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使い終えてもすぐ捨てないで! 女性約100人調査「消耗品の簡単活用術」

最近、地球に優しい生活への注目がよりいっそう高まり、ものを捨てる時に「もったいない」と感じる人も多いのではないでしょうか。美容や健康に関心が高い女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、捨てる前に活用している消耗品や使い捨てアイテムについてリサーチしました!

タオルは再利用の定番

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※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

みなさんに「ゴミ箱へ捨てる前に、有効活用しているアイテムとその使い方」を聞いたところ、さまざまな回答が集まりました。まずは、すぐに捨てがちな消耗品の中でも、もうひと活躍できる定番アイテムと言えば、どの家にも必ずあるタオル! 多くの人が捨てずに活用していました。

「タオルを雑巾に」(38歳・会社員)

「フェイスタオルを捨てる前に雑巾にしている」(28歳・会社員)

子どもの頃、タオルの雑巾づくりを習ったことはありませんか? 私の母校では、家庭科の授業で教えてくれたので、タオルの活用術は教育現場でもしっかり仕込んでくれていました。ただ、1つずつ雑巾を縫うのは大変なので、今はタオルを折りたたんでそのまま使っています。実家でも、基本的に使い古したタオルが雑巾のベースになっていたので、私はこれまで雑巾を購入した記憶がありません。

ちなみに、昔習ったタオルの雑巾づくりでは、市販の雑巾のように中央にバツ印の縫い目をつくったのですが、バツ印の理由は、使用している時に布が寄れたりズレたりするのを防ぐためだそうです。ただの模様だと思っていたのですが、ちゃんと意味があったんですね。

ストッキングは細かいスペースに

続いて、女性のみなさんならではのアイテム「ストッキング」を活用しているという声も多くありました。数回着用しただけで伝線してしまうこともあるストッキングは、まさに消耗品。捨てずに再利用したいアイテムですね。

「ストッキングで細かいところを拭き取るように使っています」(25歳・会社員)

ストッキングやタイツは静電気が起きやすいので、埃を取るのに便利ですよね。私はテレビや周辺のケーブルに溜まった埃を拭き取るのによくストッキングを使っています。
埃掃除のほかにも、使用シーンがあるのがストッキングのメリットです。

「ストッキングは水回り掃除によい」(29歳・主婦)

ストッキングは柔らかい繊維なので、キッチンのシンクや洗面台の鏡など、タオルでゴシゴシ擦るはにはちょっと気が引ける場所を磨くのにいいですよね。そのほかにもいろいろな活用法があって、個人的には、ストッキングはタオルに負けず劣らずの万能アイテムだと思っています。

例えば、夏用ストッキングのように少し目が粗いものは、排水溝のゴミ受けに活用できます。ただ、私の経験上、すべてのストッキングが適しているわけではなく、生地がしっかりしたストッキングは水はけが悪くゴミ受けには向かないのでご注意ください。

美容アイテムも賢く利用

続いても、掃除に適したアイテムについてコメントが集まりました。

「ウエットティッシュは捨てる前にホコリが気になるところを拭いてから捨てている」(35歳・会社員)

「化粧水や乳液で顔につけたコットンで、窓のサッシを拭く」(39歳・専門職)

水分を含んだウェットティッシュは、油汚れを拭き取るのにも便利なので、シートを隅々まで使い切ってから捨てたくなりますよね。

そして、パックに使ったコットンを捨てがたい気持ち、とても共感できます。汚れているわけでもないし、せっかく濡れているので、汚れ拭きに使うのは素敵なアイデアですね。私はシートマスクを顔に貼った後は、残った美容液がもったいないので、シートマスクで全身を保湿してから捨てるようにしています。

お気に入りの古着もアレンジ

捨てるには惜しいけど活用方法もなかなか見つからない、個人的にはもっとも悩ましいアイテムが「洋服」です。意外にもみなさん上手に再利用していました! みなさんのをアイデアを見てみましょう。

「着なくなった衣類は掃除に使ってから捨てる」(34歳・会社員)

「洋服を捨てる時には、かわいいボタン、ファー、装飾などを外してとっておいて、ほかの服に付けたりしている」(33歳・主婦)

活用できそうな部分だけとっておくというのは、とてもいいアイデアだと思いました。私は、以前着なくなった洋服の寄付をしたこともあったのですが、ニーズに合っていない古着の寄付が社会問題になっているというニュースを聞き、正直どうしたらいいか迷っていたところでした。使えるパーツは残して、不要なものは掃除道具にするというのは、今すぐ実践できそうです。

茶葉やコーヒー豆も飲むだけじゃない

これまで、いろいろな活用術を見てきましたが、なんと食品の活用アイデアもありました。

「フライパンの油を洗う前にお茶を出した後のティーバッグでこする」(33歳・会社員)

ティーバッグをスポンジ代わりに使うのはいいですね。私も油汚れがひどいフライパンを普通のスポンジで洗うのはちょっと嫌だなと日頃から思っていたので、今後はティーバッグは捨てずにとっておこうと思います。さらに、お茶には抗菌、殺菌作用もあるようなので、安心感がありますね。

お茶だけでなく、抽出後のコーヒー豆も、捨てずに使える方法があります。実は、コーヒー豆には消臭効果があるそうなんです。私は、朝コーヒーを淹れたら、使い終わったコーヒー豆のカスをしばらくキッチンに置いたり、冷蔵庫に入れたりして、消臭剤として使うようにしています。

消耗品もリユースしてエコライフを

消耗品の活用術リサーチ、いかがでしたか。これまでは捨ててしまっていたものの中にも、まだ活用できるものがあったのではないでしょうか。身の回りの不用品を活用して、お財布にも環境にも優しい暮らしができたら素敵ですね。ぜひみなさんのアイデアを参考にしてみてください。

(C)Suchada Tansirimas/Getty Images