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梅雨でもダニを寄せ付けない…! 今からでも間に合う梅雨時期の「ダニ対策」3選

蒸し暑い季節に気になるのが、布団やソファに潜むダニ。ダニは気温25~30度、湿度60%の環境で繁殖しやすくなると言われています(※1)。そのため梅雨時期はダニが急激に増えやすく、ダニのフンや死骸が原因でアレルギー症状を引き起こす恐れも(※2)。そこで今回は、梅雨時期にチェックしておきたい、布団やソファのダニ対策で大切なポイントをご紹介します。

1.こまめに掃除して、ダニのエサを取り除く

掃除機

ダニが生息するには、気温と湿度だけではなく、人のフケや垢、食べかすなど“ダニのエサ”があることも条件としてあげられます(※2)。よって、寝ている間にたくさんの汗や皮脂を吸収している布団シーツや敷きパッドは、週に1回は洗うことをおすすめします。

布団を敷きっぱなしにして湿気を溜めないよう、晴れた日には天日干し、もしくは布団乾燥機を利用して乾燥させましょう。ダニを死滅させたいなら、布団乾燥機のダニ退治モードを利用して高温の熱風を送ってみてください。乾燥させた後は、布団に掃除機をかけてダニの死骸をしっかりと取り除きます。

布団専用クリーナーがない場合は、掃除機を付属の布団用ノズルに変更したり、ヘッドを短くしてハンディクリーナーにしたりして代用しましょう。

また、ソファカバーやぬいぐるみなど頻繁に洗えないものについては、粘着カーペットクリーナーや掃除機を使い、ほこりや汚れをこまめに取り除いておきます。

生きたダニを掃除機で完全に吸い取ることは難しいかもしれませんが、ダニのエサをこまめに取り除き、ダニが繁殖しにくくなる環境にすることがとても重要です。

2.ダニ駆除アイテムを利用する

ダニ捕りロボ

掃除機だけでは、布団やソファの内側にいるダニを十分に取り除くのは難しいこともあります。そこで、ベッドの内側や、ソファの背もたれおよび座面には、市販のダニ取りシートを設置するのがおすすめです。

筆者宅では、『日革研究所』の「ダニ捕りロボ(交換タイプ)」を愛用。掃除機で駆除できない生きたダニを、シートに含まれる誘引剤で捕獲してくれます。3か月ごとにシートを取り替えるだけなので、手間がかからず、管理もとってもラクですよ。

3.ダニが増えづらいアイテムを選ぶ

マットレス

アレルギー体質の家族がいる筆者宅では、ハウスダストやダニが増えづらいアイテム選びをしています。

マットレスとシーツ

シーツ

マットレスは『アイリスオーヤマ』の「エアリーマットレス®(※3)」を使用。中身が密度の高いチューブ状の繊維でできているため湿気が溜まりづらく、通気性もよく、カビやダニが繁殖しにくい特長があります。

シーツは『スリーププラス』の「アレルガード」を使用。細かい縫製と高密度な生地でダニや花粉の侵入を防ぎます。肌触りがサラサラしてホコリが付きにくく、マットレスを上げ下げしてもホコリがほとんど出ないので、一年中愛用しています。

ソファ

梅雨でもダニを寄せ付けない…! 今からでも間に合う梅雨時期の「ダニ対策」3選

ソファは『ベルメゾン』の「空間を広く使おう。カバーリングダイニングソファー」を愛用。

ふかふかすぎるとハウスダストが気になり、大きすぎるとリビングが狭くなってしまうため、座面が少し硬めで、コンパクトなソファをあえて選びました。背もたれと座面の間に隙間があるのでホコリがたまらない点がポイント。座面のカバーは丸ごと洗濯機で洗えるので、いつでも清潔に過ごせるところが気に入っています。

小さいお子さんやアレルギー体質の家族がいる場合は、上記でご紹介したようなダニを駆除できたり、繁殖を防いだりできるアイテムを取り入れてみるのもおすすめです。

洗濯機で簡単に洗えるシーツやカバー類を選び、こまめな掃除も負担なく継続できるようになれば、ダニのエサになる汚れやホコリを溜めることなく、気分良く清潔に過ごせます。高温多湿な梅雨時期はダニが大繁殖してしまうため、布団やソファの掃除の仕方、アイテム選びはぜひ参考にしてみてくださいね。

【参考】
※1 千代田区ホームページ - 住まいの衛生(ダニ対策)
※2 室内環境対策|対応・対策|東京都アレルギー情報navi.
※3 「エアリーマットレス®」は、アイリスオーヤマ株式会社の登録商標です。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani