気を集めているピコシュアや、ダイエットに効果的な鍼、たった1回でしっかり白くなる歯のホワイトニングなど、気になる施術が盛りだくさん。今、せっせと情報を集めているところです。

日本にいてもできる施術は多いですが、みなさんが韓国に来てお手頃価格で施術を楽しめる日が、そう遠くないことを祈るばかりです。

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二俣愛子 
韓国・ソウルを拠点に、雑誌やWEBメディアでライターとして活躍中。コスメからグルメまで最新の韓国事情をインスタグラムでもお届け。ジュエリーショップ「Owol.」のオーナーも務める。