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2位バファリン、3位カロナール… 女性約100人に聞く「準備しておきたい常備薬」

美容に関心の高い女性が集まるanan Beauty+clubのメンバー約100人に「常備薬」についてアンケート。頭痛薬、咳止め、酔い止めなど市販の薬はさまざまありますが、実際に困ったときに頼りになる常備薬は何かを具体的に聞きました。「持っててよかった!」となる常備薬の新調の参考にしてくださいね。

常備している「鎮痛剤」を教えてください。

常備薬 薬 体調 生理 風邪 胃腸 漢方

回答が多かった鎮痛剤TOP3

1位「ロキソニン」
2位「バファリン」
3位「カロナール」

anan Beauty+メンバーに自宅にある常備薬の種類&選んだ理由をアンケート。

回答数が一番多かったのは「ロキソニン」、次に「バファリン」「カロナール」と続きました。
各常備薬を選んだ理由は以下の通り。

「ロキソニン」

「生理痛や頭痛、少し喉が痛いときのために常備している」(36歳・専門職)
「喉頭炎によくなるのですが、以前買っておいたものの残りがある」(35歳・会社員)
「頭痛、生理痛のために用意している」(29歳・会社員)
「病院で処方されたものが余っている」(31歳・会社員)
「処方薬のみだった時代から飲み慣れているから」(39歳・主婦)

「バファリン」

「生理痛など、さまざまな用途で使えるから」(26歳・会社員)
「肩こりからの頭痛用」(39歳・専門職)

「カロナール」

「妊活中でも安心だから」(34歳・主婦)
「痛み止めとしてカロナールを飲んでいます」(39歳・主婦)

その他に「ノーシンピュア」「イヴ」「ナロンエース」などの回答がありました。
生理痛など、痛みと身近な女性の体。仕事や家事など急に休めないとき常備薬は強い味方になってくれますね。

常備している「胃薬」を教えてください。

回答が多かった胃薬

「太田胃酸」
「大正漢方胃腸薬」
「御陀羅尼助丸(おんだらにすけがん)」

次に、常備している「胃薬」を調査。
回答が多かったのは「太田胃散」「大正漢方胃腸薬」。ほかに珍しい和漢胃腸薬の「御陀羅尼助丸」という回答がありました。
各常備薬を選んだ理由は以下の通り。

「太田胃酸」

「太田胃酸とガスター10は常備しています」(38歳・主婦)

「大正漢方胃腸薬」

「逆流性食道炎のときに頼りになるから常備しています」(39歳・主婦)

「御陀羅尼助丸」

「実家で食べすぎた時に飲んでいたから」(40歳・自営業)

御陀羅尼助丸は、オウバク(キハダ)を主成分とした、5種類の生薬からなる胃腸の調子を整える薬です。江戸時代から庶民の家庭薬として流通し、一部では「だれすけさん」という愛称で親しまれているそうですよ。

常備している「風邪薬」を教えてください。

回答が多かった風邪薬TOP3

1位「パブロン」
2位「プレコール」
3位「葛根湯(かっこんとう)」

次に常備している「風邪薬」を調査。
回答が多かったのは「パブロン」「プレコール」「葛根湯」という順でした。
各常備薬を選んだ理由は以下の通り。

「パブロン」

「夫が買ってきたのを勝手に飲んでます(笑)」(34歳・主婦)
「風邪をひいたときにあると安心なので」(35歳・会社員)
「実家で常備していた影響で、一人暮らしをしている現在も常備しています」(31歳・会社員)

「プレコール」

「薬局に置いてあってなんとなく」(40歳・主婦)

「葛根湯」

「なんだかんだで早めに葛根湯を飲むのが1番効く気がする」(40歳・経営者)

その他「子ども用にキッズバファリン。子どもの風邪はだいたい急なので持っておくと安心」(40歳・経営者)という回答もありました。

常備している「漢方薬」を教えてください。

回答が多かった漢方薬TOP2

1位「葛根湯」
2位「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」

次に常備している「漢方」を調査。
回答が多かったのは「葛根湯」「当帰芍薬散」の2つ。なかでもダントツで回答が多かったのは、風邪薬でも出てきた葛根湯です。
各常備薬を選んだ理由は以下の通り。

「葛根湯」

「薬は飲まないようにしているが、漢方は大丈夫かなと思っています。風邪の前兆があるときに飲みます」(32歳・会社員)
「風邪のひきはじめに飲んでいます」(39歳・主婦)
「葛根湯をドリンクタイプと粉タイプで常備しています。ひきはじめの風邪に万能に効く気がするから」(38歳・主婦)

「当帰芍薬散」

「むくみがひどい時があるので市販のものを飲んでいる」(40歳・経営者)
「婦人科で処方してもらってだるい時に飲む」(40歳・自営業)
「葛根湯をドリンクタイプと粉タイプで常備しています。ひきはじめの風邪に万能に効く気がするから」(38歳・主婦)

漢方のなかでも知名度がある「葛根湯」と「当帰芍薬散」。
どちらも血行を促す役割がありますが、葛根湯は風邪のひき始めの免疫力低下時の対策として飲んでいる人が多い様子。
また当帰芍薬散は、全身の血流を促進し、水分代謝を促すのでむくみ対策として飲んでいる人が多くいました。

その他に常備している薬があれば教えてください。

痛み止め、胃薬、風邪薬、漢方以外で常備している薬を調査しました。

新ビオフェルミン顆粒

「赤ちゃんから大人まで家族みんなで共有できるので」(34歳・主婦)

アネトン咳止め

「咳が出た時に眠れなくなるのか嫌なので」(39歳・主婦)

センノシド

「便秘がひどい時用に常備しています」(36歳・専門職)

ぺラック

「喉風邪をひくことが多いので常備しています」(40歳・自営業)

トラベルミン

「夫婦で酔いやすいので、酔い止めは必須です」(31歳・会社員)

さまざまな薬の種類が並んだ結果となりました。
また、薬ではないけれど常備しているものには以下も。

ユンケル

「少し調子が悪いかなという時や喉の痛みがある時早めに飲んでます。飲んで寝ればだいたいは次の日治ってます!」(31歳・会社員)

Q.持ち歩いたり、旅行に持っていくほど自分にとって必須な薬はなんですか?

普段は健康でも、旅行へ行った際に環境の変化による体調不良を経験したことありますよね…。
最後に、そんなときに活躍してくれる外出時に携帯している薬を調査しました。

鎮痛剤

「頭痛持ちだし、生理痛がある時にも必要」(39歳・主婦)
「ノーシンピュアを痛み止めとして。カロナールはやさしめと聞くので、他人に渡す用です」(31歳・会社員)

アネロン(酔い止め)

「旅行へ行くときは船と波に酔いたくないので、酔い止めとしてアネロンを持っていきます」(36歳・専門職)

痛み止めなどは、自分の緊急時の他友達が不調なときにサッと渡せるので「あってよかった!」と思った経験がある人も多いのではないでしょうか。

年末に向けて何かと忙しくなってくるこれからですが、ふいな不調も常備薬があれば安心です。
常備薬を飲みつつ、それでも不調が治まらないときは病院へ行きましょう。

<筆者情報>

玉絵ゆきの(たまえ・ゆきの)

anan等Webメディアの記事執筆&書籍制作を手掛ける美容ライター。タレント、美容家、医師等のインタビュー実績も多数。書籍実績はこれまで5冊。現在は目下6冊目校了に向けて日々健闘中。

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