コットンって本当に必要? エステティシャンが解説する「スキンケアの基本」とは
化粧水をつける際に「コットンを使った方が良い」と聞いたことがある人も多いと思います。しかし、「コットンを使ってつけるのと手でつけるのとではどう違うの?」「コットンを使うメリットは?」「安くて大容量のコットンでも良いの?」と疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。 今回は、エステティシャンの筆者がスキンケア時のコットンの使い方やポイントを解説いたします。
Q.化粧水をつけるときは、コットンを使った方が良い? 手でつけるのとどう違うの?
A.できればコットンを使う方がおすすめ
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コットンを使った方が良い一つ目の理由は、化粧水をしっかりと顔の肌まで届けるため。化粧水を手のひらに取ると、手のひらにも吸収されてしまい、たっぷり顔につけているつもりでも顔に浸透する量が少なくなってしまうことがあります。
また、指の間にこぼれ落ちてしまうこともあるので、コットンを使うのがおすすめですよ。
二つ目の理由は、鼻まわりや目元・口元などの細かな部分にも化粧水を行き渡らせやすくするため。化粧水を手でつける場合、先に両頬やおでこなどの広い部分、後半に鼻まわりや目元・口元などの細かな部分になじませている人が多いと思います。なかには広い部分だけしか塗っていない人もいるでしょう。
その結果、細かな部分がうるおい不足となり、乾燥による毛穴の開きやシワ、過剰な皮脂分泌によるテカリ・皮脂づまり・黒ずみなどの悩みを招くことも。
こういった悩みが解消されにくいと感じている人ほど、細かな部分にきちんと化粧水が行き渡っていないことがあるため、気をつけてみてください。
コットンを使った化粧水のつけ方
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1.洗顔後、コットンにたっぷり化粧水を含ませます。
2.肌を擦らないように、優しく顔全体に化粧水を広げます。この段階で、コットンの表面で古い角質によるくすみやゴワつきを整えることができるので、ふきとり化粧水や導入化粧水のような役割となります。
3.コットンで優しく押さえるように、肌の奥にうるおいを浸透させます。
ただし、肌が荒れていたり、ピリピリ感を感じるなど敏感なときは、コットンの繊維が刺激に感じることもあります。そのときは無理にコットンを使用するのはやめましょう。
Q.安くて大容量のコットンでも良い? どんな種類のコットンがおすすめ?
A.安くて大容量のものでもOK! ふちが閉じていないものがおすすめ
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コットンにもレーヨン、天然コットン、オーガニックコットン、さけるタイプやさけないタイプなど素材や形状により様々なものがありますが、エステティシャン的には、天然コットンやオーガニックコットンを使用した、ふちが閉じていないさけるタイプのものがふんわりとして肌あたりが良いのでおすすめです。ドラッグストア、無印良品、100円ショップなどでも購入することができます。
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ふちが閉じているさけないタイプのコットンは、中はふわっとしていますが表面がかためなので、どちらかというと混合肌や脂性肌でゴワつきやザラつきを整えたい人や、ふきとり化粧水を活用するときに向いているでしょう。
今までコットンの必要性がわからなかった、という人もいるはず。化粧水の浸透がいまいちだと感じていた人や、肌のコンディションを整えたいと感じている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
筆者情報
寒川あゆみ
大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。
Instagram @laulea.beauty