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最高です…! 睡眠のプロが溺愛する「買って大正解の熟睡グッズ」6選

雨が降ったり急に暑くなったり、季節の変わり目は少し不安定。おまけに長期休暇があけて、仕事がどっと押し寄せ、夜寝ようもなかなか寝付けないという方は少なからずいるようです。そこで今回は、長年睡眠の個別指導をしてきた、眠りとお風呂の専門家、公認心理師のSleepLIVE株式会社代表の小林麻利子さんに今の時期におすすめの寝付きアップにつながるグッズを伺いました。

石川県の寝具店「乙丸屋」のパジャマ

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今の季節に限定したお話ではありませんが、良い眠りを得るためには眠りに適したパジャマが不可欠です。現在(2022年5月25日)は、石川県の乙丸屋という寝具店でしか購入できませんが、乙丸屋さんが作ったパジャマは、まずは頭からかぶるタイプのもの。パジャマといったら前でボタンを留めるタイプがスタンダードですが、ボタンがないだけで、なぜこんなに楽なのだ…と目から鱗。

洗えば洗うほど柔らかくなる素材で、ウエスト部分はボタンによりサイズ調整が可能なのでちょうどいい履き心地。ほどよいゆとり感でお風呂上がりのリラックスには最適と言えます。

朝起きて顔を洗う際は、ゴムになっている袖口をあげるだけで煩わしさゼロ。睡眠だけでなく、睡眠前後の時間についても考えられた商品です。

パジャマの着用は、これに袖を通すだけでよく眠れるのだ、という快眠儀式ともなります。頭で考えすぎず、何はともあれまずはパジャマを着ましょう。

ウチノのバスローブ

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今の時期はお風呂から上がったら、湿度が高いため暑くて汗ダラダラ。なかなか汗がひかずに、寝つきも悪くなりがちです。

そんなときに重宝するのが、ウチノのバスローブ。ただのバスローブではありません。汗をしっかり吸い取ってくれて放散する機能性抜群。もちろん綿100%です。

ポイントは、片手でボタンが止められるところです。例えば子どもが小さかったりすると抱っこしながらバスローブの紐をくくるのは至難の業。しかしこれはボタンなので片手で簡単に止められます。ありそうでなかった逸品です。

さらに、よくあるバスローブは、分厚かったり重かったりしますが、こちらは機能性が高いからこそなし得る薄くて軽い生地。着る時もサラッと軽やかに着られますし、洗濯の際の煩わしさもなく、乾くのも早いのです。快適におやすみするための必需品と言えます。

Sleep STEP アロマアイテム

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睡眠とお風呂は1セットというコンセプトの元、入浴時間のバスミルク、お風呂後の全身を労わるボディオイル、寝る前の入眠儀式となるピローミストの3ステップで使用できるアロマアイテムです。

やはり香りアイテムは、寝る前のリラックスにつながりやすいので重宝します。睡眠には、五感の中でも嗅覚刺激が最も早く有効に働きます。特に科学的エビデンスも多い、アロマ精油100%は必須。なかには、精油や植物エキスは入っていて、あたかもボタニカル商品のように見えても、人工香料が入っていて香りが強いものもあります。こちらは人工香料のような強い香りではなく、優しくリラックスできる香りで癒されます。

決して悪いわけではありませんが、睡眠につなげたければ、植物の力を得られる、天然精油100%がベストと言えます。

夏用寝具のナチュラルスタンダード

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今日は暑くて眠れない! だけど、エアコンで朝方寒い…ということはありませんか?

こちらは、深部体温の変動にフォーカスして作られた天然素材100%の夏用機能寝具です。

最近では、冷感素材などが夏場は流行りますが、大切なのは触った瞬間の心地よさよりも、就寝後の深部体温の低下、および放熱・発汗を促す素材。

眠りが深くなるにつれて深部体温が低下していき、それに伴い発汗して放熱する仕組みがありますが、こちらの商品は、天然素材の綿と麻が使われているので、肌あたり抜群なうえに、寝具内の環境をよくしてくれます。

寝付く際はお腹の辺りに敷いて、朝方は自然にぎゅっと抱きしめて暖かさを感じやすいような温度調整がしやすい寝具です。

残念ながら生協加入をしていないと購入することができませんが、もし機会があれば、チェックしてみてください。

フィリップスのライト

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趣を変えて、今度はスリープガジェットのご紹介です。寝る前にストレッチしたり深呼吸を繰り返すことは寝つきを良くすることにつながりますが、電気が煌々とついていたり、間接照明でも、明るすぎたり白すぎたりと、睡眠に適していない照明は多いです。

しかしこのライトは、とにかく色や明るさの繊細な変化ができるということが大きなポイントです。寝る前には照度を下げて、色温度を下げて赤っぽい光にシフトさせることができます。お陰で、睡眠を促し安定させるメラトニンの分泌を妨げません。

このライトは赤っぽい光、というより、本当に赤い光です。もちろん直接見ずに、例えば上を向けて光がぼんやりと寝室に広がるような光の演出をすることで、とても心地よくなっていきます。

天井サーキュレーター

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まだまだエアコンをつけなくても快適な日も多いですが、お風呂上がりはやはり暑い。扇風機の前で過ごすのもいいのですが、お風呂上がりですから、大の字でベッドの上でゴロゴロしながら風を浴びたい方も多いと思います。

そんなときにおすすめなのが、こちらです。天井から穏やかな風が、『落ちてきます』この浴び心地は最高です。

5段階の風量を変えられますが、反対回りにすることで、直接の風ではなく、さらに穏やかな風になります。部屋全体の空気を対流させて、快適な寝室も作ってくれます。

ただこちらは照明の電力はかなり高く、最も小さい照度にしても明るかったり、色温度がそもそも高いので睡眠に適しているとはあまり言えません。睡眠のためには寝室のダウンライトはつけずに間接照明の方がよいので、例えば照明はつけずにファンだけ回す、といったことも可能です。

いかがでしたでしょうか?
ぜひチェックしてみてください。

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眠りとお風呂の専門家
小林麻利子さん

同志社大学卒業、京都市出身。SleepLIVE株式会社代表取締役社長。生活習慣改善サロンFlura主催。公認心理師。科学的根拠のあるデータや研究を元に、睡眠と入浴を中心とした生活習慣を見直すことで、自律神経を改善していく指導が人気。約3,000名以上もの悩みを解決し、テレビや雑誌など、多くのメディアで活躍中。不規則な生活になりがちな、芸能人やモデル、アナウンサーへも指導。

企業向けには、健康経営や睡眠関連事業支援などを行う。著書に『入浴の質が睡眠を決める』(カンゼン)『不美人習慣を3日で整える熟睡の練習帳』(G.B.)など多数。プライベートは、3歳児と0歳児の母。

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