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正月太りにストップをかける!【管理栄養士監修】おすすめの「冬のダイエット食材」5つ

年末はイベントが続き、お正月も何かと食べる機会が増えて、気が付いたら体重が増えてしまっていたという人も多いのではないでしょうか。早めに対策をすればリセットすることも可能なはず。今回は管理栄養士の筆者が、お正月太りを解消するためにおすすめしたい食材や、具体的な食べ方をご紹介します。

年末年始の食事をリセットするポイント

体が温まるものを取り入れる

体が温まるものを取り入れる

寒い時期は体が温まるものを積極的に摂りたいものです。代謝がアップするとダイエットにも繋がるでしょう。鍋やスープなど温かい料理を取り入れ、食材もねぎや生姜など体温を上げてくれるものを摂りましょう。

たんぱく質を意識して摂る

たんぱく質は食べた後の体温が上がりやすいため、毎食取り入れられるとよいでしょう(※1)。また、たんぱく質は筋肉をつくるうえで重要な栄養素です。筋肉量が増えると基礎代謝量が増え、じっとしていても消費するエネルギーもアップしやすい傾向が(※2)。つまり適量のたんぱく質を摂取して筋肉量を維持・増加させることが、効率の良いダイエットに繋がるといえます。

食物繊維を摂る

野菜や海藻、きのこなどに多く含まれている食物繊維は腸内環境を整え、血糖値の上昇を抑えてくれる役割も期待できます(※3)。食物繊維を多く含む食品は食べごたえがあるものが多いため、ダイエット中に意識して摂ることで食べすぎ防止にもなるでしょう。特に食べすぎた翌日などは野菜・海藻・きのこ類を多く摂ってリセットすることを心がけてみてください。

ダイエットにおすすめな冬の食材

生姜

生姜に含まれているショウガオールという成分は体を温めてくれる作用が期待できます。冬場は鍋やスープ、味噌汁などに使うほか、生姜湯などを取り入れて代謝アップを目指すと、ダイエットにもプラスに働いてくれるでしょう。

汁物以外にも、生姜焼きや薬味としても幅広く活用できます。できれば生の生姜を購入することがおすすめですが、生姜チューブも便利に使えます。

タラ

タラは漢字で書くと「鱈」ですが、その名前のとおり冬に旬を迎える魚です。魚のなかでも脂質とエネルギーが少なく淡白な味なので、ダイエット中のたんぱく質源としておすすめの食材です。

ムニエルやソテーなどにも使えますが、ダイエット中はなるべく油が控えめになるように鍋の具材として使ったり、野菜と一緒に蒸したりすると良いでしょう。

白菜

白菜

白菜は一年中スーパーで購入できますが、特においしい旬の時期は秋から冬頃。ビタミンやミネラル、食物繊維を含むうえ、食べごたえがあるのに低カロリーです。さまざまなメニューになじむ万能食材なので、ダイエット中には積極的に取り入れられると良いでしょう。鍋やスープ、炒め物などのかさまし食材としても便利です。

ごぼう

お正月には「たたきごぼう」に使われたり、きんぴらごぼうや煮物に使ったりと幅広い料理に使われる野菜です。食べごたえのある食感からもわかるとおり、ごぼうには食物繊維が豊富に含まれているため、便秘解消や腸内環境の改善が期待できるでしょう。

最近では泥が落とされているタイプも売られていますが、できるだけ泥付きのものを購入してみてください。泥はごぼう独特の風味や鮮度を保つ役割があると考えられます。また調理するときには皮をむき過ぎないほうが、ごぼうの風味を楽しめますよ。

みかん

みかん

冬の果物といえばみかんを思い浮かべる人も多いでしょう。甘いみかんはダイエットに不向きと思われるかもしれませんが、食べすぎなければダイエット中におすすめの食材です。

みかんなどにはビタミンや食物繊維が豊富に含まれているため、ケーキやクッキーなどのお菓子類に比べて栄養価が高い食品です。そのため、日ごろ間食する習慣があるという人はお菓子の代わりにみかんを食べるようにしてみましょう。

また、1日あたりの量を決めておけば食べすぎを防ぎやすい果物といえます。Mサイズのみかんなら1日2個程度を目安に食べましょう。

お正月太りは早めにリセットを

年末年始は楽しい時間を過ごすイベントも多く、つい食べすぎてしまいますよね。イベントの日はぜひ好きなものを食べて楽しみましょう。食べたものはすぐに体脂肪に変わるわけではなく、早めにリセットをすればお正月太りは予防可能です。ぜひ今回お伝えした食事のポイントを参考にしてみてください。