アンダーヘアを処理するときは気をつけて! やってはいけない「VIOケア」4選
今の時期、パンツやショーツ内のムレ予防や、水着を着た時の身だしなみのために“VIOケア”を意識する人が多いのではないでしょうか。しかし脱毛サロンは値段が高かったり、通うのが面倒くさかったりと、自宅でセルフケアをしている人も一定数いるはず。今回はエステティシャンである筆者が、やってはいけないVIOケアについてご紹介します。
VIOをケアするメリット
VIOの「V」とは、下着や水着を履いた時にV字に見えるビキニラインのこと。「I」は股関節の内側や陰部周辺、「O」は肛門周りを表します。
デリケートゾーンは他の部分に比べて粘膜に近く、汗や外的刺激、ショーツなどの摩擦から守るために毛が生えているとされます。ショーツや衣類に長時間覆われていることで汗や汚れが溜まりやすく、汗ムレによるにおい、月経時のベタつき、ゴワつき、かゆみなどの不快感を感じやすいことも。
VIOをケアすることで
・毛量が減り通気性が良くなることで蒸れにくくなる
・月経時のベタつき、不快感が軽減する
・毛の絡まり、ゴワつき、かゆみなどの違和感がなくなる
・パートナーとのスキンシップ時の不安や悩みが軽減する
・クリニックなどでの診察時の恥ずかしさが軽減する
といったメリットがあり、デリケートゾーンの毛を処理する人が近年増えていると考えられます。
VIOのセルフケアでやってはいけない4つのこと
それでは、自分でデリケートゾーンの毛を処理するときにやってはいけないことを紹介します。
ケアの前にデリケートゾーンを清潔にしない
VIOがあるデリケートゾーンは肌が敏感で汚れも溜まりやすい場所です。ケアの前は必ず“デリケートゾーン用のソープ”を使用して汚れを落とし、清潔な状態にしましょう。
体用のボディソープで洗うと、洗浄力が強すぎることもあり、乾燥を招きやすいので注意。加えてショーツの摩擦により色素沈着や黒ずみの原因になる可能性があるので、低刺激の専用ソープを使用するのがおすすめです。
ケアに使うアイテムが不衛生
セルフケアの際にカミソリ、シェーバー、ハサミなどを使うことがありますが、デリケートな部分であり、肌に触れやすいものなので“清潔なアイテム”を使用しましょう。
カミソリは新しいものを使用し、繰り返し使わないようにしてください。電動シェーバーやハサミは洗ったり、アルコール消毒液で汚れを拭き取って使いましょう。
肌を傷つけない
セルフケアの際に深剃りしてしまうと、肌を傷つけてしまい、炎症などの肌トラブルになりかねません。他にも乾燥、色素沈着、黒ずみの原因になることも。
カミソリを使用する場合は肌を傷つけないように“シェービング用クリーム”を塗り、毛の流れに沿ってカミソリをゆっくり動かすようにしてください。
電気シェーバーの場合もシェービング用のクリームを塗ったり、肌に触れないように毛をカットしたりと、アイテムによって適切な使い方をチェックしましょう。
ケア後に保湿をしない
セルフケア後は毛がなくなりすっきりしますが、他の場所に比べて敏感な肌をそのまま放置してはいけません。
ショーツを着用する前に化粧水やオイルセラムをなじませて、乾燥させないように“保湿ケア”をおこないましょう。乾燥によるかゆみ、色素沈着、黒ずみ予防にも効果的とされています。
セルフケアは好きなタイミングで処理でき、高いコストもかからないなどのメリットがあります。しかしデリケートな場所だからこそ、扱い方やケアの仕方が重要。自宅でケアする際はぜひ参考にしてみてください。
©Sam Edwards,Iurii Maksymiv,Sergey Mironov/gettyimages