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いまさら聞けない! やってはいけない「洗顔後のNGスキンケア」

今回ご紹介するのは、やってはいけない洗顔後のスキンケアについて。スキンケアは毎日のこと。間違った方法で行っていると、せっかくの努力がもったいないことに。ぜひ正しい知識にアップデートして、効率的にスキンケアを行なっていきましょう。

水分をしっかり取るために「タオルでゴシゴシ」はNG

洗顔後 スキンケア NG やってはいけない

クレンジングや洗顔をした後、水分が残ったままだと気持ち悪いからとタオルでごしごし顔を拭いていませんか? これ、肌にとって良くない行為なんです。

肌は摩擦に弱いため、ごしごし擦るのはNG。タオルで水分を取る場合は、やさしく顔に当てるようにしましょう。

最近はタオルではなく、ティッシュやキッチンペーパーなどで顔を拭くかたも増えてきました。その場合も摩擦が起きやすいため、擦らずやさしく拭き取ることを心がけてくださいね。

化粧水はなじむのを待ってはだめ!

化粧水をつけた後、肌になじむのを待ってから乳液やクリームに進む方がいますが、実は化粧水がなじむのを待つ必要はありません。化粧水をつけたあとはすぐに次のステップに移ってOKです。

時間が経つと肌から水分が揮発し、せっかく肌に塗った化粧水の効果が薄れてしまいます。すぐに上から油分を重ねることが大切なんです。肌が濡れたまま次のステップに進むことに抵抗があるかもしれませんが、それはまだ水分が留まっている証。ぜひその状態のうちにふたをしてあげてください。

ちなみに、化粧水はお風呂上がりすぐに塗るよう心がけましょう。お風呂上がりは肌の温度が高いこともあり、肌はとても乾燥した状態にあります。タオルドライしている間にも水分はどんどんなくなっているので、スピーディにスキンケアを進めてください。

乳液やクリームは省略NG

脂性肌の方に多いのが、乳液やクリームは使っていませんという意見。たしかに脂っぽい製品を塗ると余計油分が出てしまうような気がするかもしれませんが、乳液やクリームは重要な役割を果たすものであるため、省略しないことをおすすめします。

化粧水だけでスキンケアを終わらせてしまうと、肌からどんどん水分が揮発してしまい、乾燥状態に。それを防いでくれるのが乳液・クリームです。油分が薄い膜を張ってくれるため、浸透した水分が揮発するのを防止してくれます。

乳液とクリームの違いは、油分の種類がほとんど。乳液には流動性の油分が多く使われているため、皮膚になじみやすいとされています。一方クリームは固形成分の油分が多く、うるおいを保ってくれるアイテムです。乾燥しやすい季節は、乳液に加えてクリームを重ねるとより乾燥を防ぐことができます。

コットンパックするなら化粧水の量を惜しまない

肌の調子を整えるため、化粧水とコットンを使って「コットンパック」をする方もいることでしょう。コットンパックは化粧水を肌にしっかりと浸透させるために有効な方法です。しかし、化粧水の量が少ないと逆効果になってしまうことも…。

水は、水分が少ない方に移動するという習性を持っています。コットンが十分に湿っていないと、肌の水分をコットンが吸い取ってしまう可能性があるんです。

そのため、コットンパックをする際はしっかりとコットンを湿らせておくこと。コットンパック用にプチプラで購入できる化粧水を常備しておくのもおすすめです。

スキンケアの知識をアップデート!

洗顔後 スキンケア NG やってはいけない

いかがでしたか? 時間をかけなくても、正しいスキンケア方法を意識するだけで肌トラブルを避けられることもあります。間違ったスキンケアに心当たりがある方は、ぜひ今日からスキンケアの方法を見直してみてくださいね。

参考文献:小西さやか,『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト コスメの教科書』『日本化粧品検定 1級対策テキスト コスメの教科書』,主婦の友社,2016年

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