梅雨は太りやすい!? 6月のダイエットに取り入れたい「簡単習慣」
気圧や湿度、気温の変化が激しい梅雨の時期は、自律神経の乱れから様々な不調が起きやすいと言われています。また、雨で外出する機会も減り、1日の活動量が減って運動不足になることも。今回は、現役ヨガ講師の筆者が、梅雨時期におすすめな「簡単習慣」をご紹介します。ぜひダイエットの参考にしてみてくださいね。
梅雨時期のだるさ・むくみの対処法
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梅雨時期は、気圧の影響で自律神経が乱れやすくなり、「やる気が出ない」「体が重く感じる」「イライラしやすい」などの不調につながりやすくなると言われています。そうした不調が続くと1日の活動量や運動量が減り、結果、むくみや冷えなどのトラブルが起きやすくなることも…。
そこで意識したいのは、「こまめに体を動かすこと」と「体を温めること」。まずはこの2つから取り入れてみましょう。
こまめに体を動かす
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こまめに体を動かすために、日常の動作で運動効率を上げることを意識してみましょう。
・歩くとき:小股ではなく大股で歩く。なるべく階段を使う
・座るとき:膝を閉じて背中が丸まらないように美しい姿勢を保つ
・立つとき:つま先立ちやかかとの上げ下げでふくらはぎの筋肉を刺激する
・自転車に乗るとき:姿勢を意識して腹圧を軽く入れ、踵でしっかりペダルを踏む
その他、仕事中もこまめに首を回す、肩や肩甲骨を動かす、30分に1回は立ち上がって長時間同じ姿勢にならないようにするなど、体を動かすことを心がけてみましょう。
体を温める
気温の変化が起こりやすい梅雨の時期は、体温調節がうまくいかずに血流悪化を招き、体が冷えやすくなるでしょう。加えて、冷たい食べ物や飲み物をとる機会が増えたり、空調で体の冷えを感じたりすることも。
また、暑い日はシャワーで済ます方も多いかもしれません。しかし、こんな時期こそ湯船に浸かるようにしましょう。ゆっくり湯船に浸かる余裕がないという方は、「肩、首、腰、ひざ裏」を温めることで体全体が効率よく温まり、血流を促しやすくなります。腰回りが重だるく感じる方は、カイロを使うのもおすすめです。
むくみ予防の食生活も!
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梅雨時期は余分な水分が体に溜まりやすく、むくみへつながることが考えられます。そのため、塩分の多い食品、砂糖や小麦粉、揚げ物、アルコールなどは避けた方がベターでしょう。余分な水分を排出しやすい食品を意識してとることがおすすめです。
主食の前に食物繊維が豊富な食材をとる
主食の前に食物繊維が豊富な食材をとることで、血糖値の急激な上昇を防げるほか、しっかり噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、食べすぎ防止にもつながると考えられます。
食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類がありますが、どちらも便秘の解消や血糖値の上昇を穏やかにする効果が期待できると言われています(※1)。
・水溶性食物繊維を豊富に含む食材:昆布やワカメなどの海藻類、熟した果物、野菜など
・不溶性食物繊維を豊富に含む食材:大豆、ごぼう、たけのこなど
カリウムが豊富な食材でむくみを予防
塩分の高い食品をとりすぎると余分な水分を溜め込み、むくみにつながります。そこで、体内の余分な塩分の排出を促してくれる、カリウムが豊富な食材をとるのはひとつの手でしょう(※2)。
カリウムは夏野菜に多く含まれるとされます。しかし、夏野菜には体を冷やす作用もあるため、血行を促進して体を温める作用のある生姜や山椒、にんにく、ネギなども一緒にとるのがおすすめです。
また、カリウム摂取の制限がある方もいるため、ご自身の体に合った食事を大切にしましょう。
取り入れやすいことから始めて梅雨を乗り切ろう!
梅雨時期は自律神経の乱れが起きやすく、心身の不調も起こりやすいです。しかし、心身のバランスが整えることで、自然とダイエットにもつながるでしょう。今回ご紹介したアプローチのうち、ご自身の生活に取り入れやすいものから始めてみてくださいね!
【参考】
※1 便秘と食習慣
※2 厚生労働省.e-ヘルスネット カリウム
©︎mapo/Maskot/Maria Korneeva/gettyimages
NATTY/池田夏子
YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。