やめたら化粧ノリが完璧です！ついやりがちな「朝のNGスキンケア」

肌のために朝のスキンケアは欠かせないもの。とはいえ間違った方法でのスキンケアは、かえって肌にダメージを与えてしまう可能性があります。そこで今回は、化粧品検定1級を保持する美容ライターが「朝のNGスキンケア」について解説。正しいスキンケアのためのおすすめアイテムもあわせてご紹介します。

NG1.　ゴシゴシと顔を洗う

“摩擦”は肌の大敵。摩擦によって表皮のバリア機能が低下し、乾燥や紫外線のダメージを受けやすくなってしまいます。摩擦はスキンケアやメイク時に起こりやすいものですが、特に気にしたいのが朝の洗顔。面倒だからと泡立てが不十分なまま洗顔してしまい、肌を傷つけている人が多いんです。

朝ゆっくり時間が取れない、どうしても朝洗顔が面倒だというかたは、泡だて不要の洗顔を使うのがおすすめ。筆者も朝はほとんど泡だて不要アイテムを使っており、時短かつ肌を労わりながらケアをしています。

メイクノリがあまりよくない、メイクがすぐに崩れてしまうと感じているかたは、朝のスキンケアを見直してみるといいかも。スキンケアアイテムの中には、油分が多すぎてメイクがノリにくいものもあります。

朝のスキンケア後すぐにメイクをする場合は、保湿力があって軽い使いごこちのものを使うのがおすすめ。スキンケア後はハンドプレスしながらしっかりと肌になじませてください。

それでもメイク前にもたつきを感じる場合は、ティッシュやパフで油分をオフしてからメイクするのがおすすめです。

美容成分の中には、朝のスキンケアに適していないものも存在します。有名なものでいうと、「レチノール」は朝が苦手な成分。紫外線で劣化しやすいものが多いため、基本的には夜のみ使うのがおすすめです。朝も使いたい場合は、しっかりと紫外線対策をしてください。

とはいえ、成分の研究が進むことで朝使ってOKなレチノールも出てきているため、各商品の使用方法をしっかりチェックすることが大切。夜のみの使用を推奨等の文言があれば、朝の使用は避けましょう。

スキンケアを終えたあと、日焼け止めを塗っていますか？　秋冬は大丈夫、家にいるから関係ないと日焼け止めを怠っていては、徐々に肌の老化を実感することになるかもしれません。

紫外線は、季節問わず1年中降り注いでいます。また、窓やカーテンも通り抜けるため、家にいても安心はできません。朝のスキンケアは、最後に日焼け止めを塗るまでをルーティンにしておくと安心です。

朝のNGスキンケアについて、4つのポイントを解説いたしました。

朝のスキンケアは、メイクの仕上がりにも直結する大事なポイント。肌を育みつつ、メイクした肌でも快適に過ごせるようなスキンケアを楽しんでくださいね。

比嘉桃子
1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。