寝る前たった3分でできる! 気温の変化による【自律神経の乱れ】を整える「簡単習慣」
夏はちょっとした疲れが抜けない、寝つきが悪い、食欲がないといった悩みを抱えやすい時期です。それは自律神経の乱れが原因かもしれません。そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が、毎日できて簡単に「自律神経の乱れを整える簡単習慣」をご紹介します。
夏は自律神経が乱れやすい?
夏は疲れやすく、食欲が減ることもありませんか? そんな悩みの数々は自律神経の乱れが原因となっているかもしれません。
自律神経は、内臓器官や血管の働き、呼吸法、全身の体温調節や胃腸の働きをコントロールしている大切な神経。外気と室内の温度差が激しかったり、猛暑日が続いたりするこの季節は、特に自律神経が乱れやすいと言われています。
自律神経を整えるためにやっておくべきこと
自律神経を整えるには、腸の働きや呼吸を整えることが大切だと言われていて、呼吸は自らでコントロールもしやすいでしょう。ちなみに、呼吸が浅いと体内に新鮮な酸素が十分に行き渡らず、体がこったり、疲れやすくなったりといった悩みにつながる可能性も。
そのため、普段から深い呼吸を意識することが大切ですが、体の硬さや背中、腰回りなどのコリが原因となって浅い呼吸となってしまうことも考えられます。深い呼吸を可能にするためにも、適度なストレッチを生活に取り入れることが必要です。
寝る前たった3分でできる!【自律神経の乱れ】を整える「ふくらはぎほぐし」
今回は、寝る前にベッドでできるふくらはぎほぐしを紹介します。第二の心臓とも言われるふくらはぎは、動かすことで下半身におりた血液を心臓に戻す役割があります。
ふくらはぎの動きをよくするためには、足の裏や足首周りも同時にほぐしていくことが大切です。無理のない範囲で挑戦してみてくださいね。
1.仰向けの姿勢で寝る
2.両膝を曲げる
3.右膝の上に左の足首をのせ、右脚の力を抜く
4.右膝を軸に、左の足首からふくらはぎとの境目を前後に動かしながらほぐす
5.4の動きを30秒~1分ほど行う
ふくらはぎの広範囲をほぐすために、少しずつ位置を変えながら動かしてください。
6.ふくらはぎの真ん中あたりから、ひざ裏までにかけて右膝でしごくようにほぐす
7.ふくらはぎの内側、外側、真ん中部分ど部位をわけて30秒~1分程度続ける
8.反対側も同様に行う
ストレッチが終わったら…
痛みがあるところや張っているところ、コリがあると思うところは丁寧に行ってください。
また、このストレッチを終えたら、リラックスして体の変化に意識をむけてみましょう。ほぐれたふくらはぎに温かさを感じたり、血が流れているようなスッとした感覚、足先までポカポカした感覚があるかもしれません。その感覚を心地よく感じられるようになると、自然と体の緊張が緩み呼吸が深くなっていくはずです。
心地よくなったら、そのままベッドで眠ってしまって構いません。質のいい睡眠も自律神経を整えるのには大切なこと。ぜひ毎晩の日課にしてみてくださいね。
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