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服を手放す判断基準はたった1つ! スタイリスト直伝「クローゼットの片づけ方」

いよいよ迫りくる年末。早いうちから取りかかっておきたいのが手持ち服の整理整頓ですよね。クローゼットがパンパンになっている方は、まず服を捨てることからはじめましょう。そこで今回は、後悔の少ない手持ち服の手放し方についてご紹介します。

迷ったら「その服、今の私に似合ってる?」と問いかける

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洋服は単なるモノではなく、“今の自分”を象徴する「アイコニック的な存在」と捉えることが大切です。皆さんも、前まで好きだった服が今はあまり好きになれないというような経験をしたことはないでしょうか? 筆者は以前までワイドパンツが好きでしたが、最近はミニ丈のスカートを好んで履くようになったため今年はワイドパンツをすべて捨てました。

このように自分の価値観の変化に合わせて、欲しい服も必然的に変化していくので、クローゼットには基本的に「今の私が一番好きな服」だけを残しておくと良いです。この時「また着るかもしれない」という考えが脳裏に浮かびますが、情けをかけずに捨て去ってください。

そう、服の整理でもっとも不必要なのが、もったいない精神。他にも「あまり着ていない服」「昔気に入っていた服」「高かった服」などです。どんなに情がうつっていても今の私に似合わなければ、それは捨てるべきお腐れ服。選別に迷った時は「この服は、今の私に似合ってる?」と、自分に問いかけて。

一軍の服を7割、二軍の服を3割に

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クローゼットは限りあるスペースなので、できるだけ今の自分にとって必要な服だけを揃えておくのが理想的です。その上で大事にしておきたいのは、着ていて背筋が伸びるような服。上述したように、今の自分が身につけていて気分が上がる服を全体の7割にしておくと良いでしょう。

そのいっぽうでベーシックな服も必要です。というのもクローゼットの中身をすべて気分の上がる服だけで揃えてしまうと実際に服の組み合わせに困ってしまうケースもよく見られます。なので、どんなに個性的なデザインでもなじむベーシックな服(デニム、白シャツ、クルーネックニット、黒スカートなど)というのは最低でもクローゼットの中に3割ほど置いておくと良いですね。この定番服においても決してなんでも良いわけではありません。ご自身のお気に入りの服に合わせられる定番服に切り替えることがポイントです。

一軍服に個性的なトップスが多いのなら、揃えるべきベーシック服は着回しのきくボトムス。重ね着が必要なアイテムが多いなら、無地のインナーを揃えるといったように、ベーシック服はベーシック服で必要なものとそうでないものを選別しましょう。

服の整理は“理想の自分”を実現させる

服の整理整頓が苦手な方の多くは、「服の整理は面倒なもの」といったネガティブ思考が働きやすいです。確かに手間と時間がかかるので面倒なことに変わりはないのですが、この考えが働くと服の整理が楽しいと思えなくなります。

そこで、服の整理は「自分の理想像に近づくためのもの」と考えみてはいかがでしょうか。自分が好きになれる服だけでクローゼットを満たす。すると、クローゼットを開けるたびに自分に自信が持てるような気分になります。このような心構えで向き合うと、面倒な家事もきっと楽しいものになるはず。ぜひ試してみてくださいね。