いまわたしたちにできること~美容・健康・環境も~

ラクして続ける! 女性約100人に聞いた「お弁当づくりの面倒がなくなるテクニック」

普段、お弁当って作りますか? せっかく作ったのに傷んでしまったりなど、お弁当作りに失敗してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。今回は、美容や健康、エコに関心の高い女性たちが集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に「お弁当作り」をテーマにアンケートを実施しました。

「お弁当作り」をテーマに、女性たちの実態を大調査!

お弁当 100人調査 ランチ 昼食

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

今回の調査では、anan Beauty+ clubに所属する女性たちに「お弁当によく入れる定番のおかず」「お弁当作りの時短テクニック」「お弁当が傷まないようにするために工夫していること」「やらなきゃよかった失敗談」の4つについて聞きました。

会社に持って行く自分用のお弁当、学校に持って行く子どものためのお弁当など、お弁当を日頃から作っているかた、作ろうかなと検討中のかたも必見です。

Q.   お弁当によく入れる定番のおかずを教えて!

まずは、anan Beauty+ clubに所属する女性たちに「お弁当によく入れる定番のおかず」について聞いてみたところ、

1位 たまご焼き
2位 鶏の唐揚げ
3位 ブロッコリー

最も回答が多かったのは「たまご焼き」。お弁当のおかずといえば、たまご焼きは定番中の定番ですよね。その次に「鶏の唐揚げ」「ブロッコリー」と続きました。この3つがお弁当に入っていれば、満足すること間違いなしです。また、少数派ではありましたが「スクランブルエッグ」「ウインナー」「アンパンマンポテト」「ミニハンバーグ」「ミニトマト」「生姜焼き」といった回答も。冷凍食品をうまく活用している人も多いよう。フードライターの筆者は、前日までに作っておいた「煮たまご」をお弁当に入れることが多いです。簡単でおいしいので、まとめて作っておくと重宝しますよ。

Q.   お弁当作りの時短テクニックを教えて!

続いては「お弁当作りの際の時短テクニック」について教えてもらいました。

「ごはん以外は前日に作っておいて朝は詰めるだけ」(39歳・主婦)

「ごはん以外、全部冷凍食品にする」(40歳・経営者)

「フライパンは使わずに、オーブントースターだけ。焦げる心配がなくて洗い物も少ない」(34歳・主婦)

「からあげ以外は前日に用意しておく。からあげだけは前日から漬けておき、当日の朝に揚げる。からあげの肉は早く揚がるように小さめにしておく」(40歳・会社役員)

「たまご焼き以外は、前日の夕食のおかずを詰める」(36歳・会社員)

「ミートソースやグラタン、ドライカレーは大量に作って冷凍しておく。ミニハンバーグも大量に作って冷凍しています」(38歳・主婦)

「時間がある時は夜のうちに仕込みをする。入れるおかずはだいたい3品と決めている」(39歳・主婦)

「冷凍食品を活用している」(34歳・会社員)

"前日に作っておいたおかずを入れる"、"冷凍食品を活用する"、の2通りが多い結果となりました。前日に作っておいたおかずを入れると忙しい朝は詰めるだけなので時短に。筆者も前日の夕食のおかずを活用することが多いので共感です! 楽ですし、個人的にはコンビニで買うよりも栄養バランスのいいお弁当になる気がします。

最近の冷凍食品はクオリティが高いものばかりで侮れませんよね。冷凍食品だからカラダに悪い、おいしくないという考えはもう古い!

Q.  お弁当が傷まないようにするために工夫していること

続いては「お弁当が傷まないようにするために工夫していること」について。

しばらく蓋をあけておく

「しばらく蓋を開けて熱がこもらないようにする」(40歳・経営者)

できたての熱いうちに蓋をすると、熱がこもってしまいます。傷む原因になるだけでなく、お弁当のなかに結露ができてしまって見栄えが悪くなってしまうことも…。

できあがったら家をでる直前まで冷蔵庫で冷やす

「詰めたら冷蔵庫へ入れています」(31歳・会社員)

「前日におかずは作って冷蔵庫で保存。ごはんは朝詰めてから冷めるまで冷凍庫」(39歳・主婦)

常温で置いておくのではなく冷蔵庫に入れておくという人も多いようです。短時間で温度を下げることができてよさそう!

自然解凍で食べられる冷凍食品を入れる

「自然解凍で食べられる冷凍食品のからあげやコロッケを入れる」(34歳・主婦)

冷凍庫から取り出して、ポンと入れるだけでお昼には食べごろになっている冷凍食品って結構あります。保冷剤の代わりにもなってくれて優秀!

梅干しを入れる

「梅干しを入れる」(36歳・会社員)

梅干し自体が、傷みにくい食材ではありますが、"梅干しを入れるからお弁当全体が傷みにくくなる"ということについては諸説あるようです。

保冷剤を入れる

「保冷剤を入れる」(39歳・専門職)

「保冷剤を一緒に包んでいます」(39歳・主婦)

「保冷剤を入れて持たせるようにしている」(40歳・経営者)

1番多かったのは「保冷剤を入れる」という回答でした。季節問わず、冬でも保冷剤を使った方が安心。菌は温度が低いと繁殖しづらいですから、保冷剤を入れて保冷バッグに入れて持ち運ぶといいです。

Q.  お弁当作りでトライしたけど「やらなきゃよかった」失敗談を教えて!

最後に「お弁当作りの失敗談」についても聞いてみると、

「汁の多い肉もの(肉じゃがや生姜焼き)をいれたら、子どもが気にせず走ったりしたようで、食べる時にそのタレがかかって全部その味だったと言われてしまい、それからは水分は少なめにするよう気をつけるようになりました(笑)」(38歳・主婦)

「前日のカレーを詰めたが、ごはんとルーを一緒に入れたため、ぐちゃぐちゃになっていた! それからはルーとごはんをそれぞれラップに包み、分けて入れています」(31歳・会社員)

「切り干し大根やひじきなどの煮物のだし汁を入れすぎてしまったこと。他のおかずにも汁がついてしまった」(40歳・主婦)

「傷まないように保冷剤をしっかり入れたら、お米がカチカチに冷えてまずかった」(34歳・主婦)

1番多かったのは、料理の汁がお弁当を占領してしまった失敗。ごはんが、切り干し大根の汁まみれになってしまったらまずそうです…。また、傷まないように保冷剤を入れすぎてしまって、冷えすぎてしまったという失敗も。食べるときに電子レンジを使えない環境だと、せっかくのランチタイムがもったいないので要注意です。

お弁当作りは賢く、おいしく

いかがでしたか。女性たちは冷凍食品、保冷剤をうまく活用するなど、無理なくできることを工夫してお弁当を作っていることがわかりました。「お弁当作りって面倒…」と感じている人こそ、ぜひ今回の調査結果を参考にしてください。

<筆者情報>

市岡 彩香(いちおか あやか)
ananを中心に活動するフードライター。KALDI、シャトレーゼなどに詳しく、週7で自炊をするグルメ女子。また、これまでに取材した人数はタレントや経営者を含め500名以上。取材ライターとしても活動中。

(C)Nishihama/AdobeStcok